fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

『ジャンプして、雪をつかめ!』東奥日報でご紹介いただきました。

2021年01月15日 | 自作紹介
             

 12日の朝刊です。
 『ジャンプして、雪をつかめ!』の作品舞台である青森の新聞で、ご紹介いただき、嬉しいです。

 秋田の作家が~、本県を舞台に~ 
 青森の知り合いが民謡「りんご節」に合わせて踊っているのに感動して、このシーンを終盤に持っていきたくて、青森を舞台にした 等、書いてくださいました。
 青森の方、よろしくお願いいたします。

 秋田と青森に広がる白神山地の中にある、乳穂ヶ滝。凍っているだろうな。何年も前ですが、俳句の寒稽古的な感じで、今頃の時期に行ったことがありました。滝は巨大な柱になっていて、感動しました。それが、光の加減で淡いブルーになってるんです。あのころは、元気だったなあ。

俳句を寄稿しました~「日本児童文学」2021/1・2月号

2021年01月13日 | 自作紹介
          

 所属している日本児童文学者協会の機関誌です。今号から、児童文学、詩のほかに、俳句と短歌が載るようになりました。
 その俳句のトップバッターとして、7句「おはよう」という俳句を載せていただいています。

 私は北柳あぶみという俳号でずっと俳句をやってますが、ここでは児童文学者おおぎやなぎちかとして、書きました。何が違うかっていうと、旧仮名遣いを使うかとうか、なんです。
 子どもでもわかる俳句をというご依頼だったので、考えた結果。

 「おはよう」がマスクの中で息になる

  教室もノートも四角外は雪  
   

 旧仮名遣いだと、「おはやう」になっちゃいますので。

 短歌は松村由利子さん。ファンタジックで、素敵な短歌でした。
 今回は「ディスタンス」という特集だったので、井嶋敦子さんが、紙芝居の読み聞かせと、子どもの発達段階を交えた、お医者様ならではのエッセイ。テレビにコロナの評論家(?)としてよくご出演されている岡田晴恵さんの掌編も(なんと、児童文学者でもあったのですよ)。
 佐藤まどかさんの連載も、さすがです。
 
 『ジャンプして、雪をつかめ!』の広告も出していただいていました! こういうのって、かなり嬉しいです。
 
  引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 

どんど焼き

2021年01月11日 | 日記
 近くの神社で、どんど焼きがありました。この地域では正式には、「塞の神(さいのかみ)」というのですが、最近ではどんど焼きといっています。
 塞の神という名は、町(村)のはずれで、この火をたくことで、疫病や悪霊が入ってこないようにしたからです。

 

 点火すると、あっという間に燃え上がります。
 
 

 例年ですと、振る舞い酒があり、長い串にさしただんごを焼いて食べるのですが、今年はなし。
 最初だけ御神酒をこの山にかけていました。

 火のパワー、暖かさ、威厳、怖さ、それが一気に伝わってきました。
 何より、今年は疫病退散を願って。

改稿中

2021年01月10日 | 日記
           
 
 読者がすーっと物語の中に入り込むことができるように。そして、こちらはその努力の跡は残らないようにしないといけません。
 わかりやすすぎると、つまらない。そのぎりぎりのところを、どう書けるか、私が踏ん張るしかありません。私の作品ですもの。
 併走しながらアドバイスをくださる編集者さんに感謝! 

 本になってしまってからでは、直せません。いいわけもできません。今だからこそできること。

きょうの私

2021年01月08日 | 日記
       

 4時前に眼がさめたので、起きて5時半まで仕事。
 弁当、朝ご飯作り、食べて片付け。
 7時半から8時半まで仕事。
 8時半から9時半まで寝る。布団干す。
 9時半から11時半まで仕事。
 11時半から13時まで、お昼。掃除など。
 13時から散歩。ちょっとうとうと。
 14時から16時半まで仕事。外を掃く。
 16時半から 夕飯作り、片付け、ちょっとうとうと、録画ドラマ(岸辺露伴は動かない)観るなどなど。

 きょうは、もう仕事はいいよね。お風呂入って、本読んで、寝ます。
 仕事は6時間半か。そんなもんでしょう。(写真は、朝日です)

 バレトン(体操)をしなかった。反省。
 

ふるさとは、大雪

2021年01月07日 | 日記
 何十年以来の大雪とのこと。
 秋田市は、沿岸なのでそうでもないようですが、横手はすごいです。岩手の家のある町も・・。
 義妹から「家つぶれてないかな」とメールがあったので、「いや、つぶれたら、お隣かおじさんが連絡してくると思うよ」と返事をしたら、「まあ、それは冗談として、コロナ気をつけて」と・・。
 冗談かい。

