空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

「中陰の花」 玄侑宗久 文春文庫

2015-09-23 | 読書

第125回芥川賞受賞作 


中陰とはこの世とあの世の中間 と表紙にある。聞き慣れない言葉を解釈したものか。

則道は禅宗の僧侶で 圭子と結婚して6年目になる。子供はいない。一度妊娠したが4週目で流産をした。圭子は今でも少し拘っている。

則道は檀家の行事・葬式や法事を行っていて説法もする。だが大阪の町から来た圭子は仏教に縁がなく育っているので、何かにつけて教えて欲しいと言う。だが、則道はそれに明確な答えをすることが出来ない。
科学が進んだ現代、釈迦の教えを科学的な現象に置き換えて話すことをする。

知り合いで檀家のウメさんはおがみやと呼ばれていて相談者は信者と言うことになっている。

ウメさんが入院して死期を予言した。病院側は総力を挙げて予言どおりには死なないようにと、頑張った。ウメさんは死ななかったが、二度目の予言をして、そのとおり亡くなった。

圭子は地獄や極楽について聞く。

「知らん」
「知らんて、和尚さんやろ。どない言うてはんの、檀家さんに」
「そりゃ、相手しだいや」
「せやけど訊かれるやろ、極楽はあるか、ないかって」
「だがら、相手次第や。信じれば、あるんや。信じなければない」

「そしたら別な訊き方するわ。人は死んだらどうなんの」
「知らん。死んだことない」

則道は、そういいながら、圭子とともに釈迦の教えを現代に置き換えて感じるようになる。

ウメさんの生きかたを近くで見て、予言どおり亡くなった今、信者の生きかた、圭子の感じ方。夫婦の歩みの中に深く沈んでいるなくした子供のこと。則道は圭子の心に寄り添っていく。圭子は作り続けていた膨大な数の紙縒りを網にし、則道はウメさんとなくした子供の回向の経をよむ。かれは天井から釣り下がったこよりの網を通してなにかの気配を感じる。
包装紙の色とりどりにこよられた網は花のようだった。

「成仏やなぁ」
「だれの」
「だれやしらんけど」


僧侶の作者が書いた言葉が浸みることがある。仏教が則道のように通過行事である日常では、彼が感じた日常が意味なく通り過ぎていく。
則道のいう「なんやしらんけど」すこしだけ生きること死ぬことの意味を考えさせてくれる。

則道が言う、「仏」は「ほどける」からきている。という。

この部分を読めば仏教や釈迦の教えに縁のない者にも、わずかに救われる気持がする。

僧侶だと言う人の書いたこの小説はどういうものかと思っていたが、秋の季節の静かさを増すような、しみじみとした余韻が残った。

ほのぼのとした語り口で死生観の一面を見せてくれる。僧侶というよりは一人の人として、その底辺を作っている禅宗という根底の思想の一片を、知ることが出来る。
それぞれの生き方の中にある中陰という言葉の意味も知ることが出来た

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9月15日 火曜日 晴れ  <ゆずの香り>

2015-09-19 | 山野草

坂を半ば下った所にに小屋があって、朝取れた野菜などが置いてある。滅多に通らないが、ふと道順を変えてみたら、ゆずと栗が袋に入ってたくさん並んでいた。
みんな100円で、代金は缶の中に入れる。帰り道にゆずを一袋買って来た。

先日スーパーで売れ残りの檸檬を買って来た。500円で12個、ヤッタネ、と喜んだのを思い出した。
ただチリ産のレモンは、皮は使えないようで、しっかり洗って中身を絞って冷凍した。朝のジュースに入れて使っているがなくなってきたのでどうしようかなと思っていたところだった。

このゆずは無農薬だろうか。聞いてみる訳にもいかないので、やはり中身だけを絞ることにした。皮は洗って袋にでも入れてお風呂に入ろう。ゆず湯というのはいつだったかな。
二階にまでいい香りがしてくる。。




