82年5月15日生まれ、33歳。
埼玉出身。
公式サイト…へぇ、ホリプロってイメージはなかったけど
舞台俳優をやっている年下の友人が居まして。
随分前に、ソイツが主演の舞台を観に行ったのですが、楽日だからと楽屋まで通してくれたんです。
そこそこ楽しめたので、素直に「そこそこ、ね」と伝えると、浮かない様子。
・・・あれ、怒った?
聞くと、有名演出家にコテンパンにやられたそうです。
「最後に、藤原竜也の舞台を観に行くといい、、、といったんです」
「あぁ、あの『バトル・ロワイアル』の子ね」
数週間後―ちょうど藤原竜也(ふじわら・たつや)くんの舞台があって、彼は初日に観に行ったそうです。
「どうだった?」
「アドバイスの意味が分かりましたよ。彼、凄かった…」
「…ふうん」
10年以上前の話です。
藤原くんって、その当時から演技力に定評があったということなのでしょう。
映画キチガイゆえ、舞台の世界には明るくないです。
ただ鬼の演出家・蜷川幸雄の秘蔵っ子みたいなポジションですし、舞台を続けている前出の友人も「すごい、すごい」といっているので、本質は舞台のほうにあるのかもしれませんね。
だから映画のキャリアはそれほど多くありませんが、でも映画でみせる藤原くんの演技、嫌いじゃありません。
近年、本人が「クズの役しかこなくなった」といっているように、クズキャラが多いですし。
そして、そんなクズキャラがクズであるほど、映画って輝いたりするものですから。
※それでも、この映画は成功作とはいえなかったけれど・・・
<経歴>
97年―15歳のとき、オーディションで「発掘」され『身毒丸』(演出・蜷川幸雄)で俳優デビューを飾る。
映画俳優デビュー作は、2000年の『仮面学園』。
同年、『バトル・ロワイアル』で初主演。
自分はヒロイン役の前田亜季ちゃんにしか目が行かなかったですけれど、観直してみると、やっぱり藤原くんの演技が頭ひとつ抜きん出ていましたね。
同世代の俳優ばかり出ているから、余計にそう思いました。
余談ですが、本作には(いま話題の)山本太郎くんも出ていましたね。
三池崇史の『SABU ~さぶ~』(2002)、
再び深作監督と組んだ『バトル・ロワイアル2』(2003)、
金子修介がソツなくこなした『デスノート』(2006)、『デスノート the Last name』(2006)、
阪本順治による『カメレオン』(2008)などなど、若手の注目俳優ゆえでしょうか、監督にも恵まれています。
『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)、その続編の『カイジ2 人生奪回ゲーム』(2011)、
「いま」をきっちり捉えたという意味で、もっと評価されていいと思う『パレード』(2010)、
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(2010)、『おかえり、はやぶさ』(2012)、
米国でリメイクが決定、こっちのほうが面白くなりそうな『藁の楯』(2013)、
品川ヒロシの佳作『サンブンノイチ』(2014)、
『るろうに剣心 京都大火編』(2014)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014)、
『映画 ST赤と白の捜査ファイル』(2015)。
公開が控えている作品に、『探検隊の栄光』と『僕だけがいない街』。
7割がクズ、残りが正統派、、、ってな感じでしょうか。
一時期のゲイリー・オールドマンのような、正真正銘のクズ俳優になってほしい―個人的には、そう思っています笑
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(297)古尾谷雅人』
埼玉出身。
公式サイト…へぇ、ホリプロってイメージはなかったけど
舞台俳優をやっている年下の友人が居まして。
随分前に、ソイツが主演の舞台を観に行ったのですが、楽日だからと楽屋まで通してくれたんです。
そこそこ楽しめたので、素直に「そこそこ、ね」と伝えると、浮かない様子。
・・・あれ、怒った?
聞くと、有名演出家にコテンパンにやられたそうです。
「最後に、藤原竜也の舞台を観に行くといい、、、といったんです」
「あぁ、あの『バトル・ロワイアル』の子ね」
数週間後―ちょうど藤原竜也(ふじわら・たつや)くんの舞台があって、彼は初日に観に行ったそうです。
「どうだった?」
「アドバイスの意味が分かりましたよ。彼、凄かった…」
「…ふうん」
10年以上前の話です。
藤原くんって、その当時から演技力に定評があったということなのでしょう。
映画キチガイゆえ、舞台の世界には明るくないです。
ただ鬼の演出家・蜷川幸雄の秘蔵っ子みたいなポジションですし、舞台を続けている前出の友人も「すごい、すごい」といっているので、本質は舞台のほうにあるのかもしれませんね。
だから映画のキャリアはそれほど多くありませんが、でも映画でみせる藤原くんの演技、嫌いじゃありません。
近年、本人が「クズの役しかこなくなった」といっているように、クズキャラが多いですし。
そして、そんなクズキャラがクズであるほど、映画って輝いたりするものですから。
※それでも、この映画は成功作とはいえなかったけれど・・・
<経歴>
97年―15歳のとき、オーディションで「発掘」され『身毒丸』(演出・蜷川幸雄)で俳優デビューを飾る。
映画俳優デビュー作は、2000年の『仮面学園』。
同年、『バトル・ロワイアル』で初主演。
自分はヒロイン役の前田亜季ちゃんにしか目が行かなかったですけれど、観直してみると、やっぱり藤原くんの演技が頭ひとつ抜きん出ていましたね。
同世代の俳優ばかり出ているから、余計にそう思いました。
余談ですが、本作には(いま話題の)山本太郎くんも出ていましたね。
三池崇史の『SABU ~さぶ~』(2002)、
再び深作監督と組んだ『バトル・ロワイアル2』(2003)、
金子修介がソツなくこなした『デスノート』(2006)、『デスノート the Last name』(2006)、
阪本順治による『カメレオン』(2008)などなど、若手の注目俳優ゆえでしょうか、監督にも恵まれています。
『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)、その続編の『カイジ2 人生奪回ゲーム』(2011)、
「いま」をきっちり捉えたという意味で、もっと評価されていいと思う『パレード』(2010)、
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(2010)、『おかえり、はやぶさ』(2012)、
米国でリメイクが決定、こっちのほうが面白くなりそうな『藁の楯』(2013)、
品川ヒロシの佳作『サンブンノイチ』(2014)、
『るろうに剣心 京都大火編』(2014)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014)、
『映画 ST赤と白の捜査ファイル』(2015)。
公開が控えている作品に、『探検隊の栄光』と『僕だけがいない街』。
7割がクズ、残りが正統派、、、ってな感じでしょうか。
一時期のゲイリー・オールドマンのような、正真正銘のクズ俳優になってほしい―個人的には、そう思っています笑
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(297)古尾谷雅人』