La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

しずく処理

2024年03月28日 | 設備/外構/庭

【3/26, 27の作業】屋根(続き)、窓ドア枠左官(続き)、浄化槽

 

 屋根の上で何やら作業。

 パラペットの型枠。

海辺の家で、排水溝その他の周りの防水処理の甘さを経験していたので、どうにかなしでいけないかと考えていた。大雨やハリケーンのときなど、排水溝の数が少ないのか雨水溜まってってないかと思うほどだし、傾斜がおかしくて流れていかないところがあるし、パラペットそのものとの接続部が怪しかったりして、とにかくここの施工品質で屋根の上にプールのようなものを造るのは避けたかったのである。

ちょうどベテラン2人が作業していたので、施工品質云々には触れず、今の借家で天井の端から壁上部に雨漏れの跡がぐるりと付いているが絶対嫌だと訴え、別のやり方にしてもらうことになった。

 やめて型枠を外す。

 パラペットなし、モルタル2層目。

  軒の先っぽ。

こちらの写真はモルタル2層目がずいぶん前に終わっていた1階の屋根だが、2階の屋根も同じようにしてもらう。ゴテオといって、しずく処理みたいな意味でしょうか。これで、雨水が壁を伝うのを防ぐ。

 下から見た型枠。

ここでは樋はつけないので破風っていうんですかね?軒の先っぽの面、そこが2センチくらい下に伸びてて、軒天に雨水が伝わらない。これを2階の屋根(陸屋根)でもやってもらう。それでいいんです。屋根の上にプール造るな。

 

 いよいよ浄化槽掘り。

ここの浄化槽は、海辺と違って穴を掘ってブロックを積むのでなく、石で壁面を作るらしい。説明を受けたんだが、見たこともないのでちょっと想像と違ってるかもしれない。とにかく、いよいよ掘り始めた。基礎工事のときに、ここの地盤を見ているので、はっきりいってえらい大変そうだというのは分かる。でもこの辺りではこういうやり方だと言うので、そういうやり方で造ってもらう。

 ドリルも使う。

案の定、ラハ(固い岩盤層)にすぐ当たった。ドリルを使っても結構大変そうだが、見ていると中堅は若い衆よりはラクに崩していく。なんていうか石だから、筋というか結晶の向きみたいなのがあるのか。

 

  おまけ。

この作業チームの別の現場に連れてってもらった。向かいにマヤの家が建っている。そんなところで、メリダによくあるような四角い家を建てていた。ミニマリスタ様式というんだが、みんな大好き。もろ、メリダや海辺でよくあるタイプ。狭い土地で、裏庭にはプールも作るそうで、家自体は敷地幅いっぱいに建てている。

親方は、こういう「モダンな」家も建ててるよと自慢したかったようで、それは素晴らしいんだが、暑そう。いや、施主の好みで親方のせいじゃないんだが…。

世界中どこにでも、己の好みの見栄えを優先して、その土地に合わない家を建てる人はいる。はっきり言ってここは暑い。これを書いている今日も、40℃を超えている。来月末まで酷暑は続く。酷暑が終わっても暑い。軒もなく風も通らなかったら、今我々が住んでいる借家のようなサウナ地獄になる。そのくせ、シャワーは水だけだった(内陸なんで冬は結構気温が下がるが温水なし)。流行りのモダンな家だけど、そこんとこはいいのか?!


フェンス

2024年03月18日 | 設備/外構/庭

電気公社が「隣の家との間に仕切りがないのでダメ」と言って帰っていき、引き込みできなかった件(この記事の最後)の対応。親方が指示を出して他の現場へ行った後、若い衆だけで作業を始めた。

 ヒルベルトんちとの境界のあたり。

2本の引込み柱と手前に埋めた丸太を結ぶラインが境界で、「なんとなくこの辺」レベルのあやふやさ。ヒルベルトが手伝いに行く農園の機械がブルーシートに覆われて、ずっと前から放置されている。右端に見える赤い物もそう。邪魔と言っちゃ邪魔だが、敷地は広いし動かすにも重いし、そもそもまだ土地が完全にうちのものになってなくてマリアの所有地なのでお互い何も言わず、ずっと鎮座している。

