むかでにん「げん」→「げん」こう
スマホにおける予測変換で、最も多く表示されるものを順に挙げていくと・・・
原稿
取材
キチガイ
脚
映画
格闘技
・・・に、なるみたい。
上ふたつは職業柄、、、なのだろうけれども、それ以降は分からんね笑
「いま取材を終えて、原稿書いている」
こう返信することが、ひじょーに多い。
実際にもそうだから間違いではない、
ないが、ちょっと、こういう文章を打つことに酔っているところがある・・・ような気がする。
まあいいや。
で、映画に登場する「原稿書き」みたいなものを考えてみる。
同業者といったら向こうがイヤな顔しそうだが、最も共感出来るのは『バートン・フィンク』(91)である。
「市井のひとびとの日常を描く物語」であればタイプする手は止まらない作家でも、ハリウッドによる「売れる物語を」という要求に関しては、思考がゼロになってしまう。
書けない、あぁ書けない・・・分かるなぁ!!
その書けない状況から抜け出すためであったか、クスリに手を出した作家を描いたのが『裸のランチ』(91)。
トリップした彼には、タイプライターがでかいゴキブリのように見えるのだった。
書けない状況から精神的に病んでいく作家の物語は多い。
最も有名なのは、おそらく『シャイニング』(80)の主人公だろう。
原作者キングには嫌われたが、この映画のジャック・ニコルソンは絶品。
しかしそれ以上に、奥さん役のシェリー・デュヴァルのほうが怖かった笑
同じキング原作でいうと、人気作家の受難を描いた『ミザリー』(90)も捨て難い。
足を折られるくらいなら、とっとと殺してくれと思うわな。
作家だっていつも部屋に閉じこもり、唸っているわけじゃない。
そう思わせてくれるのが、『恋におちたシェイクスピア』(98)だ。
ジョセフ・ファインズが演じるシェイクスピアの創作風景は、いっつもノリノリで見ていて気持ちいい。
ああいう風に書きたい―と思って真似をしてみるが、なかなかうまくはいかないものだねぇ。
ほとんど登場はしないけど深い余韻を残すのは、これまたキング原作の『スタンド・バイ・ミー』(86)。
リチャード・ドレイファスが回想をしながら原稿を書くラストは、作家の心象風景がしっかり描けていて素晴らしかった。
否!
やっぱり作家は、暗い部屋で悶々としていないと!!
それが文豪というものである―というひとには、市川崑の『おとうと』(60)を。
森雅之が演じる小説家は、誰をイメージしたものでもない。
ないけれど、昭和の作家像といえばこんな感じなのだろう。
気難しく神経質で、いつもイライラしている。
平成的には「暗いよ!!」かもしれないが、いやたしかに、現在の作家にもこういうタイプが多いと思うんだ。
あすのしりとりは・・・
げんこ「う」→「う」ーはー。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(138)』
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原稿
取材
キチガイ
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映画
格闘技
・・・に、なるみたい。
上ふたつは職業柄、、、なのだろうけれども、それ以降は分からんね笑
「いま取材を終えて、原稿書いている」
こう返信することが、ひじょーに多い。
実際にもそうだから間違いではない、
ないが、ちょっと、こういう文章を打つことに酔っているところがある・・・ような気がする。
まあいいや。
で、映画に登場する「原稿書き」みたいなものを考えてみる。
同業者といったら向こうがイヤな顔しそうだが、最も共感出来るのは『バートン・フィンク』(91)である。
「市井のひとびとの日常を描く物語」であればタイプする手は止まらない作家でも、ハリウッドによる「売れる物語を」という要求に関しては、思考がゼロになってしまう。
書けない、あぁ書けない・・・分かるなぁ!!
その書けない状況から抜け出すためであったか、クスリに手を出した作家を描いたのが『裸のランチ』(91)。
トリップした彼には、タイプライターがでかいゴキブリのように見えるのだった。
書けない状況から精神的に病んでいく作家の物語は多い。
最も有名なのは、おそらく『シャイニング』(80)の主人公だろう。
原作者キングには嫌われたが、この映画のジャック・ニコルソンは絶品。
しかしそれ以上に、奥さん役のシェリー・デュヴァルのほうが怖かった笑
同じキング原作でいうと、人気作家の受難を描いた『ミザリー』(90)も捨て難い。
足を折られるくらいなら、とっとと殺してくれと思うわな。
作家だっていつも部屋に閉じこもり、唸っているわけじゃない。
そう思わせてくれるのが、『恋におちたシェイクスピア』(98)だ。
ジョセフ・ファインズが演じるシェイクスピアの創作風景は、いっつもノリノリで見ていて気持ちいい。
ああいう風に書きたい―と思って真似をしてみるが、なかなかうまくはいかないものだねぇ。
ほとんど登場はしないけど深い余韻を残すのは、これまたキング原作の『スタンド・バイ・ミー』(86)。
リチャード・ドレイファスが回想をしながら原稿を書くラストは、作家の心象風景がしっかり描けていて素晴らしかった。
否!
やっぱり作家は、暗い部屋で悶々としていないと!!
それが文豪というものである―というひとには、市川崑の『おとうと』(60)を。
森雅之が演じる小説家は、誰をイメージしたものでもない。
ないけれど、昭和の作家像といえばこんな感じなのだろう。
気難しく神経質で、いつもイライラしている。
平成的には「暗いよ!!」かもしれないが、いやたしかに、現在の作家にもこういうタイプが多いと思うんだ。
あすのしりとりは・・・
げんこ「う」→「う」ーはー。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(138)』