年に2回の祭りが始まった。年明けすぐからなぜか市役所のお知らせが止まっているため、はっきりしたプログラムが分からない。おそらく例年と変わらないと思うが、まずは絶対に見逃したくなかった「御柱建立」を見にいった。狭い村とはいえ、ほとんどの村人の説明がいい加減ということもありw、どこで何をやってるのかあちこちで聞き回ってなんとか辿り着けた。ちなみにいい加減なのは、住所表記が機能してなくて「誰それんちのほう」とか言うし距離が非常に不正確なせいです。
御柱。
初日に、一本の高いウアノを切り倒して臨時の闘牛場まで運び、その真ん中に建柱する。ユカタンの伝統であるコリーダ・デ・トロは、訳すと闘牛だが実際はカウボーイ技能の競技会で、場内に放たれている牛に向かってカウボーイたちが一斉に入場し、誰が一番早く縄をかけるかを競う。(友達のFBより)
で、このウアノ切り出し、佃祭の大幟柱掘り出し&建立と似ているのでとても興味がある。去年の2回目の祭りのウアノ切り出しはうちの近所だったそうなんだが、日本に行っていて見られなかった。
切り出し会場まで向かう群衆。
行列の長さ、200mくらい。住民がだんだん加わっていって、最後尾を村の警察の車がついてくる。先頭付近に音楽隊もいるが、この時点では聞こえてくるだけ。
誰かの敷地の中ほど。
結構村外れだった。高いウアノとなると数が限られる(うちの高いのも建設前に切り倒して、残っているのは高さ6mほどの低めの木だけ)。お祈りとかああとかは特に何もせず、普通にチェンソーを使って切り倒した。
てっぺんの葉の処理。
不要な葉を切り落とし、残した葉をまとめる。葉1枚だけでも結構重いんです、これが。今回の木は長さ9m、普段切り倒す木よりちょっと細い。
障害物を退けて準備完了。
男衆がつく。
先っぽまで。
少しずつ向きを変える。
いろんな木が生えている敷地の中なので、邪魔な木で切り倒せるものは切り倒してあるが、狭いところでは大変。
木の間を通す。
持ち上げる。
道まで運び出す。
音楽隊。
その間ずっと、短い曲を奏でては少し休み…の繰り返し。
道でトラックに載せる。
日本の祭りだったら担いで行くところだが、そこは要領重視のメキシコw。
群衆を引き連れて闘牛場まで。
そして最初の写真みたいに立てるんだが、それは次回のお楽しみにした。というか、佃の祭りだと掘り出しと建柱と大幟旗揚げは全部別の日で、祭りが近づいて気分が高まってくるのと相まって最高なので、今日のところはここまで…という気分になってしまった。
以下、友達のFBより。
ちびっ子バージョン。
纏と牛(右の赤いやつ)。
こちらは村の中のどこかの家から臨時闘牛場まで。大人がサポートして、音楽隊もついていた。日本の祭りの子供神輿とか山車と同じですね。可愛いなぁ。
カウボーイたち。
段ボールで作った馬を背負って、大人が扮した牛(上の写真の赤いやつを持って走る)を追う子供バージョンの競技会もする。
バケリア(民族舞踊)。
夜はバケリア。メリダの観光客向けのイベントなどと違い、なんと全員がただの村民。こういう晴れの日のためにイピルの晴れ着バージョンも各自持っている。
頭に飲み物を乗せて踊るダンス。
プロじゃないのにこのクオリティ。さすがディープ・マヤ。
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