 鉄筋格子を打ち付ける。

若い子は、鉄筋格子のロールの重さをちゃんとわかってない。あああ〜などとバランスを崩して、メキシコ人なんで陽気に騒ぎながらやってるもんだから、側から見ると遊んでいるように見えるw。若いの3人がああだのこうだの苦労しているのを見かねて、中堅が「こうしろ」と助けに来た。要は釘で打ちつける。

 ロールを伸ばす。

この写真に写ってるのがヒルベルトの家。そのへんから奥は、うちの犬が脱走しないように塀を作るが、基本的に両家の間には間には何も置かず、オープンアクセスにする予定。この鉄筋格子のフェンスは、電気が引けたら取っ払う。

 

  作業ゴミでまだぐちゃぐちゃ。

もともとあまり手を入れてなかったが、型枠を止めていた針金やコンクリやモルタルが落ちたり、足場にする木材の切れ端をそのへんに放ってあったり、だんだんぐちゃぐちゃになってきた。ひこばえや新しい芽も出てきた。

 岩や砕けたブロックなどを避けて、枯れ葉を燃やす。

  地面が露出するときれい。

これまでは、あっち側(東)の境界との間が「ジャングルだったのをテキトーに伐採したまま、どうなってるのか分からない」状態だった。あっちへ行きたければ家の東側から、こっちで作業したければ家の西側から…という感じで、真ん中辺りは足を踏み入れる気にならなかったのが、なんとか行き来できるようになった。どの部分も把握できてる一つの敷地として繋がった!

 

 卵を抱く、小鳩の親鳥。

 孵った。

その2日後には巣立っていた。他の鳥と比べると早い印象。

 おまけ。

磨いたらきれいになりそう。


ケアシスズメバト

2024年03月09日 | 設備/外構/庭

  ケアシスズメバトの卵。

さらっと書いたが鳥に詳しくないので、名前は今調べて分かったもの。中南米にいる鳥らしい。赤土みたいな色の小さい鳩。

屋根の上からいろいろ観察してて、卵を発見。ウアノ(マヤの家の屋根を葺く葉っぱの木。15メートルくらいになる。)の木の高ーいところに卵を産んでいた。葉が枯れると葉の付け根がV字型に残る。そのVの谷のところに巣を作っていた。

 親鳥が帰ってきた。

発見後3日続けて確認してるんだが、まだ孵ってない様子。

 

 枝を持って帰る作業員。

親方んちにはヤギがいるので、その餌にするのにウアナ(ウアじゃなくてウアという木)の枝を切っていいかと聞かれた。少しずつ切るというので、ちょっと切って1週間くらいたったらまたちょっと切るって感じを想像してたら、なんと3日続けて切って持ってった。

 ハゲチョロビンになった。

まぁ、日陰がなくなったが(休憩場所が炎天下で暑いのは彼ら)、枝はまたすぐ伸びるであろう。

 

 こないだ転がした巨岩。

飲み物の缶とかが安定しないので、穴を掘る親方。

 深さ1センチくらい。

親方は岩に細工をするのが趣味で、家にもいっぱい飾ってある。が、気まぐれでうちの岩もちょっとだけいじっただけなんで、これでは安定しない。ひょうたんで作るマヤのお椀だと、いい感じに座るかもしれない。どのみち1個だけじゃ変なので、家の完成後には時間を見つけて整えるつもり。

 

