fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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えさし藤原の里

2019年10月24日 | 日記
 みちのくのハリウッドとか・・・。先日は出川哲朗さんが電動バイクの旅で訪れ「ハリウッド感ひとつもないっすね」と言ってましたっけ。ないです。
岩手県奥州市にあります。合併前は、江刺市だったところ。
 日本の時代劇撮影のためのロケ地。大河ドラマ、直虎とか龍馬とか真田丸とか撮影されています。

 
 もちろん復元なので現実にはちょっとちゃっちい感があるのですが、カメラのレンズを通すと、あららなかなかのもの。
 政庁 ここで平安時代のロケができるって感じ。「清盛」とか。多賀城の政庁もこのようだったと思っていいのでしょう。サイズは横が少し実際より狭く作っているとのことです。
 清衡邸(奥州藤原三代)では江戸時代のロケができます。

 そして、ひっそりとあった伊治城(柵)。アテルイの時代のものです。アザマロというエミシが朝廷の役人となって仕えていたのですが、田舎者と馬鹿にされていたのに耐えかね、ここで、紀広純、大楯を殺し、多賀城に火を放ちます。アザマロの乱です。


この日はとてもいいお天気で、夕日が紅葉を照らしていました。

 

胆沢城跡

2019年10月24日 | 日記
 胆沢城は平安時代に坂上田村麻呂がエミシ制圧の拠点をして築いた城柵のひとつです。朝廷はこのような城柵を築きながら、律令国家の郡を北上させました。とくに多賀城、秋田城、そしてこの胆沢城が大きく、多賀城は国府、鎮守府をかねていて、胆沢城には鎮守府を移しました。鎮守とは鎮め守る、つまりエミシの暴動を鎮め、大和の国を守る軍事的拠点ということです。


 自分達の住む土地にこのような建物を建てられたエミシの長アテルイは、ここに投降、田村麻呂に和睦を申し入れます。
 このような柵が復元され、公園になったのは今年のことです。
 バーチャル体験ができて、あるポイントでは、弓をひくアテルイや馬で駆ける田村麻呂が出現します。

 また同じ敷地に建つ埋蔵文化財調査センターでは、ゴーグルをつけこの胆沢城を上から眺める体験ができます。これ、初めてやりましたが、ドローンの映像を見るわけなので、下を見ると自分が浮いているようで、ちょいと恐いものでした。
 訪れている人、誰もいず、待ち時間もなくこのような体験ができるって、都会では考えられません。