『薔薇の名前』や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』というタイトルの作品があるけれども、
欠点といったらいいのか弱点というべきか、花の名前を、なかなか覚えられない。
モノカキとして、知らなくていいことなんか「ひとつも」ないはずなのだが。
同姓に、牧野富太郎という植物学者だって居るのにね。
バラくらいは分かるよ。
チューリップもひまわりも分かる。
一時期、サイトのURLにしていたからマリーゴールドも見分けがつく? し、
『コインロッカーベイビーズ』が好きなのでアネモネとか、
『それから』に度々登場する百合も好きだ。
でもたぶん、挙げていくと20くらいで止まる。
見ていてキレイだな、とは思うんだ。
思うんだけれど、この花の名前はなんていうのだろう・・・という疑問にまで発展していかないっていうか。
これが女子であれば、なんとかして名前を聞き出そうと頑張るのだけどな!!
まぁ仕方ない、得手不得手というものがあるのだから。
だから―と結論づけていいのか、家のなかを見回してみても「花、らしきもの」は見当たらない。
花瓶だってない。
(一時期、観葉植物はあったのだが)
それでも花を買うことはある。
もちろん自分用にではなく、贈る用に。
そういう男は多いはずで、数えてみたら切りがないくらいに買っていることが判明した。
ふつうの? 女子よりも、あるいは花屋さんに行く機会は多いかもしれない。
安易といえば安易だが、しょっちゅう花を贈っているので。
気が多いのではなく、花を贈りたくなる素敵な女子が多いってことでしょう、たぶん。
そんなわけで今回の初体験テーマは、「初めて花を贈った日」でいってみよう。
(母の日のカーネーションは除く)
まずは、映画のなかに登場する「印象的な花」について。
トップ画像の『街の灯』(31)や『ひまわり』(70)は、ほとんど語り草の領域だろう。
たとえばベッツィに受け取ってもらえなかった花が寂しい『タクシードライバー』(76)。
たとえば登場人物に花の名前が冠されている『マグノリア』(99)。
花束のボックス(??)から銃が飛び出すのは、『狼たちの午後』(75)と『ターミネーター2』(91)。
『天国と地獄』(63)では、山崎努がヤクの売人に会う目印として、それこそカーネーションを買っていた。
戸倉警部「おい、すぐに誰かを花屋に行かせろ」
刑事1「生憎、花屋に行くようなツラをしたヤツはひとりも居ません」
『3-4X10月』(90)に出てくる極楽鳥は、この映画で名前を知った。
まぁつまり、インパクトのあるビジュアルや名前であれば、自分だって覚えられますよ、、、と。
今でこそ緊張もせずに花屋に入り、自分のセンスで花を選び、ドキドキもせず「ごく自然に」花を贈れる男になったが、ニキビ面がキッタネー20代のころは、それはもう緊張したものですよ。
花屋に行くより、風俗店に行くほうがラクっていうね。
並べて語ったら、怒られそうだけれど。
そんな自分が初めて、惚れた女子に花を贈ったのは21歳の秋だった―。
つづく。
※花びらが開く瞬間を捉えていく、スコセッシ映画史上で最も甘美なオープニング映像・・・『エイジ・オブ・イノセンス』より
担当は、ヒッチコック映画で有名なソール・バス。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(171)』
欠点といったらいいのか弱点というべきか、花の名前を、なかなか覚えられない。
モノカキとして、知らなくていいことなんか「ひとつも」ないはずなのだが。
同姓に、牧野富太郎という植物学者だって居るのにね。
バラくらいは分かるよ。
チューリップもひまわりも分かる。
一時期、サイトのURLにしていたからマリーゴールドも見分けがつく? し、
『コインロッカーベイビーズ』が好きなのでアネモネとか、
『それから』に度々登場する百合も好きだ。
でもたぶん、挙げていくと20くらいで止まる。
見ていてキレイだな、とは思うんだ。
思うんだけれど、この花の名前はなんていうのだろう・・・という疑問にまで発展していかないっていうか。
これが女子であれば、なんとかして名前を聞き出そうと頑張るのだけどな!!
まぁ仕方ない、得手不得手というものがあるのだから。
だから―と結論づけていいのか、家のなかを見回してみても「花、らしきもの」は見当たらない。
花瓶だってない。
(一時期、観葉植物はあったのだが)
それでも花を買うことはある。
もちろん自分用にではなく、贈る用に。
そういう男は多いはずで、数えてみたら切りがないくらいに買っていることが判明した。
ふつうの? 女子よりも、あるいは花屋さんに行く機会は多いかもしれない。
安易といえば安易だが、しょっちゅう花を贈っているので。
気が多いのではなく、花を贈りたくなる素敵な女子が多いってことでしょう、たぶん。
そんなわけで今回の初体験テーマは、「初めて花を贈った日」でいってみよう。
(母の日のカーネーションは除く)
まずは、映画のなかに登場する「印象的な花」について。
トップ画像の『街の灯』(31)や『ひまわり』(70)は、ほとんど語り草の領域だろう。
たとえばベッツィに受け取ってもらえなかった花が寂しい『タクシードライバー』(76)。
たとえば登場人物に花の名前が冠されている『マグノリア』(99)。
花束のボックス(??)から銃が飛び出すのは、『狼たちの午後』(75)と『ターミネーター2』(91)。
『天国と地獄』(63)では、山崎努がヤクの売人に会う目印として、それこそカーネーションを買っていた。
戸倉警部「おい、すぐに誰かを花屋に行かせろ」
刑事1「生憎、花屋に行くようなツラをしたヤツはひとりも居ません」
『3-4X10月』(90)に出てくる極楽鳥は、この映画で名前を知った。
まぁつまり、インパクトのあるビジュアルや名前であれば、自分だって覚えられますよ、、、と。
今でこそ緊張もせずに花屋に入り、自分のセンスで花を選び、ドキドキもせず「ごく自然に」花を贈れる男になったが、ニキビ面がキッタネー20代のころは、それはもう緊張したものですよ。
花屋に行くより、風俗店に行くほうがラクっていうね。
並べて語ったら、怒られそうだけれど。
そんな自分が初めて、惚れた女子に花を贈ったのは21歳の秋だった―。
つづく。
※花びらが開く瞬間を捉えていく、スコセッシ映画史上で最も甘美なオープニング映像・・・『エイジ・オブ・イノセンス』より
担当は、ヒッチコック映画で有名なソール・バス。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(171)』