  ゴミ、再び。

隣のゴミ一家との間にブロック塀ができて精神的にはラクになったが、そのブロック塀を作るときに掘り出した土に、岩だけじゃなくてゴミも混じっている。うち側の土の中に埋まっていたゴミはずっと前に拾ってあるが、以前の石塀の下にゴミが絡まっていた。塀を壊して地面を掘ればゴミがわんさか出てくると知ってはいたが、さすがに作業員に穴を掘るときゴミは避けといてくれ(隣に投げ返してもいい)とは頼みづらく、まぁいいかと黙っていた。そこのゴミ拾いに着手。新しい塀から1メートルくらい離れたところにラインをなして、掘った土と、その上に元々の石塀の岩が転がっている。表面のゴミ拾いをしたくらいじゃスッキリはしない。親方がもう少し後に大きい岩を移動させてくれると言うので、そしたら、その下の土に埋まってるゴミも除去できる。まとめてやってもいいんだが、すごい量なので少し掘れば取れるゴミから少しずつ。

 拡大して見てほしい。

大きいゴミを除去した後にも、こうして小さい欠片が目につく。真ん中の薄青い三角形のかけらで1センチ弱だが、どんなに細かい破片でも、自然界にない色をしている人工物は目立つ。その左下のプラ糸も気になる。捨ててすぐなら大きいゴミのままで拾いやすいんだが、長年のうちに細かく割れて、まったく厄介である。

ちなみに、薄青いかけらの右、石のところにある赤と紺の欠片、これはなんと自然のもの。マメ科の植物のさやなんだが、時間がたってなければもっと鮮やかで、もちろん一瞬ゴミに見える。花もそうだが、メキシコはいろんなものがカラフル。だからゴミも気にならないのか?(怒)


岩を使う

2024年02月26日 | 設備/外構/庭

とにかく資材があちこちにあってあまり触りたくないし、まだ鉄筋も組むだろうし外壁のモルタルが終わらないと何かやっても後から汚されるので手付かずで、家の周りはぐちゃぐちゃのジャングル(また植物が伸びてきた)か石ゴロゴロの荒地のままである。ゴミ一家との境界のブロック塀は完成したので、奥の方から整備したいなと思っていたところ、親方が古い石塀を崩して出た岩を(少なくとも)塀のそばから退けてどこかへまとめてくれると言う。ありがたい。(屋根の梁の搬入が遅れていて手持ち無沙汰だったせいもある。)

その第一弾として、巨岩の移動。あまりに大きいので、庭いじりの好きな相棒がそのままの大きさで使いたがっている岩。

 この鶏が乗っている岩。

ちなみにずっと向こうまでこの調子で、崩した岩(これよりは小さいが)がゴロゴロ転がっている。それはともかく、この巨岩がゴミが混ざって地面が高くなっている上に鎮座しているのか一部だけ顔を出してるかさえ不明だったが、なんとか動かせそうだと分かった。…というより、暇な作業員が大勢集まってるタイミングだったんで、人数でどうにかしようと思ったらしい。どのみち、力仕事なら任せとけ!な彼ら、絶対に「できない」とは言わない案件。

 誰は何をしろの指示を出す親方。

 転がし始める。

 90度で立つ。あとはラク。

 完了。

 全員ハッピー。

ぐらつかないように別の岩(それらも結構な大きさ)を組み込んで、テーブルになる!と興奮している。ニホンジンは、「ゴミ塚から出た岩なんできれいに洗浄して、岩肌が見えるように端っこにシリコンゴムでもかまして硝子トップを載せるか?」などと思ったが、さすがマヤ人、「飲み物が倒れないように、表面の凸凹削るか? それともセメントで高さを均すか?」。そりゃこいつらなら岩のピラミッドくらいガンガン建てるわけであるw。

 

 道に面した石塀のあたり。

電柱を作った後、掘り出した土や岩や飛び散ったセメントがそのままだったんで、道路側を片付けたついでにちょっときれいにした。切り屑と落ち葉を燃やして、ひこばえを退治。地表が見えると、ここはどうしようとかプランが立てやすくていい。ああ、やることいっぱいある。早く工事終わらんかな。


ブロック塀完成

2024年02月12日 | 設備/外構/庭

【2/9, 10の作業】 ブロック塀、二階の壁ブロック

 

