311を描いた作品ー『オオカミのお札(三)美咲が感じた光』くもん出版 2019年03月05日 | 自作紹介 3月に入りました。もうすぐ東日本大震災から8年目。 気持ちがざわつきます。 今年は、その日を、岩手の沿岸で迎えようと考えています。 そして、私のこの本。 シリーズの中の1冊ということもあり、あまり震災を扱った本のくくりには入れていただけないのですが、主人公美咲は岩手県の沿岸部で生まれ育ったという設定。両親の離婚により、幼稚園のときに母と二人東京に引っ越しています。が、岩手には父と年の離れた姉が残りました。 そして、2011年3月11日が訪れます。 美咲は直に震災を体験はしません。それは私と同じ。テレビで観て、時間が過ぎてから現地を訪れます。その一つ一つが私の追体験です。 この本を読んで、「すとんと腑に落ちた」と言ってくださった方がいらっしゃいました。非常に身近なところで震災を体験したけれど、直ではない者の心のありように共感していただけたのかなと思いました。 ということで、明日から岩手へ行ってきます。もちろん、秋田にも。 最終的に枯れてしまい、今はレプリカとして立っている、陸前高田の一本松。2013年5月撮影。 文科省のサイトより この分布・・・。