Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

乾杯! は、ゼッタイに飽きない

2014-11-30 00:30:00 | コラム
忘年会がつづいている。

交友関係が広いとは思わないが、いろんなところに「顔だけは」出しているため、いちおう声がかかる。
10人中9人を知らなかったとしても、酒が好きなので〆切間近がどうした!? みたいなノリで参加する。

たぶん、体内からアルコールが抜ける前に新しいアルコールを入れている。

年中、酔いどれじゃねぇかと。

ちゃんと先入れ先出しが出来ているのだろうか。
胃や腸がフル稼働してくれているようで、なんだかちょっとだけ申し訳なく思うのであった。

ん?

そういうときもチャリで向かっているのかって?

まさか!!

たしかに20代のときはそうしていたが、電柱にぶつかって鼻を骨折したことがあるもんでね恥恥、それにいまはチャリでも警察に止められる、だからきちんと? 電車で向かっていますがな。
(最近になって、やっとモバイルSuicaを使用するようになった)


変化したことが、ひとつ。

吐かなくなった。
というより、無理をしなくなったのかね。

自分の限界がきっちり分かるようになって、そこに達したら水に切り替えているっていうね。

そう、飲兵衛を自称してはいるが、そんなに強くない。
ビールなら果てしなく呑めるような気もするが、すぐに赤くなるし、ろれつ回らなくなるし、志村喬のモノマネをするし。

それでも昔っから、二日酔いとは無縁である。
体質の問題だろう、頭ガンガンしたり、胸焼けすることもない。
だからウコンの力も借りたことがない。

体調悪くなれば懲りたりもするのだろうが、その経験がないから調子こいてホイホイ出かけるよと。

まぁ金はかかるけど、呑み会は楽しい。

この、楽しいに尽きるのだと思う、乾杯! が飽きない理由というのは。

ん?

酒が飽きないの間違いじゃないかって?

無粋なことをいうねぇ。
そうかもしれないが、でも、皆が集っての最初の1杯目がいちばん楽しいじゃないか。
最初の1杯目と乾杯! は、だから同義語なんですよ。


乾杯! と双璧の飽きないこととといえば・・・

自分のなかでは、スコセッシや黒澤の映画を繰り返し鑑賞することと、自慰と、ケンタッキーフライドチキンを喰うこと、それから女子の脚を愛でること・・・くらいしかない。

たいしたもんだよ、乾杯! というやつは。

いちばんハッピーな乾杯! は、たぶん結婚式だろうが、
同窓会の乾杯! も、壮行会の乾杯! も、送別会の乾杯! も、合コンの乾杯! も、なんでもないふつうの呑み会の乾杯! も、デートの乾杯! も、
もっといえば、墓前に向かって「ひとり乾杯!」するのも悪くない。

感覚的には、握手にちかい。
極道のいう「盃を交わす」だって、(怒られるかもしれんが)それと同じようなものだろう。

ウチらは仲間だ、コイツはいいヤツだ。ワイズガイだ、グッドフェローズだと。


酔うと、口をつけるたびに乾杯! を繰り返したりしてね。

呑まないひとにとっては「付き合ってられん!」ということになるかもしれないが、この際、グラスになにが入っているかなんて関係ない。

水や烏龍茶で乾杯! するのもOKだし、『ツイン・ピークス』ではコーヒーで乾杯! してたじゃない?


握手や、もちろんキス、ハグより気楽で。

出会ったひと、そのすべてと仲良くしたいとは思わないし、向こうが自分を拒否する場合もあるだろう。
だがそこに集った以上は、仲良くても仲悪くても、最初の1杯目はハッピーでいきたい。

だから乾杯! は、たぶん、ひとを近づけさせる魔法のことばなのだろうね~。


※映画のなかの、乾杯シーンを集めた動画




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『ボーナスもらう感じって、どんな? + 11月コラムの目次』

コメント (2)
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