低学年向け
かわいいこぶたのタミ―が、帰ってきました。
前作『こぶたのタミ―』では、やせっぽちでしわくちゃで生まれたこぶたのタミーが、大きくなって好奇心旺盛なところを発揮しました。牧場のほかの動物たちとのやりとりがほほえましく、ぶたをやめて他の動物になろうとするタミ―の顛末が、かわいらしく描かれていました。
そして、第二作のこちら。
なんとタミ―は、学校へ行きます。
ブタ語がわかる校長先生はめがねが今にもずりおちそうで、長靴をはいたへんなおじさんです。そして、ブタ語がわからないのにわかったふりをするみどり先生。先生だけど、えらくないところが、とてもいいなと思いました。タミ―は、大好きなマキちゃんと学校の一日を、楽しむことができるのかどうか?
この本、幼年童話としては案外ボリュームがあります。
でもかわいい絵と、かわいいタミ―と、楽しい展開に、子供はきっと読み進めることができるでしょう。
来春一年生になる子供にも、学校って楽しそうだなと思える一冊です。
シリーズとして、もっと出るといいなあ。