  引き続き、ブロックを積む。

 道路側は、足場を組む。

 完成。

 隣家に戻り損ねた鶏。

塀の向こうから仲間の鳴き声が聞こえてくるが、どうしていいか分からずウロウロしていた。

 奥から、型枠。

  道路側も。

一番道路寄りの柱は、道路に面して石塀を作るときにその補助柱としてコンクリを打つ。

 コンクリ始動。

 2人体制になる。

 ベテランもコンクリを運ぶ。

若い衆も1人を除いて働き者だが、ベテラン勢同士の「痒い所に手が届く」的なサポートがすごい。かつ、若い衆にやれと声をかけるのでなく、自ら黙々と動くことのほうが多い。背中を見せて育てているのか、年齢をものともしない体力・経験からくる要領の良さが生む余裕の差なのか。

 完成。

親方は、イグアナが入らないようにてっぺんをモルタルで蓋すると言っていたが、おそらくしないで終わってしまうと思う。外壁なんで、仕上げをしないなら細かいところはどうでもいい。が、柱同様、突き出た鉄筋は切ってもらう。

 翌日、型枠をきれいにする若い衆。

主に、トンカチでこびりついたコンクリを剥がす作業。このチームは道具が自前なので、こういうのはきちっとする。

 残りのブロックの搬入。

これで躯体分のブロックはすべて搬入された。

 二階の壁のブロック積み。

 引き込み柱。

先日、コンクリをうったやつが完成していた。二階の屋根ができた時点で、電気公社に新規利用の申し込みに行く。

さて、塀を作るために掘り出した地面からどさっとゴミが出たので、これからまたしてもゴミ拾いをしなければならない。が、とりあえず追加で投げ入れられたり、拾っている姿をじいーっと観察されたりせずに済むので、精神的にラクになった。じいーっと観察しているのは洗濯中の嫁なんだが、本当に煩わしかった。隣の汚らしい生活が目に入らなくなったのも救い。

こうしてゴミゴミ書いてると、とんでもなく悪い土地を買ったように思えるかもしれませんが、とにかくジャングルで中の方はアクセスそのものが無理だったし、メキシコで長年空き地となるとゴミはあって当然なので、別に我々が特別不幸なわけではありません。ただ、仲良くなったとはいえ、現場の面々も隣家と同じマヤ人(若い衆の1人は何と親戚)なんで、現場で隣の悪口を言ってストレス発散をするのは気が引ける。現場の彼らからしたら、「彼らと同じような生活を批判されている」ような気になるかもしれない。なぜ我々がそんなにゴミが嫌うのか通じない…ということもある。

マヤ人の名誉のために書いとくと、土足文化とはいえ、もちろんすべての家でゴミが散乱しているわけではない。親方の家なんかきれい。ただ、メリダ人曰くの「教育レベルの低さ」によるものか何だか知らないが、汚い家はものすごく汚い。ゴミの脇でご飯を作っていて、庭の隅にゴミが山積みになっていて、家の前の道にまでゴミが散乱している。今思えば、ヒルベルトたちも「仲違いしているわけではないが…(好んで付き合ってはいない)」と微妙な説明をしていた。そういうタイプの家の隣だったのは不幸だった。


余計な出費

2024年02月04日 | 設備/外構/庭

【2/2の作業】 電気の引き込み柱のコンクリ、塀の基礎の穴掘り

 

  型枠を立てる。

先日、穴を掘って土台を作っておいたところ。

 結構な高さ。

なので、2人でリレーしてコンクリが入ったバケツを上げる。しかしグラグラの足場でよくやるな。

 

 ゴミ一家との間の塀。

マヤの石垣にするつもりでいたが、1.5メートルくらいまでの高さにしか作れないそうなので、ブロック塀を建てる。ブロックにするとその基礎を作らなければならなくて、家と同様、大変な穴掘り+基礎造り+土台造りと金もかかる。まったくもって腹立たしい。が、これ以上投げ入れないように、またこちらから向こうの汚い暮らしが目に入らないように、ここは平安を求めてブロック塀にした。