「ゆず」
昨年もらった黄色いゆずの皮は、このまま食べられるよ、ということで細切りにしてふた袋に
分けて冷凍した。またゆずの季節になった。一味加えて、何に使ってもいい香りが
して下手な料理をおいしくしてくれる。見目麗しいとは言いにくいが、顔つきはなかなか味がある。


気持ちよく晴れた。


草を焼く煙がたなびいている。朝の空気に混じってにおいが伝わってくる。
庭の焚き火が規制されて出来なくなったが、野焼きのにおいは懐かしい。


「シオン(紫苑)」
どんな花でも咲き始めが一番美しい。いつ咲くかと待っていたシオンが開き始めた。


「ヒガンバナ」
あちこちで咲いている。まだこんなに残っていたのか、草刈でも残してある。


「コスモス」
秋めいてきたと思ったら、もうコスモスがあちこちで咲いている。








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9月13日 うす曇り <わーいわーい>

2015-09-19 | 山野草

湿った風が吹いている。坂道をさけて少し遠回りをした。道を外れると、変わった野の花や、枝垂れた紅白の萩が綺麗だった。

活動量計(万歩計)をポケットに入れて歩いている。夕方の散歩が終わると喜んで出してみる。
自分のデータで初期設定をしてあるが、目標値が7000歩。

よく見ると、絵文字が万歳をしていた。7077歩、わーいわーいだ。
一日だけ一万歩を越えたことがある。いつもの道を二箇所歩いたとき、歩数は嬉しかったが、ちょっと筋肉痛になったので暫くは1コースだけにしよう。


 

この四角い顔を、毎日喜ばしてあげたいけど。
 

解らないのが秋の空、明日は晴れるといっているが。


薄黄色のヒガンバナ、赤くないので花屋さん風にリコリスという呼び名が似合うように思う。


「チヂミザサ」
葉に横皺がある。花時しか目立たないけれど。


「ツルボ」
薄紫の綺麗な花なので、もう少しいい名前をつけてあげたい。


「カラムシ」
むかし繊維を利用したそうだが、時代が移りいまはありふれた花になっている。


「萩」
花の名前はカタカナだそうだが、この花は漢字で書きたい。

秋といへば空すむ月を契りおきて光まちとる萩の下露  藤原定家


「白萩」
うゑ おきて ひと は すぎ にし あきはぎ の はなぶさ しろく さき いで に けり  会津八一 







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9月12日 土曜日 晴れ <赤と黒>

2015-09-18 | 山野草


昨日が「狐と狸」で今日は「赤と黒」(笑)

晴れたので少し道順を変えてみた。木の植生が違うのかいろんな形のどんぐりが落ちていた。
高速に繋がるバイパスに、ごうごうと大型トラックが通る。両脇が林で、音をさえぎっていて良かった。上り坂を見上げて家のあたりを透かしてみた。

途中の畑は、いつもと違った花が植えてあった、風が強かったが雲も空も秋らしくなってきた。もうすぐ丸い羊雲も見られるだろう。

途中で可愛らしい犬に出会った。三匹のリードに引っ張られるようにしてい歩いてきた人が、ニコニコして挨拶をされた。ところが飼い主がにこやかだとイヌも似るのだろうが、足元にぐんぐん近寄ってきたので、ちょっと頭をなでてみた。

そのうち二匹はハムテルさんちのチョビに似ていた。「シベリアンハスキーですか」とつい聞いてしまった。
「いえ、みんな柴犬なんです。茶色がアカシバ、白黒のがクロシバといいます、おとなしい方はもう9歳ですがもう一匹がまだ二歳でやんちゃ盛りなんです」

ナルホド。アカシバか。茶色はアカというなぁ。呂布の赤兎馬は赤褐色だったかも。アオという牛は黒色だというし、緑の黒髪とも言う、試合は白熱するし、黄色い声のサポーター軍団もいるな、ナドとつらつら考え出すときりなく愉快になって歩いた。

どうもズボンの膝の辺りが冷たいと思ったら、喜んだやんちゃ坊主がなめてくれた跡だった。



  


