甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

山居倉庫と運河と夜

2019年08月03日 05時38分25秒 | きたぐにへの旅

 酒田で泊まったところは、山居倉庫の前でした。

 お昼過ぎにチェックインして、すぐに倉庫を見せてもらえばいいのに、すぐそこにあるから、まあいいやと上から眺めるだけでした。

 それより何より、眠かったし、友だちと会うから、そちらに気が向いていたんでしょう。


 上から眺めると、六つくらい見えますが、もっと左手にいくつもあって合計十二個あるそうでした。

 明日、チラッと覗いてみようと思っていました。


 ホテルに帰ってきたら、ライトアップをしてくれていて、せっかくだから、倉庫に近づいてみることにしました。

 何人かの家族連れがいたり、散歩する人たちもいました。まだまだ暑いし、静かな倉庫に向き合うのもいいかもしれない。


 残念ながら、倉庫の下が見えなくて、仕方がないので、運河に映る倉庫と屋根のシルエットを撮りました。

 明日から(正式には二日と三日)は酒田の町はお祭りというけれど、その前日だから、歩いている人たちも気持ちを爆発させているのではなくて、ゆったり遊ばせている感じでした。

 かつては大活躍した倉庫たち、今はその雰囲気と過去の栄光をしのぶ建物になっています。それほどに、日本全体が、お米中心ではなく、工業中心に向かって行ったのでしょうね。

 今の日本の中心産業って、何だろう?

 クルマかな? まだそうかな。電子産業、これは中心の一部ではあるのかな。

 今、日本が中心にして回しているもの、小さなスマホなんじゃないか、とか思ったりしますけど、みんなよその国で作られたものなんですよね。だったら、やはり中心ではないな。今は、中心を無くして、お金になるものをみんなそれぞれに回している感じかな。


 翌朝、ふたたび山居倉庫をのぞいてみます。


 うしろの林が気になっていたので、そちらに行ってみると、それはケヤキの並木になっていました。西日と西風を防いでいるのかもしれない。こうしてお米は守られていた。全国へ船で送られていた時代があったんですね。


 建物が並んでいる中に、一つだけ風向を示す矢印がありました。ゆらゆら、海から来る風を指していました。


 二日目も、友だちは来てくれました。一緒に、私の熱望する象潟をめざしてくれるということでした。


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