Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

きみをわすれない

2015-09-26 05:42:29 | コラム
「―エスメラルダ・ヴィラロボス。いい名前だ」
「ありがとう。あなたは?」
「ブッチ」
「ブッチ。意味は?」
「この国の名前に(由来なんて)」

※映画『パルプ・フィクション』(94)より・・・

このシーンだが、タクシー移動している映像のため、背景が動いている。
しかし。
なんだか、ひどく安っぽいし、ツクリモノってすぐ分かるでしょう。
これは、もちろんわざと。
安っぽい(pulp)物語の背景だから―という、QTタランティーノらしい仕掛けだと思う。




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自分の名前、光永(みつえい)を気に入っている。

変換出来ないし、初対面で「みつえい」と呼んでくれるひとは居ないが、それでも好きだ。

よく「坊さんみたいな響きだよね」と評されるが、インパクトがあるのは確実のようである。
出会いで大事なのはインパクトだと思っているからね、それでよろし。

41年の人生のなかで、インパクトのあった名前でいえば・・・

小学生のころ、転校生(下級生)で「がんじい」くんというのが居た。

そう、ガンジーをもじった? ものだという。
(漢字は忘れた)

びっくらこいたね。

「オメー、非暴力・不服従だろう?」とかいって、いじめに遭わなかったろうか。
小学生男子の性悪さなんて、そんなものだもの。


話を苗字にまで広げてみよう。
知り合いに大河内さん・勅使河原さんが居るが、やっぱり雰囲気がちがう。
少なくとも、自分のような生ゴミ系? の悪臭はしなかった。

その逆に。
よくある苗字と、よくある名前をかけ合わせた「木村太郎」さんには、じつはなかなか出会わなかったりする。

ベタなはずなのに。
いや、ベタ過ぎると、かえって「ふつうではなくなる」のかもしれない。


というわけできょうは、その映画篇。
いちど耳にしたら忘れられない、そんなキャラクター名の10傑を展開してみよう。


(1)カイザー・ソゼ…『ユージュアル・サスペクツ』(95…トップ画像)

名前そのものが、物語の鍵を握っている。

(2)桑畑三十郎…『用心棒』(61)

「もうすぐ四十郎だがな」

敵役の卯之助・亥之吉の兄弟もインパクトあり。

(3)トラビス・ビックル…『タクシードライバー』(76)

トラビスはスッと入ってくるが、ビックルって違和感ありあり。

(4)ジョーカー…『バットマン』シリーズ

顔にもインパクトあり。



(5)ハリー・S・トルーマン…『ツイン・ピークス』(90~91)

大統領にも同名が存在していたため、クーパー捜査官曰く「覚え易い名前だな」。

(6)ゴーゴー夕張…『キル・ビルVol.1』(2003)

最近、彼女が武器にする「鉄球」をモチーフにしたネックレスを買いました。



(7)ウィリー・メイズ・ヘイズ…『メジャーリーグ』(89)

自己紹介の際、自分で噛んじゃうし笑

(8)菊千代…『七人の侍』(54)

三船が演じたキャラクターのなかでは(個人的に)下位のほうなのだが、名前はピカイチだと思う。

(9)やつ…『鉄男』(89)

塚本監督自身が演じる。



「×」のマークもクールで素敵。

(10)スカーレット・オハラ…『風と共に去りぬ』(39)

存在そのものが圧倒的なわけだが、容姿や言動だけでなく、きっと名前も効いているにちがいない。





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明日のコラムは・・・

『アカルイハダカ 格闘篇』
コメント (1)
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