ロシアが戦争を始めてしまいました。
キエフという地名を見てて、思い出していたのは、子どもの頃に読んだ漫画『アラベスク』です。山岸涼子のバレエマンガでした。
50年も前のこと。あのころウクライナもロシアもソ連だったのです。
キエフに住む少女ノンナは、背が高すぎてバレエのペアを組む男性がいず、肩身の狭い思いをしていました。姉はプリマ。
あるとき、レニングラードのバレエ学校からスカウトが来ます。バレエを指導していた母も誰もが姉が選ばれると思っていました。でも選ばれたのはノンナでした。ノンナは、おどおどとバレエ学校に入学します。
ノンナとミロノフ先生のいろいろなシーンがまざまざと思い浮かびます。
子どもの頃に夢中になるものって、脳裏にしみついている。大事だなと思います。
レニングラードは今サンクトベテルブルグ。
ソ連は崩壊。
そして今、キエフはロシアの攻撃を受けています。
プーチンは、普通の人々が対象ではないと言っているけど、その人々がおびえ、町を逃げだそうとしているのです。自分の家から。
今朝も、そのニュースの映像に胸が痛くなりました。
一国の指導者がどのような人なのか、それで世界が変わってしまう。ロシアの人々があんなにも戦争反対を叫んでいるのに。
オオイヌフグリ