先週末の金・土は新作映画の封切りラッシュ、じつに15本もの映画が公開されている。
そのなかで順位をつけるとするならば、
(1)『渇き。』…トップ画像
(2)『her/世界でひとつの彼女』
(3)『収容病棟』
(4)『トランセンデンス』
(5)『オールド・ボーイ』
・・・となるかな。
日本・米国・韓国とバランスもよく、16強が出揃ったサッカーW杯みたい。
『渇き。』は賛否あるだろうが、自分のなかではダントツの出来。
役所広司の演技の振り切れ具合、魅力的な女優陣―小松菜奈、二階堂ふみ、橋本愛―も素晴らしいが、不愉快で不道徳な物語をポップに紡いだ中島哲也監督を「いちばんに」褒めるべきだろう。
韓国産をリメイクした米国映画『オールド・ボーイ』は、ちょっと脇が甘い。
『インファナル・アフェア』(2002)と『ディパーテッド』(2006)の関係性に似ていて、インパクトという点では「そーとー」負けている。
ただ餃子を強調する演出は、面白かったけど。
夏である。
まだ梅雨明けしていないけれど、日本らしい湿気を含んだベトベトな感じがなんとも不快。
シャワーを浴びた直後だけ快適、でも1時間後には汗をかいている。
プールや図書館で涼むのもいいし、カキ氷を食べてもいい。
でもやっぱり、映画館がいちばんっしょ?
自分にとって夏とは、スイカであり薄着の女子でありTシャツであり、そして映画だ。
というわけで、夏の映画について書く。
黄金週間と秋は、インディーズの映画が強い。
正月と夏は、ビッグバジェットが映画界を席巻する。
あくまでも「その傾向にある」っていう話だけど。
今夏もその例に漏れず、なんといっても注目は米国版の『ゴジラ』だ。
特別試写で観たが、たしかにすごい。
全世界でヒットも納得のクオリティであり、オリジナル版云々より、なんとなく「平成ガメラ」に似ているところも日本人としてうれしかった。
細かいことをいうのは公開日(7.25)まで待つが、ひとつ文句をいうとするならば、舞台は西海岸ではなく東海岸のほうがよかったのではないか、、、とは思った。
雰囲気とリアリティ、という点においてね。
記憶を辿ってみれば、自分が映画小僧と化していく過程は「夏、が多かった」ような気がする。
レンタルビデオで『タクシードライバー』(76)を初めて観たのは、夏休みの1日目だった。
ひとりで「はっきりと」映画館に行きたいと思った―その最初の映画は『プロジェクトA2』(87)で、これは7月公開。
場末の映画館『清流』で働き始めたのは、高校1年の夏。
初めて「脚本を書いてみよう」と思ったのも夏。その物語の舞台は、意識的か無意識か「異様に暑い夏」とした。
♪ 夏夏夏夏ココナッツ♪ なのである。
チャゲ頑張れよ。
当然だが、あなたはなんにも悪くない。
それから、ももクロの『ココナッツ』も好きだ。
♪ コココココココナッツ ♪ なんつって。
なんの話だよ、バカヤロウ。
ふだんはインディーズ映画推しだが、夏くらいはビッグバジェットを堪能したい。
夏こそビッグバジェットが相応しく、多少雑な映画でも楽しませ、そして涼ませてくれたら堅いことはいわない。
そう、敢えて書くと・・・夏になって気が緩む・貞操観念が弱くなる女子が多いといわれているが、それと似たようなところがあり、映画への評価が甘くなると。
ダメじゃん! という気もするが、いやいや、これだけ暑いのだから難しいこというなって。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『糞とネットと景観とあたし + 6月コラムの目次』
そのなかで順位をつけるとするならば、
(1)『渇き。』…トップ画像
(2)『her/世界でひとつの彼女』
(3)『収容病棟』
(4)『トランセンデンス』
(5)『オールド・ボーイ』
・・・となるかな。
日本・米国・韓国とバランスもよく、16強が出揃ったサッカーW杯みたい。
『渇き。』は賛否あるだろうが、自分のなかではダントツの出来。
役所広司の演技の振り切れ具合、魅力的な女優陣―小松菜奈、二階堂ふみ、橋本愛―も素晴らしいが、不愉快で不道徳な物語をポップに紡いだ中島哲也監督を「いちばんに」褒めるべきだろう。
韓国産をリメイクした米国映画『オールド・ボーイ』は、ちょっと脇が甘い。
『インファナル・アフェア』(2002)と『ディパーテッド』(2006)の関係性に似ていて、インパクトという点では「そーとー」負けている。
ただ餃子を強調する演出は、面白かったけど。
夏である。
まだ梅雨明けしていないけれど、日本らしい湿気を含んだベトベトな感じがなんとも不快。
シャワーを浴びた直後だけ快適、でも1時間後には汗をかいている。
プールや図書館で涼むのもいいし、カキ氷を食べてもいい。
でもやっぱり、映画館がいちばんっしょ?
自分にとって夏とは、スイカであり薄着の女子でありTシャツであり、そして映画だ。
というわけで、夏の映画について書く。
黄金週間と秋は、インディーズの映画が強い。
正月と夏は、ビッグバジェットが映画界を席巻する。
あくまでも「その傾向にある」っていう話だけど。
今夏もその例に漏れず、なんといっても注目は米国版の『ゴジラ』だ。
特別試写で観たが、たしかにすごい。
全世界でヒットも納得のクオリティであり、オリジナル版云々より、なんとなく「平成ガメラ」に似ているところも日本人としてうれしかった。
細かいことをいうのは公開日(7.25)まで待つが、ひとつ文句をいうとするならば、舞台は西海岸ではなく東海岸のほうがよかったのではないか、、、とは思った。
雰囲気とリアリティ、という点においてね。
記憶を辿ってみれば、自分が映画小僧と化していく過程は「夏、が多かった」ような気がする。
レンタルビデオで『タクシードライバー』(76)を初めて観たのは、夏休みの1日目だった。
ひとりで「はっきりと」映画館に行きたいと思った―その最初の映画は『プロジェクトA2』(87)で、これは7月公開。
場末の映画館『清流』で働き始めたのは、高校1年の夏。
初めて「脚本を書いてみよう」と思ったのも夏。その物語の舞台は、意識的か無意識か「異様に暑い夏」とした。
♪ 夏夏夏夏ココナッツ♪ なのである。
チャゲ頑張れよ。
当然だが、あなたはなんにも悪くない。
それから、ももクロの『ココナッツ』も好きだ。
♪ コココココココナッツ ♪ なんつって。
なんの話だよ、バカヤロウ。
ふだんはインディーズ映画推しだが、夏くらいはビッグバジェットを堪能したい。
夏こそビッグバジェットが相応しく、多少雑な映画でも楽しませ、そして涼ませてくれたら堅いことはいわない。
そう、敢えて書くと・・・夏になって気が緩む・貞操観念が弱くなる女子が多いといわれているが、それと似たようなところがあり、映画への評価が甘くなると。
ダメじゃん! という気もするが、いやいや、これだけ暑いのだから難しいこというなって。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
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