けっこう前の『人志松本のすべらない話』、宮川大輔の番で・・・
「芸人ほっしゃん。」が泥酔し、後輩にしつこくからんだ、、、という話をしたことがある。
その後輩は空手の有段者で、ほっしゃん。は「蹴ってみろよ、蹴ってみろよ」と何度も迫り、
後輩が軽く蹴ると「ぜんぜん痛くないやん! 本気で蹴れっていうんだよ」としつこく挑発した結果、彼の「スイッチ」がONとなり、本気のハイキックを披露、それが見事に? ほっしゃん。の後頭部に当たってしまう。
ほっしゃん。は大の字になって失神、その状態でいびきをかき始めた―というのが、前半の展開だった。
演技も巧みな大輔のパフォーマンスによって実際に「すべらない話」となり、それを観ていた自分も大笑いした。
したのだが、と同時に、その後輩の気持ちがモノスゴ分かった。
居るんだ、ほっしゃん。みたいにからんでくるヤツが絶対に。
悪気がないのは分かる、酔っているんだし。
しかし。
有段者であることを「ひけらかす」タイプならともかく、格闘技に真摯に取り組んでいるものであればあるほど、ふだんは「それ」を見せようとしないはずで。
自分も呑み会で、たぶん30回くらいは「ちょっと腕十字、かけてみて」「三角締め、やってくれ」といわれたことがある。
軽くいうぶんにはなんとも思わないが、酔っ払いだからとにかくしつこい。
得意の愛想笑いで切り抜けてはいるものの、イライラしてしょうがない。
それが目上のひとであれば、あるほどに。
見世物じゃねーよ、って。
本気の腕十字で骨を折り、
腕を押さえぎゃーぎゃー騒ぐ泥酔者に『T2』のサラ・コナー(トップ画像)のように、
「人間の身体には全部で215本も骨があるの、1本くらいなによ!」
と、いってみたくもなるよ。
自分のような似非格闘家さえそんな感じなのだから、プロは日常茶飯事だろう。
いや逆に本気でやられる可能性もあるから、シロートはビビッてなにもいえないか。
そんなヤツだから、中途半端な似非にからんでくる、、、のかもしれない。
サブミッション(=かんたんにいえば、極め技)のアーティストと呼ばれる日本の格闘家、青木真也がきのう、米国で試合をした。
相手は数年前の大晦日に勝ったことのあるエディ・アルバレスで、その過去だけを参照すれば「負けるわけがない」試合ではあったが、
青木に負けてからのアルバレスのキャリア―試合そのものの数や、凌ぎ合い―は、明らかに青木よりもハードなものであり、「青木党の自分だけど、今回はまずいかも、、、」などと思っていた。
ら、悪い予感が的中したというか、たいした盛り上がりもみせず、あっさりと負けてしまった。
落ち込むと同時に、ケージのなかに入ってアルバレスと抱き合うハニーが数年前と同じ女性であったことに(なぜか)ホッとし、男前じゃないかアルバレス、おめでとう! と、賛辞を送る自分が居た。
複雑な思いを抱えたまま、その数時間には「ももクロ」の横浜アリーナ公演に出かけた自分・・・もどうかと思うが、
「ここぞ!」というときに負けてしまう青木へのバッシングは加速中で、さっき掲示板をサーフィンしてみたところ、青木のこれまでの言動に対する批判はともかく、嫁に対する悪口まであって気分が悪くなった。
一歩前進、二歩後退―がいつまでも続く青木だが、
アンチを含めて青木のことが気になってしょうがない格闘技マニアたちの、精神部分の骨をバッキバキに折ってしまうような「華麗で残酷な」米国での活躍を、いつか見てみたい。
やってくれよ、バカサバイバー!
※そんな、きのうの試合。
ほんとうはモノスゴ強いのに、これでは強さが伝わらない・・・というのが、つらい。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(153)きたろう』
「芸人ほっしゃん。」が泥酔し、後輩にしつこくからんだ、、、という話をしたことがある。
その後輩は空手の有段者で、ほっしゃん。は「蹴ってみろよ、蹴ってみろよ」と何度も迫り、
後輩が軽く蹴ると「ぜんぜん痛くないやん! 本気で蹴れっていうんだよ」としつこく挑発した結果、彼の「スイッチ」がONとなり、本気のハイキックを披露、それが見事に? ほっしゃん。の後頭部に当たってしまう。
ほっしゃん。は大の字になって失神、その状態でいびきをかき始めた―というのが、前半の展開だった。
演技も巧みな大輔のパフォーマンスによって実際に「すべらない話」となり、それを観ていた自分も大笑いした。
したのだが、と同時に、その後輩の気持ちがモノスゴ分かった。
居るんだ、ほっしゃん。みたいにからんでくるヤツが絶対に。
悪気がないのは分かる、酔っているんだし。
しかし。
有段者であることを「ひけらかす」タイプならともかく、格闘技に真摯に取り組んでいるものであればあるほど、ふだんは「それ」を見せようとしないはずで。
自分も呑み会で、たぶん30回くらいは「ちょっと腕十字、かけてみて」「三角締め、やってくれ」といわれたことがある。
軽くいうぶんにはなんとも思わないが、酔っ払いだからとにかくしつこい。
得意の愛想笑いで切り抜けてはいるものの、イライラしてしょうがない。
それが目上のひとであれば、あるほどに。
見世物じゃねーよ、って。
本気の腕十字で骨を折り、
腕を押さえぎゃーぎゃー騒ぐ泥酔者に『T2』のサラ・コナー(トップ画像)のように、
「人間の身体には全部で215本も骨があるの、1本くらいなによ!」
と、いってみたくもなるよ。
自分のような似非格闘家さえそんな感じなのだから、プロは日常茶飯事だろう。
いや逆に本気でやられる可能性もあるから、シロートはビビッてなにもいえないか。
そんなヤツだから、中途半端な似非にからんでくる、、、のかもしれない。
サブミッション(=かんたんにいえば、極め技)のアーティストと呼ばれる日本の格闘家、青木真也がきのう、米国で試合をした。
相手は数年前の大晦日に勝ったことのあるエディ・アルバレスで、その過去だけを参照すれば「負けるわけがない」試合ではあったが、
青木に負けてからのアルバレスのキャリア―試合そのものの数や、凌ぎ合い―は、明らかに青木よりもハードなものであり、「青木党の自分だけど、今回はまずいかも、、、」などと思っていた。
ら、悪い予感が的中したというか、たいした盛り上がりもみせず、あっさりと負けてしまった。
落ち込むと同時に、ケージのなかに入ってアルバレスと抱き合うハニーが数年前と同じ女性であったことに(なぜか)ホッとし、男前じゃないかアルバレス、おめでとう! と、賛辞を送る自分が居た。
複雑な思いを抱えたまま、その数時間には「ももクロ」の横浜アリーナ公演に出かけた自分・・・もどうかと思うが、
「ここぞ!」というときに負けてしまう青木へのバッシングは加速中で、さっき掲示板をサーフィンしてみたところ、青木のこれまでの言動に対する批判はともかく、嫁に対する悪口まであって気分が悪くなった。
一歩前進、二歩後退―がいつまでも続く青木だが、
アンチを含めて青木のことが気になってしょうがない格闘技マニアたちの、精神部分の骨をバッキバキに折ってしまうような「華麗で残酷な」米国での活躍を、いつか見てみたい。
やってくれよ、バカサバイバー!
※そんな、きのうの試合。
ほんとうはモノスゴ強いのに、これでは強さが伝わらない・・・というのが、つらい。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(153)きたろう』