おいらん【花魁】
姉女郎のこと。
位の高い遊女。太夫。
江戸吉原の遊郭で、新造・禿などが姉女郎を「おいらの(己等の姉さんの略)」と呼んだところからという。
(デジタル大辞泉より)
…………………………………………
安達祐実が頑張って脱いでいる『花宵道中』(11月公開)を先行で観させてもらった。
感想は、頑張っているなぁ、、、くらいかな申し訳ないけど。
ロリコンを自称しているけれど、ちょっと違うんだよなぁ祐実ちゃんは・・・ってなとこだろうか。
男ならヤクザか軍人、女なら娼婦を演じさせれば日本の俳優は巧い―現代ではそんなこといわれないが、20年くらい前までの日本映画では「それが常識」だった。
だから遊女の映画は沢山創られた。
現代では、あまり創られない―その代わりに登場したのが、昼間はOL・夜は娼婦に変貌するといった「東電OL殺人事件」系のキャラクターであろう。
つまり、アマチュア遊女の物語。
11月、テアトル新宿にて『花宵道中』公開を記念し「花街の女たち」という特集上映が組まれる。
鈴木清順の『肉体の門』(64)や五社英雄の『吉原炎上』(87)などの名作7本がラインナップされている。
「そうでないもの」も含まれるが、これらの映画で描かれるのは大抵が「おいらん」である。
位の高い遊女ばかり。
個人的には、それがちょっと面白くないんだよなぁ。
たとえば『プリティ・ウーマン』(90)。
焦点が当てられるのは、プライドの高いビビアン(ジュリア・ロバーツ)でしょう。
自分がこの映画を嫌いなのは、たぶん、ビビアンの同僚? として登場するキット・ド・ルカ(ローラ・サン・ジャコモ)を「娼婦娼婦している、ゲスな感じの子」として描いている点なんだと思う。
自分、付き合うのであればキットのほうだけれどな、、、と。
見た目の問題じゃないよ。
キャラクターとしてね、「その上、先」を目指す子よりたとえ底辺であっても「そこで踏ん張っている子」にこころを持っていかれるのだった。
リンクした予告編でいっているでしょう、祐実ちゃんが「鉄砲遊女」って。
自分は、そういう子を好きになるっていうね。
そんなわけで今宵は、「映画に登場した遊女、娼婦」の個人的好感度ランキングを展開してみたい。
(1)アイリス…『タクシードライバー』(76)
いうことなし、不動の指名ナンバーワンギャルである。
(2)アラバマ…『トゥルーロマンス』(93)
QTタランティーノは映画監督になる前、こんな妄想をしていたのか。
自分と一緒じゃん!! ってね。
(3)セーラ…『リービング・ラスベガス』(95)
自死を決意した脚本家に寄り添う、自身も傷ついている娼婦。
もうこの設定は、ずるいと思う。
抱きしめたくなるに決まっているじゃないか!!
(4)ブリー…『コールガール』(71)
原題は『Klute』で、これはドナルド・サザーランドが演じた刑事のキャラクター名。
なのに、ジェーン・フォンダが演じたキャラクターを邦題に持ってきた日本。
これ、まちがいなく邦題の効果もあって、日本でヒットしたのだと思う。
それにしてもこのころのジェーン・フォンダは、色気むんむん。
(5)若菊…『さくらん』(2007)
映画では美波が力演。
ね、きよ葉(日暮)を選ばないところが自分らしいっしょ?
(6)こはる…『幕末太陽傳』(57)
これは、完全に見た目で選んだ笑
このころの南田洋子、信じられんほど美しい!!
