Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

Be erotic ~日本女優「偏」~

2014-06-23 00:30:00 | コラム
好きな映画俳優を並べるシリーズの、最終章。

今宵は、日本の女優「偏」。

異性に対してはどうしたって「やましさ」みたいなものが生じるから、演技力とキャリアから冷静な評価をすることは難儀。
まだ外国の女優さんとは「ほどよい距離感」があるから「こころを静める・鎮める?」ことも可能、、、だけれども、国内の女優さんとなると、そうもいかない。

基本がバカヤロウなので、ひょっとしたら付き合えるかもしれない―などと思い、映画女優としての評価ではなく「もし付き合うんだったら、こういうひと」みたいな発想が出てきてしまう。

映画小僧のプライドを駆使し、その欲求を「半分だけ」抑えこむことに「なんとか」成功する。

・・・って、半分かよ! と突っ込むのは無粋というものだよ。


(1)香川京子

黒澤映画では「弱いおんな」だったかもしれないが、『近松物語』(54)のヒロインは長谷川一夫より強いキャラクターだった。

あの凛とした佇まいに、やられた。

(2)二階堂ふみ

現代日本映画の若きミューズ。

宮崎あおい嬢との類似性を指摘する声も多いが、・・・う~ん、どっちも好きだけど、インディーズ嗜好がつづきそうなので、ふみちゃんを支持。

(3)杉村春子

演技力でいったら、日本映画史上でいちばんだと思う。

嫌味なくらい、巧い。

(4)原田美枝子

デビュー時の生意気な感じも素敵だが、お母さん役が多くなった現在も好き。

いまの若い女優さんも頑張っているけれど、こういう感じのひとは出てこないね。

(5)左幸子

不幸を背負うキャラクターがよく似合う。

それでも生きていく、、、みたいな。

(6)麻生久美子

チャーミング、かつセクシー。

ここいらへんで、ほんとうの代表作がほしいところ。

(7)小山明子

オオシマを支えた母性のひと。

オオシマは彼女を「俺のゲバラたち」のひとりとしているが、鬼才の要求に応えつづけたという意味で、たしかにゲバラだった。

(8)小島聖

顔も身体の感じも好き。

映画キャリア的には、ちょっともったいないと思う。

もっと起用されてもいいはずなのに、、、ね。

(9)前田亜季

伸び悩んでいるという意味では、彼女も同様。

舞台版の『フォレスト・ガンプ』、ジェニー役を演じるというので観てきたが、ううん、あまり似合わないなぁ。

もっと暗いエロスを感じさせるキャラクターがいいと思う。

(10)北乃きい

23歳にして、まだ女子高生キャラを演じたりもする。
そういう意味では数年前の亜季ちゃんと一緒で、こういう子を連続して選ぶところがまた、自分らしいっしょ?


※知名度は「まだ、そんな…」だが、実力はメキメキと




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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(79)』

コメント (2)
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