天も少し高くなってきたかな。久し振りの青空。


「きくいも」
根っこに芋が出来る。


「クヌギの実」
いろいろな形のどんぐりが見つかるが、このクヌギのどんぐりが独楽にするのに大きくていい。
転がってお池にはまったのはこのどんぐりかな。丸くて可愛らしい。


「オオケタデ」
薬草になるというので植えられたそうだが、大きな花の房が美しい。


「ウメモドキ」
秋の山は赤い木の実が多くて、小鳥さんも喜ぶだろう。
赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い赤い実を食べた♪♪ この実はおいしいだろうか。


「ノブドウ」
色づいたノブドウは紫から青のグラデーションが宝石のようだ。
まだ若いが秋が深まるのが楽しみだ。


「秋のバラ」
初夏に咲く花に比べて色が鮮やかに見える、秋のバラは一段と美しい。





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9月11日 金曜日 晴れ <狐と狸>

2015-09-16 | 山野草

ちょっと遠回りして、細い道を歩いていると車が来たので、ガードレールに寄ってよけたついでに下の溝を見た。
あの点々と咲いている薄紫の花は探していた「タヌキマメ」の花ではないだろうか。
おぉ、何年も探していた花がやっと見つかったのかな。とガードレールを越えようとしたら足が短かった。
そこでガードレールの切れ目までテクテク歩いて又逆戻り。座り込んで、風で動くので苦労して写した。それでもブレているかもしれない、と三本ほど摘んで帰りながらふと気がついた。
「タヌキマメ」は花の上に種があり包んでいる部分はごわったした毛が生えていたような気がする。
この花は穂に一輪咲いているし形も似ているが「タヌキマメ」だろうか。帰ってから野草に似つかわしくない気取ったグラスに挿して、しみじみ眺めていたら、ひらめいた。これは「キツネノマゴ」かも!!
そういえばこれはありふれた草で、よく見かけていたのに忘れてしまっていた。
よりによって「きつね」を「たぬき」に間違えるなんて。

何年も野草を見ないでいた間に、歩きながら名前を言うクセも忘れていた。その間に「たぬき」が「きつね」になった。

探していた「タヌキマメ」ではなかったが、これから安易に花の名前を人に言うのはやめよう。
花だけでなく、出来れば口数を減らして先に相手の話を聞くことにしよう。
衰えるのは記憶力だけではない。年を重ねることは、何事にも注意深くあれということかもしれないなぁ。
と少し考え深くなったのです。いつまで続くかとは言えないけど。







「マメアサガオ」
おなじみの白い花も少しだけ咲いていた。でもなぜかピンクが多い。


「オオニシキソウ」
実になると上に飛び出して可愛らしい。小さいが写真写りのいい花。


「あまがえる」
こんなところにも。うちの庭でも一匹住んでいて、雨の前になると鳴き出す。
声がしないと少し心配する。


「あかとんぼ」
嫌そうなのに、少し追いかけてみた。


「ハマナス」
夏の花が咲き残っていた。秋の花は色が鮮やかな気がする。


「キツネノマゴ」
尻尾が狐なのかなぁ


「オオアレチノギク」
秋になると綿毛が目につくようになる。花は地味だけれど。





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9月10日 木曜日 曇りのち晴れ <怖い夢>

2015-09-14 | 山野草

たいてい毎日夢を見るといったら周りの人が驚いた。「寝すぎじゃないの、何時間寝てるの?」「夢は眠りが浅いときに見るのよ」とも言う。
全く知らない道や、毎回見たことがない家が出てくるというと「潜在意識に記憶されているのよ」とユングやらフロイトやらを持ち出し難しい解説をしてくれたりする。勉強しすぎると夢でも単純に楽しめないのかも。

