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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。
カバーイラストの真ん中にある銀樹。なんて、美しい。
森埜こみちさん、渾身のファンタジーが発売になりました。
シンという少年は、深い傷を負い、朽葉という里の者の薬師に助けられます。薬草を知り抜いた薬師の元で育ち、やがてシンも薬師になるのですが、朽葉には、銀樹という不思議な樹があり、実はかつてシンもその木から採れた薬で助かったことがわかります。その存在や場所は他の者には教えてはならない。しかし・・。
人の欲が、銀樹を狙ってきます。
深い森、薬草。大好きな世界でした。
時代も国の名も書かれていません。ハイファンタジーといっていいのかどうか。しっかりと地に足のついた物語。私もこういうファンタジーが書きたいです。
森埜こみちという作家の底力を感じる一冊、ぜひお読みください。