  またしても地中の岩と格闘。

  ゴミとも格闘。

おそらくマヤ人の感覚だと、誰のゴミとか関係なくて、掘り出した土はゴミもろともスコップで投げやすいところに投げて山を作ると思う。ただ、現場は工事が始まってから我々がずっとゴミ拾いをしてるのを知っているし、今日は「まだこんなに!」ってな感じで我々も怒りを顔に出してたので、さすがにうち側には投げない。けど困ってる。見てると、大きいゴミはゴミ一家の敷地ギリギリのところにぽいっと投げていた。よろしい。

 水平をとる。

親方の好みで、塀の高さは一定に保つ。道路に面して下がっているので、途中でカクンと低くなる感じ。つまり地面の合わせて波打った塀にはしないらしい。ブロックのサイズは決まっているので、基礎として埋める岩の高さで調整するという。

ちなみに道路に面したところとヒルベルトのうちとの間は、何も問題ないのでマヤの石塀にできる。まったく余計な出費を💢


ゴミ一家と、その椰子

2024年01月31日 | 設備/外構/庭

(前半、前の前の記事からこっちに移してきました。もう読んだ方、飛ばしてください)

 西側の塀を作るとこ。

隣のゴミ一家との境界には、古い石垣がある。うちの敷地も長年手付かずだったし、隣はゴミを捨てたりしてたんで、もう、ひどい状態になっていた。写真見てください、ひどいでしょ? 我々が買うと知ったら多少片付けるのかと思ってたら、とんでもない。嫁が、我々がきれいにしていると「ゴミばっかりだね」なんてヘラヘラ言ってくるような人間でとても仲良くする気になれないし、そもそもゴミを捨て続けられても困るんで、高さのあるブロック塀に造り替えることにした。

 ゴミ塚。

白っぽく盛り上がっているところは、長年彼らが投げ捨て続けたゴミに土や石が混ざってできたゴミ塚。掘っても掘ってもゴミが出てくるんで途中でやめたとこ。

 ムカつくんで晒す。

うちの二階から見た彼らの家。マヤの家を見てると、うわー我々には無理だなと思うことが二つあって、一つは流水を使わないこと。これはどの家にも共通する。もう一つは汚らしさで、これは家によって違う。が、土足文化なんで、うちと外でゾーニングするという感覚はない。きれいにしている家ももちろんあるが、それは我々がメキシコ生活に慣れたからそう思うんであって、日本人の感覚からするときれいとは言い難い。少なくとも衛生的では決してない。

が、この隣のゴミ一家はぶっ飛んでいる。お爺ちゃんはいい人だし、孫世代で普通の人もいるし子供に罪はないが、ちょっと信じられないレベル。上の上の写真、拡大してもらえると、青いTシャツを着たお爺ちゃんが、うちの作業員が壊していった石垣から出たゴミをひとりで片付けてるのが見えます。お爺ちゃん、業を煮やして手伝えって言ってたみたいだけど…。

 猫が邪魔しているw。

現場飯を漁りにくるんで慣れたのか、スヤスヤ寝ている。ってか、ついでに言うと、子猫が4匹いたんだが、1匹いなくなった。ウリ坊に似た子犬も、今週は見ない。もう1匹の犬も、多分もうすぐ死んでしまう。増えるに任せて面倒を見ない。なんて無責任なんだと怒りがわく。

(ここまで、前の記事からの移動)

 

 道路側は、ここまで掘れた。

お爺ちゃんのゴミ拾いも多少進んだ。そして今日は、ゴミ一家の危険なヤシの木を倒す日。

 これ。すごい斜め。

前に業者が来たときは、肝心のヤシでなくなぜか道端のを切り倒していったが、うちが塀を作るんでもう待ったなしである。

 本日は別の人。

東南アジアの写真なんかでもよく見るが、まあすごいですよね。葉などを落としてマチェーテで(つまり機械を使わずに)切り倒すのかと思ったら、なんと縄を結わくだけで帰っていった。つまり、切り倒すのはうちの現場の面々。