「夢のような出来事」「夢見るような経験」と嬉しいことがある反面「夢であってくれたなら」というほど辛い出来事に逢う事もある。

4歳ごろ初めて見た夢を覚えていて、今でも気持が悪いときに思い出す。乱歩ばりの怖い夢だった。

その後、悪夢というような変な夢を見ても、もちろん自分もそこにいたのだが別に怖くはなかった。

だが昨夜、実に怖い夢を見た。眠っているところを、何かに引き起こされるので、眠くて嫌だいやだと叫んで助けてもらおうとしたが、声が出ない。喉を開けばいいのだな、と思って大声を出したら、自分の声で目が醒めた。部屋の状況は別に恐ろしい様子ではなかったが、気持ちだけが尾を引いていた。気味が悪かったので起きて窓を確かめ鍵をかけた。
私は面白くて大笑いしている夢をよく見る、自分の笑い声で目が覚める。隣室で受験勉強中だった弟が、「変な声で笑うので気持ち悪くて」とよく言っていた、本人は面白かったなぁといい気分なので、ねえちゃんの無邪気な笑い声になんてことを言うのだ、そちらこそ変な奴、と思っていたのだが。

朝は、何も変化のないいつもの朝だった。なんだ。少しおかしな気分だったなと思った。

こんな話では、「夢十夜」のように後世に残すのは夢物語。





「イノコヅチ」
これも服につくと厄介


「ワルナスビ」
悪いナス、と牧野富太郎博士が名前をつけた。ナスに似たか花が咲くが、
帰化植物の生き残りは繁殖力も旺盛で困り者だと言う。


「イヌビワ」
実は枇杷というよりイチジクに似ている。食べられないこともないがおいしいものではない。
そこで「イヌ」とついた。役に立つものに似ているのに役立たずのものの前にイヌを受けた。
イヌが気の毒だが。イヌタデ、イヌホウヅキ、イヌガラシ、など。


「お茶の花」 


畑の縁が花壇になっている、綺麗だ。


「ヒガンバナ」
見つけた、まだつぼみだ。我が家の庭にも顔を出し始めた。


「ニガウリ」
ウリ科の花は黄色くてよく似ていて、よく見ると美しい。









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9月9日 水曜日 雨のち曇り <台風の被害>

2015-09-13 | 山野草

台風は知多半島に上陸したと言う。ところが午後になってテレビをつけると、決壊した川の黄色い濁流がニュースに写っていた。大変なことになっている。
茨城の知り合いに電話を入れると、利根川沿いなので大丈夫だということだった。でもひどいことになった。
ヘリに無事救助された人の映像を見ながら、自然災害は思わない形で襲ってくる。元の生活を取り戻すのはどんなに大変なことだろう。

地震の後もまだ片がついていないのに。政府は消費税どうのこうのと、らちもない政策でもめていないで、まず支援を、資金だけでなくもっと早く被災者が生活を取り戻せることを考えて欲しいものだ。

まだ雨が残っている中を歩いてきた。増水した川の水が音を立てて流れていた。





雨は止まないが、雨雲の上に少し青空がのぞいている。


濡れて重そうだ。


「ネコジャラシ」も揃ってお辞儀している。


「センダングサ」
黄色い舌状花は2,3枚から5枚くらいのものもある。種にはさかさまに棘があり
服につくとちくちくして痛い。


最近オリーブを植えている家が増えてきた。垣根にしたり大きな鉢に植えたりしている。
青い実がたくさんなっている。


雨の中にひときわ明るい、夏の花。「ハイビスカス」






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9月8日 火曜日 雨降ったりやんだり <袖振りあうも>

2015-09-12 | 山野草

朝、出会ったら「おはようございます」と挨拶をしよう、と幼稚園で習った。でも声を掛けても知らない顔をする人がある。幼稚園にいかなかったのだろう。

同じ頃歩き始める人とは、細い農道を歩いてきてすれ違うことがある、まぁどちらかが道を譲る。面倒なので先に脇によけて待っていると、たいていちょっと頭を下げてくれる。滅多に人に会わないだろうと、少し早い時間に出て一人で歩くのだが、話すのが煩わしいというのもある、忙しい一日で野の花を見て歩いている時間は貴重だ。