(7)セヴリーヌ…『昼顔』(67)
フランスの代表は、もう半永久的にカトリーヌ・ドヌーヴで決まり。
スキャンダラスな内容をクールに描いた、ルイス・ブニュエルにも拍手を送りたい。
(8)サキ…『サンダカン八番娼館 望郷』(74)
この世界についてアアダコウダいうには、まずこの映画と、原作ノンフィクションに目を通さねばならないでしょう。
(9)『イコライザー』(2014)
日本公開は「まだ」だが、いとしのクロエ・グレース・モレッツが少女娼婦を熱演しているらしい。
その先に、ジョディ・フォスターを見ているのかもしれないね。
(10)ラナ…『卒業白書』(83)
レベッカ・デモーネイが演じた娼婦は、美人なんだけれど、どこか安っぽい感じがして・・・って、本人にとっては不愉快かもしれないが、それゆえに、高級娼婦にはないエロさがある。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『怒れる牡牛の物語』
姉女郎のこと。
位の高い遊女。太夫。
江戸吉原の遊郭で、新造・禿などが姉女郎を「おいらの(己等の姉さんの略)」と呼んだところからという。
(デジタル大辞泉より)
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安達祐実が頑張って脱いでいる『花宵道中』(11月公開)を先行で観させてもらった。
感想は、頑張っているなぁ、、、くらいかな申し訳ないけど。
ロリコンを自称しているけれど、ちょっと違うんだよなぁ祐実ちゃんは・・・ってなとこだろうか。
男ならヤクザか軍人、女なら娼婦を演じさせれば日本の俳優は巧い―現代ではそんなこといわれないが、20年くらい前までの日本映画では「それが常識」だった。
だから遊女の映画は沢山創られた。
現代では、あまり創られない―その代わりに登場したのが、昼間はOL・夜は娼婦に変貌するといった「東電OL殺人事件」系のキャラクターであろう。
つまり、アマチュア遊女の物語。
11月、テアトル新宿にて『花宵道中』公開を記念し「花街の女たち」という特集上映が組まれる。
鈴木清順の『肉体の門』(64)や五社英雄の『吉原炎上』(87)などの名作7本がラインナップされている。
「そうでないもの」も含まれるが、これらの映画で描かれるのは大抵が「おいらん」である。
位の高い遊女ばかり。
個人的には、それがちょっと面白くないんだよなぁ。
たとえば『プリティ・ウーマン』(90)。
焦点が当てられるのは、プライドの高いビビアン(ジュリア・ロバーツ)でしょう。
自分がこの映画を嫌いなのは、たぶん、ビビアンの同僚? として登場するキット・ド・ルカ(ローラ・サン・ジャコモ)を「娼婦娼婦している、ゲスな感じの子」として描いている点なんだと思う。
自分、付き合うのであればキットのほうだけれどな、、、と。
見た目の問題じゃないよ。
キャラクターとしてね、「その上、先」を目指す子よりたとえ底辺であっても「そこで踏ん張っている子」にこころを持っていかれるのだった。
リンクした予告編でいっているでしょう、祐実ちゃんが「鉄砲遊女」って。
自分は、そういう子を好きになるっていうね。
そんなわけで今宵は、「映画に登場した遊女、娼婦」の個人的好感度ランキングを展開してみたい。
(1)アイリス…『タクシードライバー』(76)
いうことなし、不動の指名ナンバーワンギャルである。
(2)アラバマ…『トゥルーロマンス』(93)
QTタランティーノは映画監督になる前、こんな妄想をしていたのか。
自分と一緒じゃん!! ってね。
(3)セーラ…『リービング・ラスベガス』(95)
自死を決意した脚本家に寄り添う、自身も傷ついている娼婦。
もうこの設定は、ずるいと思う。
抱きしめたくなるに決まっているじゃないか!!
(4)ブリー…『コールガール』(71)
原題は『Klute』で、これはドナルド・サザーランドが演じた刑事のキャラクター名。
なのに、ジェーン・フォンダが演じたキャラクターを邦題に持ってきた日本。
これ、まちがいなく邦題の効果もあって、日本でヒットしたのだと思う。
それにしてもこのころのジェーン・フォンダは、色気むんむん。
(5)若菊…『さくらん』(2007)
映画では美波が力演。
ね、きよ葉(日暮)を選ばないところが自分らしいっしょ?
(6)こはる…『幕末太陽傳』(57)
これは、完全に見た目で選んだ笑
このころの南田洋子、信じられんほど美しい!!
(7)セヴリーヌ…『昼顔』(67)
フランスの代表は、もう半永久的にカトリーヌ・ドヌーヴで決まり。
スキャンダラスな内容をクールに描いた、ルイス・ブニュエルにも拍手を送りたい。
(8)サキ…『サンダカン八番娼館 望郷』(74)
この世界についてアアダコウダいうには、まずこの映画と、原作ノンフィクションに目を通さねばならないでしょう。
(9)『イコライザー』(2014)
日本公開は「まだ」だが、いとしのクロエ・グレース・モレッツが少女娼婦を熱演しているらしい。
その先に、ジョディ・フォスターを見ているのかもしれないね。
(10)ラナ…『卒業白書』(83)
レベッカ・デモーネイが演じた娼婦は、美人なんだけれど、どこか安っぽい感じがして・・・って、本人にとっては不愉快かもしれないが、それゆえに、高級娼婦にはないエロさがある。
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明日のコラムは・・・
『怒れる牡牛の物語』