 縄を引っ張る組。

 切り倒す組。

 砂利に向かって倒したい。

 が、別方向へ。

飯場のテーブル(ブロックに乗せた板)が割れてしまった。

 葉を落として、実を食べる。

汁が入っているのはほとんどなかった。そして、またしてもムカつくことに、切り落とした葉や実がついていた房は、我が家の眼の前の道へ。このへん、マヤ人同士なんであまり気にならなくて、わざわざゴミ一家の前にまで運ばず、うちの搬入口になってるところのすぐ脇に捨てていた。葉も実も燃えにくいわけじゃないが、なんで我々がせにゃならんのだ💢 おまけに実を食べた後の殻というかカスというかも散乱している。もう、諦めた。石垣を壊して出てきたゴミ同様、あとでまとめてどうにかする。


奥の細道

2024年01月26日 | 設備/外構/庭

 亀穴。

こちらは雨水が溜まってて、そこの土をきれいに掻き出したらミニ・セノーテになりそう。今でも水面あたりはすごくきれい。

 他にも。

最初はミニ洞窟だと喜んでたんだが、地面をきれいにしていくと次から次へと出てくる。もう、土を掻き出すのやめて植木鉢代わりか何かにするかも。

 ここまで。

また写真では伝わらないと思いますが、成功するか分からないが蔓草を移植した。汚らしいブロック塀(上に泥棒よけのガラスの破片と鉄条網がついている)が見えなくなったらいいけど、先は長い。蔓草は、いらんところではどんどん伸びるくせに、伸びて欲しいところではモタモタしている。何なの?

  チャヤ 。

道端のチャヤをぶった切って植えたら、あっという間についた。海辺の家で苦労してたのが嘘のよう。

 奥の細道、着々。

 逆方向はこう。

ゴミ一家との境界が見えてきた。この写真の左側は、あまり手を入れずにほぼ自生のままにする。敷地の南にも広いスペースがあるので、果物の木を植えたり畑を作ったりするのはそっちで。

 ゴミ一家の鶏。

きれいにして地面が露出すると、途端に寄ってくる。

 相棒が担当する、奥じゃない細道。

大きいラハがあるそうで、どう活かすか悩んでいる。

 途方に暮れている。

庭いじりが大好きなので、凝りだすと止まらない。まずはとっとときれいにして、後で変更すればいいのに。

  豆科の植物。

ごっつい棘である。着工前にジャングルを切り拓いてくれたヒルベルトも、切り株を滅多斬りにしてあった。が、切り株からひこばえが出ていて、そのひこばえにもひこばえのくせにデッカい棘が。悪魔のような植物。

 こちらも悪魔。

蔓草の中で唯一「悪さをする」種類。なぜか、触れたところじゃないところが痒くなる。可愛いんでそうと知らずに移植してたら、作業員がニヤニヤ見ていた。何?と聞いたら「痒いだろ?」。無意識に肘の外側を掻いていた。横っ腹も痒くなった。不思議。可愛いけど却下、除草対象。

  変なサボテン。

こちらは、棘があるけどとんがってなくてプニプニ触れる。ゴミ一家との境界あたりに生えているので移植する。

 親方が余ったコンクリを追加。

この記事の最後に続いて余ったので、範囲を広げていた。よくわかんないんで、もう、お任せ。

 すると、掻き出した土や砂利、掻き出すのに使った枝なんかが放置されるw。

 赤い層がある岩のかけら。

こういうのが、この辺の遺跡に使われて名前に「赤」を冠することになる。


ジャングルを切り開いた後のぐちゃぐちゃ

2024年01月12日 | 設備/外構/庭

新築カテゴリでもいいんだが、現場と関係ないんでこれから分けます。

【1/9〜11の作業】 伐採ゴミ焼却、岩の掘り出し

 

