この前、奈良公園をやみくもに歩きました。 人々の姿を追いかけていました。日ざしも暖かだったので、歩いていて気持ちはよかった。 お寺にお参りもせず、神社にも足を踏み入れず、奈良公園でのんびりしている人たちの姿を見ていました。 中国の人たちは、当然のことながら、鹿せんべいをあげるのを楽しみにしているみたいでした。みんなそれがしてみたくて仕方がない感じで、次から次とせんべいを差し出しています。 昔みた . . . 本文を読む
先日、「道」(1954)のことを書きました。 その中で、ジェルソミーナさんの海から始まり、ザンパノさんのむせび泣く夜の海で終わるこの映画、その初めと終わりに海が出てくる不思議に改めて感心したものでした。 フェリーニさんの海とは、もちろん、彼のふるさと・リミニから始まるのでしょう。その後フェリーニさんはいろいろな形で海を描いてきました。その最初の頃に、すでに物語の始まる場所として海は設定されていた . . . 本文を読む