甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

賀茂川の川原を歩く

2025年01月03日 21時56分15秒 | 京都のまちかど

 大阪の実家から、環状線で大阪駅まで行こうと思っていました。けれども、たまたま大阪駅行きが来たので乗ってしまいました。家を出るのが遅くて、お客さんもたくさん乗って来ました。大阪の中心を北上する路線なので、お正月はガラガラかなと思ってたら、乗り降りする人の多いこと。やはり、大阪の中心あたりはタワマンなどがいくつも建って、人口も増えているということだから、住民はたくさん活動しているらしい。

 けれども、それも一時のことで、二十年三十年すれば、また高齢化した街になるだろうな。そしたらまたドーナツ現象でも起きるだろうか。いや、そのころにはいよいよ日本の人口も何千万という時代が来るから、日本全体がスカスカになるんでしょうけれど、とにかく今はバブリーというのか、真新しい建物がたくさんでした。こんな流行り廃(すた)りを繰り返しながら街の新陳代謝はあるんですね。人はその中で翻弄されていくらしいのです。

 さあ、大阪駅に着きました。私は、大胆にも阪急電鉄の特急に乗ろうとしていました。おそれ多いことです。乗っていいんだろうか。どんな空気が流れているんだろう、なんてビクビクしながら乗りました。みんなにつまみ出されることもなく、どうには京都の烏丸まで乗れましたが、何だかゴージャスな感じがします。私なんて、乗れたとしても近鉄特急ですから、あまり威張れたものではありません。近鉄でも特急ひのとりという立派な電車はありますが、乗ったことはないですし、そもそもうちの近所は走っていませんでした。

 なんだかなあ。敷居の高い電車だなんて、新幹線だってそうだと思うけど、時々は私みたいなものでも乗せてもらうときはありますからね。空気感が違うのは阪急電車なのです。それなのに、たったの410円で乗れてしまった。びっくりだった。おそれ多くて写真も撮れなかった。

 そこから地下鉄で北大路まで行き、賀茂川の川原を歩いて上賀茂神社まで行きました。

 川原は、ただの川沿いの道です。でも、そこがずっと遊歩道みたいになっていて、ランニングする人、自転車で行き過ぎる人、ゆったり散歩をする人、犬を連れている人、みんなのんびりと自分のペースで過ごしておられました。それに比べて私なんか、シャカシャカ歩いて、ちっとも歩いていることを楽しめていなかった。カモ、サギ、スズメ、ヤマガラ、カモメ(あれはカモメとしか言いようがないんだけど、内陸で生活するカモメっているんだろうか?)、そして一瞬、カワセミの翡翠色が通り過ぎたと思ったけれど、ちゃんと確認できませんでした。

 どうやら、トリだけは見ていたみたい。


 やっと上賀茂神社についてみると、南側の入口のところにバス停やら待合所などがあったのですが、それらは取り払われて、広々としたエントランスが作られていて、まっすぐな道が社殿まで見渡せるのでした。

 あれ、しばらく来ない間に、入り口はすごくシンプルで、かっこよくなってるなあ、さすが世界遺産だ! と感心して、すごすごとお参りをさせてもらいました。

 そのあと、すぐき漬のなりたさんというところに行って、奮発してすぐきを買って、私としてはサバサバと移動したんですけど、時間に追われているのはなんだかなあというところでした。

 なんてったって、この後、もう一つ回りたいところがあったんでした。

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