少し気になる二人組みの人たちがいる。坂なのでどうもうちよりずっと下方の家から話しながら歩いてくるらしい。大きな声で常に話している。間の悪いことに後ろから追いついた。話が聞こえるのも困ったことなので、挨拶をして追い抜いた。それから気になっていると、毎朝前後して歩いてくる。道を変えてみたら、また柿畑でばったり会ってしまった。又お会いしましたね、の顔をしてみたが効果なしでばつが悪かった。ちょっと気になる。二人とも少し先輩のような年頃だし、ゆっくり散歩で一回りの様子、これは幼稚園に行ってない人たちだろう、気になるが気にしない気にしない、一休さん♪

袖振りあうも多生の縁 というが、今世で初めて逢った人たちで、生まれ変わっても逢わない気がするが、とはいえすごい人見知りで、話してみるといい人だったりすることもあるので、やっぱり気にしない気にしない。





「???」
これ、近所の庭に咲いていた。可愛らしいが名前がわからない。
まつよいぐさ?ふうろそう?げんのしょうこ?あなたはいったい誰の仲間なの。


「ブッドレア(ふじうつぎ)」
大変育てやすく、どんどん繁殖する。田舎の道の片側一面に咲いていた、
誰かが綺麗だと植えたのだろう。


まだ雨雲が広がっている、台風が来るらしい、進路の扇の中に我が家も入っている。


しずくが重そう。


「エリカ」
イギリスの荒野に咲くエリカの仲間だが「嵐が丘」のヒースは「ジャノメエリカ」だそうだ。
http://www.sora-m.jp/cgi/album/album.cgi?mode=detail&no=18


「シロヨメナ」
ヨメナの花は、薄紫だが、時に白い花もある。秋の野に咲くキクの仲間は多い。








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9月7日 月曜日 小雨 <歌 愛しき日々>

2015-09-11 | 山野草

雨が続いているのでDVDを見ていた。
「桜田門外の変」などから、ちょっと明治維新時代の会津藩に興味が湧いていたので、続けて「白虎隊」を見た。
白虎隊については、随分前に飯盛山に行き少し勉強したが、今回放送済みのドラマをDVDで見て感銘を受けた。

主題歌も良かった。この綺麗な声は誰だろうと思ったら、堀内孝雄だった。作詞は小椋佳。

繰り返して聞いてみたいと思ったらyoutubeがあった。なんだか便利になったものだ。

雨がしとしとと降り続いているときに、こんな淋しい歌を聴いていると、気分直しにユーモア小説でも読みたくなった。


http://www.uta-net.com/movie/700/ 「愛しき日々」 


https://www.youtube.com/watch?v=vAuyx-uxmeI 「さらば青春」  小椋佳のこの歌も好き。





小雨がやまない。


「キンシバイ」
つぼみが膨らんできたので咲くかなと待っていた。今日見たら一輪咲いていた。


「メマツヨイグサ」
「待つ宵草」より小さくて咲き終わっても赤くならない。朝遅いといつも萎んでいる。


「ヘレニウム」(だんごぎく)
畑の縁で大きく育っている。草でもなさそうで何かなと思っていたら、
黄色い花が元気に咲き出した。調べてみると日本名が何か環境にぴったりで、
見るたびに笑いそうになる、きっと名前は忘れないだろう。


「数珠球」
子供の時、茶色になったのを集めて遊んだ、見かけないなぁと思っていたら
川のふちに一株生えていた。懐かしい。


「イグサ」
畳表などにする。wikiを読んでいると、姿は「ヤマアラシを頭から泥に突っ込んだ
ようなものである」と書いてあった、イグサ畑は見たことがないがそんなもの
なのかな(笑)




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9月6日 日曜日 雨 <母さんの歌>

2015-09-10 | 山野草

外は降ってる降ってる、待ってもやみそうにない。日曜の朝、うちの中はしんとしてるのでこっそり出かけることにした。このために雨の準備をしたのだし。

ぴっちぴっち ちゃぷちゃぷ ランランラン♪♪

道々考えた。

母さんが蛇の目でお迎え嬉しいな

まぁお迎えはたいてい母さんだろうな、でも童謡・唱歌でお父さんの出番は少ないようで。

母さんと栗の実煮てますいろりばた 
いつか来た道母さんと
かあさんお肩をたたきましょ 母さん白髪がありますね
母さんが夜なべをして手袋編んでくれた 母さんのあかぎれ痛い

