fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『世界に挑む! デフアスリート! 聴覚障害とスポーツ』森埜こみち(ペリカン社)

2024年11月24日 | 本の紹介

      

 森埜さん、つい最近『銀樹』というファンタジーを出されたばかりなのに!

 今度は、ノンフィクション。デフは「耳がきこえない」という意味だそうで、2025年にはでデフリンピックが日本で開催されます。それにさきがけて出されたこの本、8人の日本人デフアスリートにインタビューし、手話のこと、デフスポーツのことなどわかりやすく書かれています。

 森埜さんは、『蝶のはばたき、その先へ』という本もあります。あれは、耳なりをすぐに治療しなかったため、耳が聞こえにくくなった少女の物語でした。森埜さんご自身が手話を習っていることも聞いたことがあります。長くこのテーマと向き合っているのだと思います。

 生活のこと、医療のこと、コミュニケーションのこと、仕事のこと、学校のこと、いろんな配慮が必要ですが、それさえあれば、楽しめるし、生き生きと暮らすことができるのだと、改めて思います。

 デフリンピックには、オリンピックにはない種目もあるのだそうですよ。

 どんな種目か、ぜひ本をチェックしてみてください。