今号の特集は、「やってみなくちゃわからない! 三題噺大実験」
3つのお題(川、おばあさん、鼻歌)が入った物語+グレードとジャンルを指定されて、12人の作家が腕をふるっています。私に指定されたジャンルは中・高学年向けの恋愛もの!
ご依頼をいただいたときは、お題よりも、「恋愛もの」というジャンルに目が点になりました。恋バナ……書けるかしら。
でも書くしかありません。書きましたよ。なにせ昨年は俳句にどっぷりつかっていたので、そのとき書いていた物語の主人公達のサイドストーリーという形にしました。
まさに、今そのメインストーリーをあれこれやっているところ。
「花いかだ」というのは、川や池などに散った桜の花びらがまとまっているのを、筏(いかだ)と見た、大好きな季語のひとつです。
他にはファンタジー、リアリズム、SF、時代ものなどなど、おもしろい! 皆様、さすがです。私がよかったなあと思うのをここであげるのはちょっとやめておきますね。読んだ人によって、好みも様々かも。
とてもおもしろい企画だったと思います。やってみなくちゃわからない、とタイトルにあるのですから、編集部としては冒険だったのでしょうか? でも第二弾、第三弾もぜひと思いました。
「花いかだ」、ぜひお読みください。
新連載も2編。せいのあつこさんの「リチェルカーレ 三つのバイオリン」はさすがの出だしで、今後が楽しみです。
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