最近の歌を知らないけれどもっともっとありそう。
イクメンもいることだし、替え歌でもいいから父さんの歌も歌ってあげよう。


と思いつつ、母さんづくしを歌いながら歩いてきた。

雨の日曜の朝、誰もいない、車も通らない、こんなとき歌わないでどうする。

 



向かいの山も霞んでいる。


降ってるなぁ


「ヌスビトハギ」もぬれている。花は可愛いが実になると困る。
空き地に随分増えた、やはり誰かにしっかりくっついて来たのだろう。

 




 

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9月5日土曜日 晴れ時々曇り <魚がいるの!?>

2015-09-10 | 山野草

最近の雨で川の水が増えているなと思っていると、男の子が二人網で魚をすくっていた。今日は土曜日で学校はお休みなのか。童心にかえって一緒に、と言いたいところを我慢して、バケツの中をのぞいた。今のバケツはエアーポンプで空気を送る簡単な装置がついている、ビックリした。

いるいる、「これが一番おおきい」と得意げにバケツからすくい上げて見せてくれた。ほかに小さいのが二匹いた。
「この子が名人や」と一方を指さしたが、そちらは草の根にたもを入れてすくうのに夢中だった。

バケツを見ていると大きいのがぴょんと跳ねた。
「こんな川の近くに置いておくと跳ねて逃げるよ」私はビックリして、バケツを道のほうに引っ張った。
名人はチラッと見ただけで少しずつ川上のほうに移動した。

もう一匹くらい確保するのを見ていたかったが、しょうがない、「頑張ってね」「うん、帰るの、さよなら」

まだこんな小川にも魚がいて、すくって遊ぶ子供たちもいるのだ。
いいものを見た。

 

左が名人、右が魚係(^^)



これは電池式なんだな。携帯用ははじめてみた。






赤いケイトウにハナムグリ。お食事中のようだ。


「ミズヒキソウ」 
ゆめはいつもかへっていった ミズヒキソウに風が立ち 
草ひばりの歌ひやまない、森の静かな林道に 
と立原道造が書いた。


「青紫蘇」に穂が出ている。紫蘇の穂→てんぷら 
今日の夕食はてんぷらにしようかなみんないるし。









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9月4日 金曜日 曇り時々小雨 <階段の掃除>

2015-09-09 | 山野草
今日も空模様が怪しい。いつ降ってもおかしくない。
洗濯物はお風呂場に干し、体が軽いうちに階段の掃除をした。滑らないようにと階段にマットを貼ってくれたが、暗い色なので小さなごみまで目立つ。上がり下りのたびに気になる。こんなに埃やごみが落ちるのだと、俯いてしげしげと見た。
そうなるとフロアや畳も同じに違いない。やれやれ、汚れが身立ち過ぎるので剥がしたい、と言うのもなんか沽券に関わるような気がする。一応家事の中に掃除がある。
掃除は余り好きでないから余計に気になる。不思議だが、ころころの粘着に頼るのも限界がある。ハンディクリ-ナーも完璧には取れない。
階段下からよっこらしょと掃除機を運んできて手間隙かけてやりました。
軽くて掌に乗ります、それに紙パックいらず、排気も綺麗でよく吸いますほら!とCMでみかける掃除機があるけれど、壊れてもいない、まだまだ現役で頑張り中なのに買い換えるのも、と通販のCMから目を反らす。
でも、気持ちを奮い立たせて、やる気を出しても綺麗なままで二日と持たない。掃除って毎日するもの?ドラマで「さぁ今日の掃除も終わったし」と言っていた。

時々思う、細菌やごみ、埃などの小さなものが見えない目でよかった。超能力でもあって、顕微鏡的に見えでもしたら、一生掃除で明け暮れ、その上、消毒や洗浄できりきり舞い。早々に恐怖症も発症するかもしれない、見えるものでも見たくないものは見えない、都合よく作ってくれた造化の神もやるではないか。埃を見て、宇宙の神秘を感じた時間でした(笑)