 先ほど見た天気予報でも、秋田は吹雪でした。

  
 『ジャンプして、雪をつかめ!』では、屋根の雪おろしを、友人のおとうさんがやってくれ、その後屋根に上るシーンを描いています。
 実際は命がけ。
 ただ、私が子どもの頃の記憶では、ちょっとわくわくすることでもありました。(あ、私は下から見てるだけでしたが)その後、だんだん雪が少なくなり、秋田市ではもう、雪下ろしをしなくてはならないほどの雪は降ってません。
 そんな雪おろしをしたある日から、飼っていた猫が帰ってこなくなったことがあります。このときのことも、『ジャンプして~』には、ちょろっと入れています。

 それにしても、東京の感染拡大が止まりません。まだ増えてしまうのではないでしょうか。
 
 

初富士

2021年01月06日 | 自然観察
       

 夕方、某所から見えた富士山です。
 春になると、霞んで見えなくなるので、冬の楽しみです。

   
 
 富士は、日本一の山。信仰の対象となっていたのが、よくわかります。
 今年は、入山できないんですよね。富士山も驚いていることでしょう。

 若くて元気なうちに、一度登っておけばよかったです。山って、特別。
 秋田の山にではあるけど、10代の頃に登ったときの感動。山から見た雲海など、何十年経っても忘れることができない宝物です。

 どうか、コロナが終息しますように。

一福(七福神のひとつ)

2021年01月05日 | 日記
 一福は畑を抜けて詣でけり  あぶみ

  

  
 市内で七福神詣ができるのですが、うちから近い寿老人のお寺だけお詣りしました。

 蝋梅、白梅、紅梅ときれいです。

 この句を作ったのは、ずいぶん前。周囲の畑も宅地となっています。

新刊書影『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』

2021年01月04日 | 自作紹介
             
 
 アテルイは、阿弖流為 という文字も当てられています。ただし、これは朝廷側が当てた文字。エミシは文字を持っていなかったので、記録は、朝廷側が書いたものしかないのです。
 児童文学でもあるので、「アテルイ」とカタカナにしました。

 以前アテルイのことを書いた記事

 江頭大樹さんのイラスト、すばらしいです。
 アテルイをとりまく人物をカバーには配置。
 完全な創作ですが、楽しんでいただきたいと思っています。
 
 26日発売。予約受付中です。ぜひお近くの書店さんにご予約をお願いいたします。

 ところで、緊急事態宣言が出されるようです。実は、発売に合わせて、くもん出版の方と岩手宮城へ行く予定だったのですが、どうなるかなあ。うーん。
 

『みんなはアイスをなめている』安田夏菜作・黒須高嶺絵(講談社)

2021年01月03日 | 本の紹介
           

 おはなしSDGs シリーズの一作です。
 SDGs というのは、国連で決まった「持続可能な開発目標」のこと。世界中の国々、企業、人々があらゆる垣根を越えて協力し、よりよい未来をつくるための17の目標(ゴール)です。

 Sustainable Developmennt Goals  サステナブル デベロプメント ゴールズ 

 そのひとつひとつを、わかりやすく物語を通して伝えようという企画。
 安田さんが取り組んだゴールは、「貧困をなくそう」です。

 陸は母と妹の二人暮らし。父は失踪していません。母は介護施設で働いていますが、腰痛のため、正規の職員ではなくパート。給食費の支払いも滞っています。
 アパートの一室で、陸は妹と二人の食事のため、米を研ぎ、二人分500円で買い物をします。
 
 テレビで見る飢えた子のような状況ではありません。だったら、うちは貧しくないのか? 
 妹の誕生日が来て、500円の中から工面して、スーパーでショートケーキを買います。妹は喜びますが、食べている途中で泣き出しました。ひどい虫歯になっていたのです。歯医者さんに行かなくてはいけません。でも、陸は治療費が払えないと悩みます。

『向こう岸』で、貧困を正面から向き合って描いた安田さん。
 貧困家庭を支援する制度があるけれど、当事者がそれを把握していないケースがある。陸の家族も、その制度を知ることで、状況が変わってくるのではという展開が見られます。

 このシリーズは今年、続々と発売になるようです。ジェンダー平等の実現、安全な水とトイレを世界中になどなど。これら社会的なテーマを、現在活躍している児童文学作家さん達がどう描くか、(自分だったら、難しいなあと思いつつ)興味があります。
 
  読初の本でした。