Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ミジンコうんち的映画

2015-09-12 06:05:54 | コラム
先日―あらためて自分にとってのオールタイムベスト映画20傑を展開したので、ワーストもやってあげないとフェアじゃないでしょう、、、と。

自分にとってのワースト映画とは、完成度がどうこうというのと関係がない。
面白いか・面白くないのか、でもない。

べつに退屈な物語でもいいんだ。
「なぜ映画なのか」という問いに、きっちり答えてくれるものであれば。

つまりエラソーにいうと、
120分スクリーンと対峙してみたけれど、この素材を映画にした理由が分からない、見当たらない―と感じられたものこそ、自分にとってのワーストであると。

そのへんのことを踏まえて、いってみようか。


(1)『稲村ジェーン』(90)

この映画が上映されていたころ、自分は映写技師のアルバイトをしていた。

1日に何回も映写しなければならない、それを何週も繰り返す・・・苦痛だったなぁ!!

(2)『八月の狂詩曲』(91)

黒澤信者だが、好きになれない。



日本語を発するリチャード・ギアに、嫌悪の感情さえ抱いた。

(3)『プリティ・ウーマン』(90)

要するに自分は、ギア様が嫌いなのだろう笑笑

(4)『TAKESHIS’』(2005)

武がフェリーニをやろうとして、完全にスベッている。

ハダカになってくれた京野ことみが報われず、なんだか可哀想。

(5)『ゴッドファーザーPART3』(90)

功労賞みたいな感じでオスカーにノミネートされていたが、逆に失礼じゃないか。

ダメなものはダメ、でもこの作品の失敗はソフィアにあるわけじゃない。




そもそも、物語が破綻していた。

(6)『しんぼる』(2009)

松本人志は好きだが、いや大好きだが、映画を知らない、なめていると思った。



映画は、あなたが思っている以上に、深いところに到達しているんです。

(7)『カサブランカ』(42)

これをダメだというのは、けっこう勇気が要る。

でもごめんなさい、こういう物語を美しいとは思えない。

(8)『踊る大捜査線』シリーズ(98~)

いや、映画になっていればいいのだよ。

映画になっていれば。

(9)『ラストマン・スタンディング』(96)

「うんち」リメイクの代表として。

オリジナルへの敬意が微塵も感じられなかった。

(10)『ディパーテッド』(2006)

自分にとっての神様の映画だが、これは特例。

オスカーを取ったことによって、嫌いになってしまった。

これが「初スコセッシ映画」になったという若者が居たら、それはけっして幸福だとはいえないと思うから。

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明日のコラムは・・・

『ハットしてグー』
コメント (1)
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