「タカサブロウ」 語源は不明だそうだ。諸説あると書いてあるのでそれを知りたいと見るたびに思う。


「トサカケイトウとアオテンハナムグリ」 ハナムグリって花にとまってどういう生活なのかと
思ったら、好きな花の花粉を食べているそうだ。花を食べないところも可愛いなぁ。


「キイロコスモス」 名の通り。


「アメリカンブルー」 これもどうしてアメリカンなのかわからないし花を見ていると、
どのあたりがアメリカンなのかな?と思う。



「ムラサキシキブ」 の実が色づいてきた。山で自生しているのを見ると美しいなぁと思う、
名前のように美しく趣もあって日本庭園などによく似合うのもなるほどと思う。








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9月3日木曜日 曇り <カードを忘れた>

2015-09-08 | 山野草

さて、日記の遅れを取り戻そうとファイルを見たら、3日の写真がない。そうだこの日はカードをパソコンに残したままだった。

まだ出発の手順が身についていない。小さいショルダーバッグに、タオルハンカチ、小銭、メモ、カメラを入れる。何かを始める前は、決心が鈍らないように、それに少しわくわく感もあって、いろいろ準備をする。
今回は靴は山行きの歩きやすいものがあった。ハイキング用なので問題はない。乾かしてはくのにローテンション用の靴がいるといわれて、見てみると4足あった。一足は底が減っていて滑るのを思い出して捨てることにした。履き替え順に並び替えて足元は終了。
ジーンズも出し、雨用の上着と、薄いパーカーを買った。カメラは軽いコンパクトのほうにしたが、手振れ防止なのに機能ばかり多くて、マクロに設定してもぶれる。腕にも問題があるが、可愛がって使ってきたので連れて行く。
さぁと掛け声をかけて出かけているが、一応まだ続いている。
朝出会う近所の人たちにも、(帽子をかぶり首にタオルを巻いた姿なので)出かけるのが一目でわかる、見送ってもらうこともあるので、やめる訳にもいかない。

はじめてから、半月たった。稲の穂が少し色づいてきたし、コスモスがちらほら咲き出した。
季節の流れが見える。

坂の中ほどに建っている家なので、登りはきつい、そこを上がりきるとくだりになるが、同じ道だと帰りは又上り坂になる。それで、横の道を平らに歩いていく。隣町との境で区画整理が違ってくるので少し緩やかな斜め方向に上る。だらだらと上るとまた緩やかなくだりが続く。50年ほど前に開けた地区なので、庭木も育って風格がある。歯が抜けたように空き家が更地になっているところもある。子供が育って老夫婦ばかりになり、引っ越した家も多いようだ。
そこに新しい家が建つ。流行の可愛いポーチが出来て、オープンガレージに敷石が貼られて出来上がっていく。見学も楽しい。

我が家のあたりも世代交代してきた、同居していた親の姿を見なくなったが、子供世代はまだ元気で、休日は離れた子供が戻っているらしく、道路の両側に車が並んで賑やかになる。平日はひっそりとして、たまに犬の声がするくらいだが、新しい若い住人も増えて子供の集団登校の声がするようになった。

余り外に出ることがなく、出かけるのも車を使っていたときと違って、あたりの様子が解るようになった。子育て頃と随分雰囲気も違ってきたことを感じる。

ガーデニングが趣味で門や塀の周りにいつも溢れるように花が咲いている家がある。久し振りに会って、お互いに近況など話していると、雨が降って来た。長雨でベゴニアの根が腐らないかなといって空を見上げながら心配している。この人はいい年をとっているなぁと思いながら坂を上った。


淋しいので前に写したものを貼ろう。



「アキノノゲシ」 珍しくないどこにでも咲いている花だが、
よく見ると可愛らしく、花が終わると小さい綿毛の球も出来る。






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9月2日 水曜日 曇り時々晴れ <遅れている日記>

2015-09-08 | 山野草

一週間分溜まって来た。お天気も忘れそうになるが、空を写しているので思い出すのにいい。
それより野の花を見るのに立ち止まりすぎて時間の割りに歩数が増えていない。まぁいいか、楽しんで歩いているので。
最近、前の道路を工事車が頻繁に通ると思ったら、造成地に家がたち、随分綺麗な町並みになってきた。こちらは街、坂を下りると田んぼや畑、こうしてどんどん野山が減っていく。





