秘書検定 10*身だしなみ 『服装』 男性編 1

2014-03-08 | 秘書検定


 準1級でも1級でも、試験会場でお見かけした男性は皆様スーツ姿でいらっしゃいました。

女性編でも申しましたが、試験だからと言って、わざわざ新調する必要はないと思います。

それでは今日は、お手持ちのスーツのジャケットを確認しましょう。


胸ポケット:ポケットチーフを入れるためのポケットですので、ボールペンはNGです。

       試験ですから、ポケットチーフを入れる必要もないでしょう。

       日頃ボールペンを入れているのか、入口がインクで汚れている方を見かけます。

       高級なスーツでない限り、わざわざクリーニング店でシミ抜きをしなくても、

       手指消毒用のアルコールをティッシュに含ませて叩くだけでも色は落ちますよ。

       ただしこすらないこと。 そして生地の裏側にもティッシュを当てること。

       目立たない箇所で、一度お試しになることをおすすめします。


       余談ですが、昔は結婚式で見かける白のチーフくらいでしたが、

       最近は、ポケットチーフの色も柄も種類が豊富になりましたね。

       ワイシャツやネクタイとのコーディネートを楽しむ男性は素敵です。


腰ポケット:左右についているポケットです。 重みで垂れ下がるとだらしなく見えますので、

       せいぜいハンカチとティッシュくらいにして、お財布は内ポケットに。

       そのお財布も、ポイントカードやレシート類は取り除いて軽くしましょう。
       
       特に、長財布ではなく二つ折りタイプなら、尚のこと薄くしましょう。


       ポケットのフタはフラップと言い、雨や埃を避ける傘のような役割です。

       したがって室内で傘を差さないように、フラップは中に入れるのが正式ですが、

       ちょっと違和感があるという方は、外に出したままでも構わないでしょう。

       ただし、片方が出ていて片方が中に入っていると、そそっかしいと思われます。

       ちなみに、パーティーやセレモニーは基本的に室内で行なわれるものですので、

       タキシードなどの礼服には、最初からフラップがついていないようです。


ボ タ ン:シングルとダブルがありますが、いずれも一番下のボタンは留めません

       座る時はもちろん、立っている時も留めないのがお約束。

       なぜかと申しますと、見た目も窮屈ですし、何よりご本人が窮屈でしょう。

       男性のスーツでは、一番下のボタンは飾りとお考えください。


ベ ン ト:背中の下方にある切り込みです。

      センターベント、サイドベンツ、そして切り込みのないノーベントがあります。

      いずれを選ぶかはお好みですが、ズボンのポケットに手を入れた場合、
   
      センターベントやノーベントでは、ベントが開いたり横シワができてしまい、

      型崩れの原因となります。

      その点サイドベンツなら動きは自由ですが、ダブルボタンにサイドベンツでは、

      貫禄がついて、「秘書」というより「上司」に見えてしまうかも知れませんね。

      いずれも、新調された場合は、着用前に×印の糸を切ることをお忘れなく。
      

次回は、男性編 2 をお届けします。


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