Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

びびる

2014-11-06 00:30:00 | コラム
「俺さ、住吉会系のものなんだけど」

「俺はまだ、この街で顔が利くんだぞ」

うわっ、ダサッ。
あまりのダサさに、笑いがこみあげてくるよ。


先日、別々の場所で耳にした台詞である。
つまり、こういうことをいうヤカラがひとりではないってこと。

しかも、自分より5~6つくらい年上の男が使っていた。

ダサいねぇ。
古いねぇ。

もう、そんな時代じゃないのに。
それを聞いて震えあがるとでも思っているのだろうか、そう思っていること自体が古臭くてついていけないなぁ、、、なんて。

無表情で街を歩く、ひょろい男のほうがよっぽど怖い。
ナイフを持ち歩いているかもしれないしね、いまはそういう時代なのである、
自分がヤクザであったり、そういうものたちと関係があるからといって、そんなに簡単に組の名前を出しちゃいけない。
繰り返すが、そういうもので脅しが効く時代ではないし、
効く時代であったとしても、バックの存在を明かすのは格好悪いと思うんだよね。

と、いうことは・・・だ。

もはやドラマのなかでさえ聞かない、

「東京湾に沈めてやる」

とか、

「さらっちまうぞ!!」

とか、凄んでいうヤツが居るってことだ。

わー、恥ずかしくてソイツの顔見れないって。


びびる。
芸人「ビビる大木」のことじゃなくってね。

びびるというのは、そのことばの軽い感じから現代語のように思われがち。
しかし平安時代、大軍が移動する際、鎧の触れ合う音を「びんびん」と表現しており、これが語源だとされている。

そこで。
自分は、どんなときに、どんなヤツにびびるのかってことを、少し考えてみたい。

そこそこ「力」に自信があるとか、格闘技をやっているとか、そういう背景を抜きにしても、ヤクザ・チンピラの類でガタガタ震えることはない。
そりゃ、『グッドフェローズ』(90)のポーリーや、『アウトレイジビヨンド』(2012)の塩見三省、そして『仁義なき戦い』(73)における「眉毛のない」梅宮辰夫が出てきたら、小便ちびるけれど。脱糞までしてしまうだろうけれど。
(トップ画像は、『仁義なき戦い』の公開初日、、、とかかな?)


(1)地震

揺れが止まるまで、なにも出来ない。

3.11で思い知ったよ。

これじゃあダメだと自覚はしているが、身体が固まってしまうのだよね。

(2)エレベーターの故障

いちどだけ、20分ほど閉じ込められたことがある。

しかも、悪名高き? シンドラーエレベーター社のものだった。

映画から得た知識で、ジョン・マクレーンよろしく脱出を試みたが、うまくいかなかった。

元々、密室は得意なほうではないしなぁ。。。

(3)酒が異様に強い、細身の女子

口説こうとしたが、完全にろれつが回らなくなった経験「3度ほど」あるし。

(4)5人以上の女子高生

勝てるわけがない。
3人だったとしても、勝てないか。

(5)内科

ここ20年、外科にしか世話になっていないので、「内科」の札を見ただけで震えがくるね。

いや、マジで。

(6)ルール・マナー無視でママチャリに乗る、ジジババ

ほんとうに恐ろしい。

(7)本気になったときの高田延彦

いちどだけ目撃したことがある。
門下生だと思うが、数メートルくらい吹っ飛ばされていたよ。

(8)EDになったとき

実際に悩んでいるひとが居るわけだからネタにするのはアレな気もするが、想像するだけで怖い。


・・・以上、このくらいだろうか。

結果、びびり屋なのかそうでないのか、よく分からん感じになってしまったな。


※ほとんどのひとが褒めなかった平成版の『仁義なき戦い』、でも布袋さんの音楽だけは素晴らしかった




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コメント (2)
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