チョウを数えるとき、てっきり「羽(わ)」だと思っていました。ハネみたいなのがあったら、ウサギも耳がハネみたいだから、「頭(とう)」ではなくて、「羽」でしたもんね。だから、当然そうかもしれない。
ネットでは、外国のカウント方法に合わせて、アタマで数えるから、「頭」なんだと教えてくれました。まあ、「羽」「匹」もありではあるけれど、という注釈付きではありますけど。
どっちだっていいんでしょう。今から十日くらい前の昼過ぎ、珍しくアゲハチョウの二羽がランデブーをしていました。梅の木が好きであるわけではないけど、たまたまそこをデートの場所として決めたのか、ずっとそのまわりで羽ばたいていました。移動はしなくて、ホバリングみたいな感じで、しばらくそこにいるのです。
どうしたんだろう? まさかクモの巣につかまったわけではないし、梅の木の先端にタマゴを産むのでもないと思えました。ただ、そばに寄り添いたいようでした。
何だか仲のいいアゲハチョウだな。写真でも撮ってみようかと、カメラを持ってきても、そこでホバリングです。
よくはわからないけれど、たまたまそこにいるということに意義を見つけたようです。どっちがオスなのかメスなのか、私にはわかりません。ただ、寄り添いたいみたいなのです。
もう少し光を浴びたり、いい光線の具合になってくれたらいいのだけれど、やたらとそこにいるようです。
二枚くらい撮りましたが、何だかいまいちでした。角度を変えようと思ったら、とうとう移動してしまった。ああ、やはりチャンスを逃しまくりの私であることか。いや、ランデブーを見せてくれたことに感謝しなくちゃ!
チョウたちと仲良くなりたいんですけど、あまり信用されてないから、少しずつ信頼されるようにならなきゃいけないな。
何気なくそこにいる。絶対に友だちなんだ。というのをわかってもらいたいんですけど、他にも気が動いしてしまうから、まだまだなんだろうな。これから、もう少し仲良くなれるように努力しなくちゃ! 空気みたいにチョウたちの空間にいたいんだけど、やはり警戒されてしまう。