どれが何のビルかは知らないけれど、あれが名駅(めいえき 名古屋駅)の高層ビル群です。どこのビルにも縁がなくて、ただ立派だなと思うだけで、高層ビルというのが本当に関係ないというのか、何だか邪魔なものにしか見えない。
きっと名古屋の人たちは、さぞかしこれらのビル群を見て、遠くから帰ってきた人は、「やっと帰ってきた」と思うのかしら? 新幹線なら、真正面だから見えないのか、見えないままに走って、突如この下にたどり着き、「帰った」と思うのかな。
中央線なら遠くから見える場所があるんだろうか? わからないなあ。けれども紀勢線は南からずっと下(地面)を走って(ところどころ高架はあるけど、駅に近づくと地べたです)、ずっとビル群を見ながら、町のかなたにあれが見えるけれど、あと何分くらい電車に乗るのか、十分足らずで着くだろうか、なんて思いつつ、早く駅で下ろしてくれ、なんて思うんでした。
昨日は、松阪から名古屋まで自由席特急券1520円でたどり着きました。乗車券は持っていたので、それだけでOKでした。
しばらく時間はあるので、今まで行ったことのない名古屋城に行ってみようというアイデアに乗ることにしました。
東山線から鶴舞線に乗り換えて、名古屋城というところで降りました。駅名は間違ってるかもしれないな。とにかく、隣の車両のお相撲さんが降りるところで降りたら、たぶん、愛知県体育館、今は何ていうんだろう。そこにたどり着けるはずでした。
お相撲さんは、午前10時なのに、会場入りをするようでした。取り組みはいつあるんだろう。それは全くわからない世界の話です。お客さんはすでに入ってたり、一度出てみて、再入場したり、いろいろとできるみたいだけど、まさかこんなふうになっているとは知りませんでした。
大阪場所(春場所)は、まわりにゆったりするスペースのない、せせこましいナンバに会場がありますので、いつかは行けるだろうと思いつつ、とうとう今まで一度も入ったことはないですけど、この暑い七月のど真ん中に、名古屋のお城の敷地内である名古屋場所というのは、冷房もきかせているはずだけど、暑い感じのする建物ではありました。
その勢いで、名古屋城も見てみようと意気込んで、天守閣の下まで行ってみました。けれども、どこにも開かれているところがありませんでした。階段はあるものの、封鎖されていた。入り口で渡された地図をよく見てみたら、なんと天守閣は閉鎖中ということだった。
ああ、間が悪い。どうしてこんななんだろう。
ええい、歩いて市政資料館に行ってみよう。朝ドラの「虎に翼」では、ここでロケをしたということではないですか。
汗かいて、ヘトヘトになって、たどり着きましたが、南側にしか入口がなく、私は半周してやっと中に入れました。ああ、こんな暑い中でフラフラ歩いている場合ではないのだった。さあ、どうしよう……?
[後半へつづく!]