<14年度総括、第1弾>
1日に予告したとおり、本日より早々と本年度の総括を始めたい。
その第1弾は、ワースト映画の選出。
米国ではオスカー授賞式の前日、大々的にワースト映画を選出する「ゴールデンラズベリー賞」というものがあるが、
日本では雑誌『映画芸術』『映画秘宝』が「ひっそりと」特集するくらいだろうか。
芸能人ファッションの辛口批評とかはやるのにね、なぜ「ひっそりと」なのだろう。
まぁ、いろんな利害関係が働いている―という事実は想像に難くない、北野武が東京国際映画祭で発言したように、
「日本アカデミー賞なんて、大手でぐるぐる回っているだけ。東宝、東映、松竹、ときどき日活ってね。オイラの映画なんか、ノミネートすらされない」
のが現状であってね、
だから、そのあたりを乗り越えたハリウッドというのは、いろいろ問題も山積みかもしれないけれど、やっぱり見習うべきところは多い。
理想は、ワーストを大々的に、おおっぴらに批評出来る世界。
映画小僧は「映画を愛している、映画のミカタである、だからこそ悪口もいえる」という究極のイイワケ? を持っているわけでね、そのあたりをクドいほど主張しながら、今宵のワーストテンを展開していきたい。
※13年11月~14年10月に劇場公開された映画から選出した
(1)『オールド・ボーイ』…トップ画像
期待が大きいぶん、失望も通常の倍になるっていう。
オリジナルの韓国映画は超えられなくとも、スパイク・リーなんだから、もっと無茶な演出をやってくれると思った。
(2)『舞妓はレディ』
周防ブランドの映画で、唯一「まったくピンとこない」作品となった。
スマートな創りだが、そのスマートさが鼻についたのだよね。
(3)『永遠の0』
あざとい。気持ち悪い。まったくノレない。
だから、早く塚本監督の『野火』が観たい。
(4)『まほろ駅前狂騒曲』
同じスタッフと、同じキャスト。
それなのに・・・。
前作のクオリティの高さが嘘みたい。
(5)『ぶどうのなみだ』
もうよしましょうよ、田舎や自然で癒されるっていう話。
(6)『TOKYO TRIBE』
量産型だと、外すこともあるかもね―とはいえ、園監督にしてはツメが甘過ぎる。
(7)『ルパン三世』
黒木メイサは頑張っていたと思うけれど。
というか、俳優陣はみんな好演。
これは、監督の所為だと思う。
(8)『幕末高校生』
最近の石原さとみは、わざとらしさが過ぎる。
この映画に関していえば、川口春奈のほうがぜんぜんよかった。
(9)『悪夢ちゃん The 夢ovie』
この映画の楽しみかた、誰か教えてくれませんか。
(10)『パズル』
熱演する夏帆が、気の毒で気の毒で・・・。
※わが神、スコセッシだって躓くことはある。
一般的には『ニューヨーク・ニューヨーク』(77)が失敗作だとされているが、自分のなかではオスカー受賞作『ディパーテッド』(2006)なんだよね。
意外! といわれるけれど、オスカー取ったことによって、「より」嫌いになったかも。
そうなのよ、基本ヘンクツなものでして。。。
それでも授賞式の夜はシャンパンを開けたわけですよ。
分かるかな、神に対する「愛憎が入り混じった」複雑な感情を・・・。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『墓碑銘』
1日に予告したとおり、本日より早々と本年度の総括を始めたい。
その第1弾は、ワースト映画の選出。
米国ではオスカー授賞式の前日、大々的にワースト映画を選出する「ゴールデンラズベリー賞」というものがあるが、
日本では雑誌『映画芸術』『映画秘宝』が「ひっそりと」特集するくらいだろうか。
芸能人ファッションの辛口批評とかはやるのにね、なぜ「ひっそりと」なのだろう。
まぁ、いろんな利害関係が働いている―という事実は想像に難くない、北野武が東京国際映画祭で発言したように、
「日本アカデミー賞なんて、大手でぐるぐる回っているだけ。東宝、東映、松竹、ときどき日活ってね。オイラの映画なんか、ノミネートすらされない」
のが現状であってね、
だから、そのあたりを乗り越えたハリウッドというのは、いろいろ問題も山積みかもしれないけれど、やっぱり見習うべきところは多い。
理想は、ワーストを大々的に、おおっぴらに批評出来る世界。
映画小僧は「映画を愛している、映画のミカタである、だからこそ悪口もいえる」という究極のイイワケ? を持っているわけでね、そのあたりをクドいほど主張しながら、今宵のワーストテンを展開していきたい。
※13年11月~14年10月に劇場公開された映画から選出した
(1)『オールド・ボーイ』…トップ画像
期待が大きいぶん、失望も通常の倍になるっていう。
オリジナルの韓国映画は超えられなくとも、スパイク・リーなんだから、もっと無茶な演出をやってくれると思った。
(2)『舞妓はレディ』
周防ブランドの映画で、唯一「まったくピンとこない」作品となった。
スマートな創りだが、そのスマートさが鼻についたのだよね。
(3)『永遠の0』
あざとい。気持ち悪い。まったくノレない。
だから、早く塚本監督の『野火』が観たい。
(4)『まほろ駅前狂騒曲』
同じスタッフと、同じキャスト。
それなのに・・・。
前作のクオリティの高さが嘘みたい。
(5)『ぶどうのなみだ』
もうよしましょうよ、田舎や自然で癒されるっていう話。
(6)『TOKYO TRIBE』
量産型だと、外すこともあるかもね―とはいえ、園監督にしてはツメが甘過ぎる。
(7)『ルパン三世』
黒木メイサは頑張っていたと思うけれど。
というか、俳優陣はみんな好演。
これは、監督の所為だと思う。
(8)『幕末高校生』
最近の石原さとみは、わざとらしさが過ぎる。
この映画に関していえば、川口春奈のほうがぜんぜんよかった。
(9)『悪夢ちゃん The 夢ovie』
この映画の楽しみかた、誰か教えてくれませんか。
(10)『パズル』
熱演する夏帆が、気の毒で気の毒で・・・。
※わが神、スコセッシだって躓くことはある。
一般的には『ニューヨーク・ニューヨーク』(77)が失敗作だとされているが、自分のなかではオスカー受賞作『ディパーテッド』(2006)なんだよね。
意外! といわれるけれど、オスカー取ったことによって、「より」嫌いになったかも。
そうなのよ、基本ヘンクツなものでして。。。
それでも授賞式の夜はシャンパンを開けたわけですよ。
分かるかな、神に対する「愛憎が入り混じった」複雑な感情を・・・。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『墓碑銘』