森埜こみちさんの新刊を、やっと読めました。ゆっくり読めて、よかったー!
彼女たち、そう3人の女子達。女子中学生の詩織、千秋、璃子。
仲良しなんだけど、たぶんこれまではあまり、その内面に踏み込んでいなかったんだな。
でも、あることをきっかけに、そのバックヤード。彼女たちの抱えている裏側を知ることになります。
一度も父と会ったことがなく、母と二人暮らし。
実の母と死別し、新しい母がいる。
もうすぐ3歳になるのに、言葉を話さない弟がいる。
集まってネットフリックスを観るはずだったのに、事件が起きます。それから、3人の関係がぎくしゃくし、すれ違い・・。
3人の会話を描き分けるためというのもあるのでしょうが、千秋の言葉が、「やろうぜ」とか「わかんねえよ」とか男の子っぽいのが、なんともいいんですよ。私、こういうの書けないなあと思ったよ。
もちろん家族という他の登場人物もいるんだけど、彼女たち3人の心と会話で物語はできています。
こみちワールドだったー。
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