右に家並み、左に田んぼ、実った稲の穂がたれていている。


どんどん歩いていくと高速道路にぶつかる、高い橋脚のうえは騒音防止のドームになっている。
側道は車道と歩道に分かれて左右の歩道を往復して虫の声を聞きながら歩く。


「フウセンカズラ」外が枯れると中にハートの模様がついた種が出来る。


「ローズマリー」これは枝垂れる種類だが上に伸びるものもある、いい香がして肉料理に使う。
ちいさい薄紫の花が可愛らしい。


おぉ「葛の花」が咲いていた。秋の七草、形も色も綺麗だが、旺盛に伸びてうっかりすると
地面だけでなく木も草も覆い尽くしてしまう。この根を掘る人たちのドキュメントを見た。
吉野葛はブランド品でおいしいが、根を掘ると言うのは随分力の要る重労働だ。


「まめあさがお」初めて見たときは、育ち遅れた痩せ地の朝顔かと思ったが、
こういう種ということだった。白い花が多いが、近所にピンクの花を見つけた。
5角形の花は小さいだけでなく、なんとなく朝顔離れ(?)をした感じがする。


「ルリマツリ(瑠璃茉莉)」名前も姿も美しい。その上育てやすくて、あちこちの庭で育っている。





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「判決破棄」 リンカーン弁護士 マイクル・コナリー 古沢嘉通訳 講談社文庫

2015-09-07 | 読書


リンカーン弁護士シリーズの三作目。上下巻にもかかわらず読みやすい上に面白く、今回は、ミッキー・ハラーとボッシュ刑事の競演とあってなじみもあり、すぐに読み終わった。
コナリーの大好評であるシリーズとして、それぞれが主人公で活躍している、その二人がタッグを組む事だけでもわくわくする。
ミッキー・ハラーよりもボッシュ刑事シリーズが多く書かれているそうだが、ハラーのほうから入ると、やはり法廷シーンの緊張感が嬉しかった。


24年前の少女強姦殺人事件の犯人は、無実を訴え続けている。DNA判定が進歩して、証拠になった妹のワンピースの裾についていた精液が犯人のものと違っていることが判明した。
「判決破棄」差し戻しの裁判が始まる。
不名誉な事件で、検察側はミッキー・ハラーに検事長から特別検察官の要請がある。ハラーは反対の席に座ることを受け入れて、証拠の確認と、当時の証人を探すことを調査員で招聘したボッシュに依頼する。ここで断ったら話にならない(笑)

無罪を訴える犯人は意気揚々、一時の釈放時間を満喫しながらスター気取りで、マスコミの前に姿を見せる。

犯人の意味の解らない行動に振り回されながら、当時事件を目撃した姉を探す調査員のボッシュ刑事。
その姉は、一時麻薬におぼれ住居も転々としていた。

裁判が開かれる、やり手だと評判の高い犯人側の弁護士は、24年前の証拠不十分を基にがっちりと論陣をはる。
ハリーは、ボッシュとともに元妻の検事と証拠崩しをはかる。
緊張感溢れる法廷場面は飛び切り面白い。

柔な推理小説の面白さにかまけて、こういうエンタメを忘れていた。マイケル・コナリーはこう来たか。

登場人物が絡みに絡んで、いやみな犯人側の弁護士、娘のいるハリーとボッシュの家を窺っているかのような犯人の行動、既に恋人がいる元妻。目撃者の姉の結婚相手が弁護士側の証人として出廷し姉の証言を否定する。姉と殺された妹の義父は二人に性的な暴行を加えていたらしい。

これらの話が縺れながら、最後の法廷に持ち込まれる。

ちょっとやりきれなさが残る場面で終わるが、これもいいとしよう。

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