来年の手帳を買いに行きました。わざわざ電車に乗って買いに行きました。帰りは、JR紀勢線の高茶屋という駅から六軒という駅まで(たったの一駅を)伊勢街道を歩いて帰ってきました。歩くのも一つの目標でしたが、なかなかしんどかった。
二時間ほどかかり、駅に着いたら45分くらい待たなくてはならなくて(あと少しで一本前の電車に乗れたけれど、それができなかった!)、駅の待合スペースでくつを脱いでひとりでボンヤリしていました。
本当なら、大阪の実家に行き、四天王寺の秋の古本市に行く予定でした。おなじみの彦根の古本屋さんが大阪に出張するというので、「行きます!」と宣言までしたのに、この週末の雨で行く気がそがれてしまい、「今日もまだやってるから日帰りで行くか?」とも思いましたが、やはりやめました。
そこまでしていく必要はないし、余裕があれば行けばいいのだから、そんなに無理して大阪日帰りをしなくてもいいなと気持ちを切り替えました。そんなに本を買うわけではないし、買ったとしてもなかなか読めてないし、エラそうなことは言えないのです。
ですから、今年は無印のB6手帳を買おうと思って、津のイオンに電車で行きました。
無印良品の手帳は、ここ何年かはかなり使っています。時々は他の会社の手帳に浮気する時もありますが、もうだいたいは無印です。普通の手帳会社の半分で買えてしまうし、余計な機能が何もないから、わりとシンプルでいいかなと思います。
昔、手帳会社があなたのアイデアを送って、というキャンペーンをしていたけれど、本来は人間って、ワガママな生き物なんだから、基本的なところだけをそろえておいて、使い方はもうムチャクチャわがままでいいんだと思います。
どんなにわがままな企画で作られていたとしても、すぐに人はそれを自分風にしないと気が済まないし、ワガママ企画のためにお金が高くなったんじゃ、そんなの意味がないのです。
シンプルなのがいいのさ。
さて、私は、今買って一ヶ月以上寝かせておいて、少しずつ来年への引継ぎを書きためておいて、12月にスタートする時は、かなり馴染んたものになっているはずです。その今まで延長感覚がいいのであって、新しい手帳で何もかもリセットというのは必要ないんだと思う。
だったら、ぶ厚いものとか、スマホのスケジュールとかを充実させたらいいんだろうけど、アナログで見たもので確認し、書き込んで確認し、それでもミスしながらやっていく、そういう毎日にしていきたいと思います。
新鮮味はなくていいんだ。今まで使ってたみたいな、新しい手帳でいいんだ。それがやがては古くなっていくけど、いちいち見直しなんかしないと思うけど、それでもコチコチのアナログじじいとしてやっていきます!