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年賀状のやりとりをしていただいてる方にはそろそろ届くと思うのですが、喪中欠礼の葉書をお送りさせていただきました。
9月17日に母が亡くなりました。年頭のご挨拶は控えさせていただきます。
四十九日も明けました。99歳(仏事は数えで行うので100歳)で、静かに眠りながらの永眠で、私もその日の昼に会うことができました(意識はしっかりしていました)。よく頑張ったと思います。
追悼句を作りましたので、読んでいただけましたらありがたく存じます。所属してる結社の雑誌には5句までしか送れないので、こちらでまとめます。
母逝くや十七日の十五夜に
母逝きし無月の町や灯はまばら
十六夜や母の鋏に錆浮きて
てらてらの死装束や居待月
線香の煙の細き月夜かな
蓮の実の飛ぶ頃合ひとなりにけり
蓮の実を掌に乗すこの世かな
ぬばたまの蓮の実ぬばたまの堀へ
母の身の冷たく固し虫の夜
墓石の広告でんと刈田道
火葬場に葡萄の皮を残しけり
出棺火葬葬儀納骨寝待月
過去帳といふ過去捲る夜長かな
敗荷の沼に蠢くなにものか
長き夜の暦はずせば鋲の跡
抽斗を空つぽにして秋の風
とりどりの糸の絡まる十三夜
備考:2024年9月17日 十五夜 (満月・望の月・名月)
18日 十六夜
19日 立待月
20日 居待月
21日 寝待月
22日 更待月
10月15日 十三夜(後の月)
施設に入ってからも、パッチワークや手芸をしていました。作品の一部です。
読んでくださって、ありがとうございました。