Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん男優列伝(251)中尾明慶

2014-10-29 00:30:00 | コラム
88年6月30日、26歳。
東京出身。

公式ブログ

日本の俳優さんを取り上げるこの企画、いよいよ250人を超えました。

「くまなく」やっているわけでもないのに、「な行」でこの人数ということは、400人くらいになるのではないでしょうか。
ほんとうは男子として、早いとこ女優版に取りかかりたいところなのですけれどね、それが実現するのは、2年後くらいになるのかもしれません・・・。

さて、251人目の俳優さんは中尾明慶(なかお・あきよし)くん。

軟弱系? でデビューした市原隼人くんは、そのイメージを払拭するためか、冗談が通用しない感じのオラオラ系? へと変貌した―って、ちょっと悪口かな笑―わけですが、中尾くんも「どちらかというと、軟弱っぽい」キャラクターを演じることが多く、市原くん同様、筋肉つけたりして頑張っていますが、自分のなかのイメージはあまり変わらないですね。

仲里依紗(夫人)を落としたのは、素直にたいしたものだと思いますし、単純に羨ましいですけどね。


※これ、自分もスタジオでやらせてもらったことがあります。面白かった~。力自慢の男であれば、かなりムキになるはず。




<経歴>

小学生のころ、俳優というよりも芸能界に憧れてホリプロのスクールに通う。

2000年、TBSのドラマ『ママまっしぐら!』に出演。
ミッチョンこと芳本美代子が主演する「昼ドラ」で、中尾くんはまだ12歳でした。
ですから、ぎりぎり「子役出身の俳優さん」で括ることが出来ると思います。

自分が中尾くんの存在に気づいたのは、『3年B組金八先生』の第6シリーズ(2001、TBS)からですね。
上戸彩の性同一性障害をメインとしましたが、中学生の妊娠や暴力騒動より、小さなエピソードや地味なキャラクターにこそ目がいきます。
ですから、クラスではそれほど目立っていなかった中尾くん、あぁ悪くないよね・・・と思いながら観ていました。

テレビドラマでいうと、ほかに『ドラゴン桜』(2005、TBS)と『ROOKIES』(2008、TBS)になるのでしょうか。
前者はCSの再放送で観て面白いと感じましたが、後者に関しては観ていないのでなんともいえません。


映画俳優デビュー作は、2005年の『戦国自衛隊1549』。

『キャプテントキオ』(2007)、テレビドラマ版を受けて映画化された・・・ので、ぜんぜんノレなかった『ROOKIES ―卒業―』(2009)、『キラー・ヴァージンロード』(2009)、『時をかける少女』(2010)。

2011年、『犬のおまわりさん てのひらワンコ3D』で初主演を果たす。

『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(2011)、『逆転裁判』(2012)、『のぼうの城』(2012)。

テレビドラマに比べるとパッとしないキャリアですが、本年公開された『東京難民』(2014)は、中尾くんの演技はよかったし、作品も野心的な創りで感心しました。
いわゆる「勝ち組」と「負け組」の若者たちを描いたリアルな青春劇で、高橋優による主題歌『旅人』も胸に迫りました。
意外と知られていない作品なので、ぜひ観てください。

最新作は、『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキックラブ』(2014)。

まだ26歳。
夢は広がりつづけることでしょう、いいなぁ若いって。

…………………………………………

本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』

…………………………………………

明日のコラムは・・・

男優列伝、3連続です。
『にっぽん男優列伝(252)中尾彬』

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする