句集『広島』 2024年08月19日 | 日記 句友、葉音さんが、「ゆふがほ通信」というのを送ってくださいます。ご自身が幹事をしている句会の通信です。そこに今月、句集『広島』の紹介がありました。 ご了解を得たので、転載させていただきます。 1955年に公募作品と、著名な俳人の句を交えて出されたものだそうです。一部です。 日に灼けし骨片を目つむりて拾ふ 広島 伊賀崎静子 炎天下筏となりて屍往く 広島 伊藤ひろ江 ごくごくと姉が水飲む原爆忌 広島 橘冬青 原爆のまち停電の林檎つかむ 神戸 金子兜太い 広島に月も星もなし地の硬さ 大阪 西東三鬼 震災もそうですが、直接知らない人間はなかなか詠めないもの。語り継ぐことは必要です。 風船葛