Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ハァハァ

2015-09-19 05:30:22 | コラム
公開されたばかりの日本産インディーズ、『私たちのハァハァ』の出来が頗るよい。

実在するロックバンド「クリープハイプ」のライブのために、九州の女子高生4人がチャリ&歩き&ヒッチハイクで1000km先の東京を目指す物語。

自分もクリープハイプは好きだし、女子高生も「もちろん」好き。
だから本作を観たのだが、いわゆる「自撮り」や「SNS発信」を物語に巧みに織り交ぜ、「いま、ここ。」というものがきっちり描かれているのが素晴らしい。


実在するミュージシャンと追っかけ―この設定でピンとくるのは、ロバート・ゼメキスの出世作『抱きしめたい』(78)だろう。



クリープハイプにビートルズ・・・追いかけられるほうは圧倒的な存在感を放つが、物語そのものに「一切」からまないという共通点はあるものの、
『ハァハァ』が描き出すものは、グルーピーたちの狂乱ではなく、あくまでも青春の輝きであったりする。


ちなみにクリープハイプの音楽とは、こういう感じ。
久し振りに尖ったヤツが出てきたなぁ! と、自分は興味を持ったんだ。





追っかけ。

というものを、やったことがない。

「会いにいける」アイドルに会いにいったことはないし、
「出待ち」をしたことがないし、
少年期も、ファンレターを送る程度で満足していたんだ。

やったからといって、やらないものより情熱度が高いとは思わない。
思わないが、もし時間的・経済的な問題がクリア出来たならば、自分もちょっとやってみたい、、、と思わないでもない。

それから。
アイドルや若手芸人の追っかけをするものを、しないものがバカにすることがあるが、ちょっと待てといいたい。

サッカーW杯の度に仕事を辞めて現地まで観にいく熱狂的ファンが日本にも「少なからず」存在するわけで、それもある意味では、立派な追っかけだしね!! と突っ込んでおく。


そこできょうは、その(追っかけの)対象と「成り得た」アイドルや有名人を、時系列で振り返ってみよう。


(1)斉藤由貴

たぶん、初めて好きになった有名人だから。

ファンクラブに入ったし、カセットテープは絶対にアクシアだったし、ヨーヨーも買った・・・のだから、東京育ちであれば、あるいは「もう一歩先」まで踏み込んだファン活動を展開していたかも。

(2)高井麻巳子

現、秋元康夫人。
元「おニャン子クラブ」のエース。



やっぱりファンクラブに入っていたし、彼女の卒業発表時、少し泣いちゃった記憶があるもの。

いってしまうが、いちばんオカズにした有名人である。

(3)グロリア・イップ

香港出身のアイドル・女優で、日本「でのみ」人気が出た。




(4)エメリヤーエンコ・ヒョードル

格闘家。
急に男くさくなるが、一時期はこのひとが出るというだけで、海外の興行を観にいったっけ。


で、現在が・・・

(5)Perfume

であると。




彼女らのライブにはよく行くし、音楽フェスに参戦するとなれば十中八九で観にいく。
だからまぁ、ソフトな追っかけではあるのかもしれない。


もうオジサンだから、『私たちのハァハァ』のような青春のきらめき、、、みたいなものは微塵もないけれどね!!

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明日のコラムは・・・

『復讐するは我にあり』
コメント (3)
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