中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

家族経営は事業承継が難しい!!

2017年10月03日 05時00分00秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」301ページ「第2-2-51図 後継者決定状況別に見た、親族内・親族外承継の割合」をみましたが、今日は302ページ「第2-2-52図 組織形態別に見た、従業員構成」をみます。

下図について白書は、小規模事業者で親族内承継を検討する割合が高い背景として組織形態別に従業員構成を見ると、小規模法人では、約 4 割が経営者の親族を中心とする家族経営であり、個人事業者では、約 8 割が家族経営である点を指摘しており、こうした家族経営の企業において、後継者として従業員や外部の人材を登用することが難しいと推察される、とあります。

次に、後継者選定に当たり、小規模事業者が行っている検討について見ると、「後継者が決まっている」と回答した企業では、子供や孫を候補者として検討していた割合が高く、「後継者候補を探しているが、まだ見つかっていない」と回答している企業では、親族以外の役員・従業員だけでなく、社外からの招聘や事業の譲渡・売却・統合(M&A)を検討している割合が高くなっていることが分かります。

家族経営であるが故に事業承継が難しくなる、ということですね。これは納得の結果ですので、読み進んでいきましょう!!

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