fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事および画像の無断転用はお断りいたします

Information

『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

雛出す

2014年03月01日 | 日記

                      

 この程度のもの、出すのに10分もかかりません。それなのに、やっと。毎年、ごめんなさい。

 このずんぐりの立雛は、母が孫のために作ってくれたものです。当時木目込み人形にはまっていたらしく……。キットで購入してクイクイっと。秋田に私が買ってもらった八段のがある……かな? あれを出したりしまったりは、子どものときは楽しかったけど、大人はきっと面倒だっただろうなと思います。子どものころは、月遅れとか言って4月まで飾っていましたね。

 旧暦の3月3日は、今でいえば4月半ば。桃の花が咲く時期、そしてちょうど一年でもっとも潮が引く日ということで、浅蜊や蛤が採れるから、お雛様には蛤の汁なのですね。旧暦は月の満ち欠けに基づいた暦なので、潮の満ち引きがその日にちゃんと来る。8月15日が、ちゃんと満月になる。7月7日は、梅雨が明けていて、天の川がきれいに見える、と旧暦なればこその行事が多いと、俳句をやって初めて納得したことです。

  ところで、男雛と女雛の位置関係を毎年迷います。現代は男雛が左? 

  ということで調べたら、古くは男雛が左。この写真は、向かってみると右ですが、本人は左にいる。これが、そうなのでした。陰陽道の考え方。男は陽、女が陰。陽は左、陰は右。地域にもよるようで、どっちにしても間違いということではない、ですね。