先日家人が「霧が出てる」と出がけに言いました。
出てみると、たしかに。だいたいの方が「霧」と認識したと思います。
でも、俳人としては(霧・・・でいいのかなあ)と思ってしまったのです。
なぜなら、霧は秋の季語。
気象庁のHPで、霧と靄の違いを書いていました。霞(かすみ)も。
霞は気象用語ではありませんが、空気中に小さなちりやけむりのつぶなどがたくさん浮かんでいて、白っぽく見えることをまとめてこう呼んでいるようです。
これに対して「もや」と「霧」は、主に空気中の水蒸気が細かい水てきとなって浮かんでいる状態をこのように呼びます。水平視程(すいへいしてい=見通せる距離)が1キロメートル未満の場合を「きり」、1キロメートル以上の場合を「もや」と呼びます
この水平視程というのがわかりにくい。靄のほうが、遠くまで見えるということ?
でも、霧と靄(もや)は、同じもの。だったら、俳人はあの現象は「靄」とすべきだなあと思ったのでした。ただ、「もや」って、語感がよくないですよね。「ほら、靄だよ」とかっていわない。やっぱ「ほら、霧だよ」だよね。
霧の中に入る、なら幻想的。
でも、靄に入る、ではもやもやっとなる。朝靄だとまだいいか。
NHKのお天気の番組では「霧」と言っていました。気象学上は霧だったのですね。
霞が春の季語。霞は、煙や塵など。もっとお天気がいいときかな。

日曜日、ここに行ってきました。 明日ご報告します。