半年が早い!
そして、あれ~?
いつも、ここに書くために、おもしろかった本をメモしているんですが、ない! いや、ないはずはない。記憶をぐうーっとひっぱると、まず出てきたのは、
・『コンビニ人間』村田 沙耶香 文藝春秋社 いやはや、この10年でおもしろかった本のベスト10に入るだろうと思うほど、よかったですよ。この方の他の本も読もうと思いつつ、まだ。
・『自閉症のぼくが跳びはねる理由』東田直樹 角川文庫 先日NHKでドキュメンタリーも放映していました。自閉症と言ってもひとくくりにはできないだろうと思います。すべての自閉症の方が同じではないでしょう。でも、彼は自ら考え、それを文字で表現する手段を得ているのです。
・『翼を持つ少女 BISビブリオバトル部』山本弘 東京創元社
続編の『幽霊なんて怖くない』も、よかったです。ビブリオバトルって、句会と似ているなって思っています。まあ、その辺はいずれまた別の機会にお話できればとも思いますが。小説として楽しめました。それに作者の本への愛情がたっぷり伝わってきて、特にSFの知識が半端じゃないのがわかります。その上に登場人物のキャラがたっているという、本好きにおすすめの一冊(2冊)です。
・『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』羽田圭介 講談社 実は、全部読んでいません。それなのに、ここにあげるなんてと思うのですが。図書館から借りたものの、厚くて、読み切れなかったのです。でも、おもしろかったですよ。ゾンビがいる世界で生きる小説家。(それも、若い頃に文芸賞を受賞したものの、その後鳴かず飛ばずだったという)羽田さん、芥川賞を獲ってからがんばってらっしゃる。なりふりかまわず、かっこわるい姿をさらしているところが、かっこいいと思っています。
どうしても読むのは児童書が多いからなあ。(半年に一回、ここで取り上げるのは児童書以外としているので)でも、BISが2冊なので、なんとか5冊はピックアップできました。(ほっ)
国立谷保天満宮の宝物殿にある狛犬