 先日、余剰コンクリを打ったとこ。

  作業開始前。

北側の端、背中合わせに接する家(道路が別なので付き合いなし)との間には、彼らが作ったブロック塀がある。塀のてっぺんに泥棒よけの破損ガラスと鉄条網があって、まったくもって見苦しい。ジャングルを切り開くために切られてしまった蔓草に早く伸びてもらうしかない。

 切ったままの伐採ゴミと岩と土。

とにかくぐちゃぐちゃなので、ゴミをかき集めたり拾ったりして燃やし、岩を掘り出して土と分ける。自然に木が生えてるがきちんと手が入れられた…という、里山みたいな状態にしたい。ジャングルじゃなくなったが、若芽がガンガン出てきている。伐採してもらったのが2ヶ月くらい前なのに、もうしっかり根付いている植物もたくさんある。で、それらが比較的簡単に引っこ抜ける植物と、引っ張ったくらいじゃビクともしないのと、地中に残った根っこ(いつから残ってるのか不明だが、今回の伐採よりずっと前から埋まってたんだと思う)から出たひこばえ、つまり伸びてきた若いのだけ切ってもまた伸びてくる状態のものがある。何とも厄介。

 汚い塀。

これをつる草で隠す。先は長い。

 3日でここまで。

写真じゃ違いがわからない。

  ラハにできた亀穴。

伐採ゴミやもっと前のゴミや泥などを掻き出す。底まできれいにできないので(泥を吸い出す機械でもあれば別)ちょっと気分悪いんだが、雨水を貯めるというここの文化もあるし、実際現場の作業員たちは見つけて興奮してたんで、何とか活かす。

実はわたしも最初に見つけたときは興奮したんだが、敷地内をきれいにしていくと、これが結構あるのである。長い年月の間にできた大小様々な亀穴、珍しくも何ともないw

 上のふたつのすぐ脇にも。

全部きれいに土を掻き出して穴にすると雨季には蚊のコントロールが大変そうなので、植木鉢がわりにするかもしれない。海辺の村から持ってきたサボテンあたりがいいんだが、この辺ではとんと見ないのでビジュアル的に合うかどうか、悩んでいる。


最近の庭

2023年07月18日 | 設備/外構/庭

先週、隣地の親方からもらった基礎用の岩、こんな感じになった。

 階段と飛び石に利用。

マヤ風に積むのかと思ったけど重すぎて途中で計画を変えたらしい。写真の手前は雨どいからの水が流れるようになっていて小橋も作ってあるので、まったくの日本風。

ーーー

例年だと一番暑いのは4月5月なので今月はもう秋なんだが、今年は何度も熱波に襲われてまだまだ真夏という気がする。でも庭は晩夏の趣。

 ニームの実

この木の成長は本当に興味深い。実が落ちると半年以内に芽を出し、高さ50センチくらいの苗木まですぐ成長する。その後の2、3年は蟻や強風などとの闘いで、人の背丈を超えて枝が太くなってくるともう大丈夫。4年目には少し花が咲く。5年目には少し実がなるが、蟻避け虫除け目的で収穫できるほどではない。ガンガンなって熟した実が落ちるようになるのは6年目。7年目の今年はこのとおり。毎日地面のあちこちにどっさり落ちている。この1本の周囲からは、蟻がいなくなった。落ちたばかりで食われていない実を拾って、家の周りのニームが生えていないとこに撒いておく。

 シュロの花にミツバチがいっぱい。

木に近寄るとブンブンと結構な音がするくらい。よく見ると3種類くらいのミツバチがいるんだが、もっといいレンズじゃないと上手く撮れない。

 偽シリコテ=海のシリコテ。

真っ盛りでガンガン花が咲いてガンガン実がなる。真っ盛りと言っても、枝の先端に複数の花が束になって咲くので、桜みたいにはならない。ただ、毎日どれかの枝で開花して、どれかの束の実が熟して地面に落ちる。

 落ちている実。

これがすごくいい匂いを放っていて、木から5メートルくらい離れたところでも匂ってる。

 拾ってきて家の中にも置く。