Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(103)

2014-11-28 00:30:00 | コラム
きのうの個人的総括でも書いたが、自分のなかの、14年度最大のトピックスは交通事故である。

独り暮らしを始めて20年とちょっと、そのあいだに「そろえるつもりもないのに」・・・
肋骨を保護するバンド、腰を保護するコルセット、膝の靭帯を保護する特殊なサポーターなどを購入、自分、なんかアスリートみたいだなぁ、、、なんて。


太宰調で書くのはベタだが、ほんとうにもう「生傷の多い生涯を送ってきましたよ」と。

入場時からすでにサポーターぐるぐる巻きの桜庭和志みたい―といったら格好つけ過ぎだけれども、40年の人生で内科の世話になったことは12歳以降は「たぶん」ゼロ、その代わり、ひとの2倍も3倍も外科通いをしている。

いわゆる怪我自慢。
これだけ怪我をしていると痛みに強くなりそうだが、どうかねぇ他者と比べて少しは我慢出来るほうなのだろうか。


映画『羊たちの沈黙』(91)の冒頭―。
FBI訓練生のクラリスがジョギングコースを走っていると、「苦痛を愛せ」というカードが掲げてあるのが見える。

そのくらいじゃないと、FBIは務まらない。
そういう意味だろう、トップはおそらくこの映画のファンが作ったパロディで、これだとちょっと軽い感じがするが、まぁイメージとしては遠くはない。
(詳しくは、文末のオープニング動画でチェック!!)

ややマゾ気質ではあるものの・・・
苦痛を愛せる自信はないので、自分はFBIにはなれないね。


それでも、たぶん「頭のてっぺんから爪先まで、大抵の部位に傷がある」と思う。
理想はあれだ、それらの傷を恋人が愛撫してくれる『レイダース/失われたアーク』(81)の世界。
間違っても、クローネンバーグの『クラッシュ』(96)の世界ではない。

オスカーを取ったほうではない『クラッシュ』は、世紀末作家? J・G・バラードの原作をもとにして創られた「超のつく」ヘンタイ映画である。
性的快感を得たいがために、意図的に交通事故に遭う男女を描いた問題作なのだから。

交通事故は悲惨このうえない。
悲惨でない事故などないとは思うけれど。


というわけで。
今回の初体験シリーズは、「初めての交通事故」でいってみよう。

ん?

今回が初めてではない?

まぁ、チャリダー歴20年以上ですから。

とはいえ、死ぬまで無事故でいられるドライバー・ライダー・チャリダーだって居る。
彼ら彼女らは、たぶん技術があり、よほどの慎重派であり、さらにいえば「運」もよかった。

そう、向こうから突っ込んでくる場合だってあるわけでね、これはもう「運・不運」で論ずるよりほかはない。


現在までに自分は、すでに4回も事故っている。
本年度のを「大」とすれば、残り2つが「小」、ひとつが「中」だった。

別の角度から内訳を展開してみると・・・
相手が自動車だったのが2、バイクだったのが1、チャリだったのが1となる。

もちろん4つのケースとも、自分はチャリの運転中であった。

「大」…相手が自動車:チャリと身体に傷を負う
「中」…相手もチャリ:「自分の」チャリが大破する
「小」1…相手が自動車:軽傷を負う
「小」2…相手がバイク:チャリが故障する

いずれのケースも自分が「ほぼ10-0」の被害者であり、つまりは「運が悪かった」。

今回は、「中」…相手もチャリ:「自分の」チャリが大破する のケースについて話そう。


初めて交通事故に遭い、しかも(関東レベルでいう)大雪の降った日だから、よーーく覚えている。

あれは、21歳になったばかりの真冬の朝だった―。

つづく。


※妙な言語が聞こえてくるけどね。それは無視して、「苦痛を愛せ」は3分過ぎくらいに登場する。




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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(104)』

コメント (1)
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