fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

乗福寺〜秋田〜紫陽花

2022年07月16日 | 日記
紫陽花寺といえば、鎌倉が有名ですし、秋田県でも、男鹿が有名なようです。
でも、先日吟行で行ったのは、秋田市郊外、濁川にある乗福寺。

 



 見事でした。 
 梅が落ちてたり、北限の枇杷があったり、青田波が望めたり、句材たっぷり。楽しました。

野坂悦子さんの絵本朗読&紙芝居in星と森と絵本の家

2022年07月13日 | 日記
 三鷹の国立天文台の敷地の一角に、築100年の家を移築し、星と森と絵本の家として、公開。絵本がたくさんあり、くつろげる場所となっています。
         
       
 先日そこで、翻訳家野坂悦子さんのイベントがあると知り、出かけてきました。
『レナレナ』というオランダの絵本を、日本語とオランダ語で読んでくださいました。不思議な心地よさ。
 
『レナレナ』は、朔北社さんから3年前に復刊されたもの。こうして長く親しまれる絵本、つまりロングセラーっていいなあ。
 存じ上げなかったのですが、野坂さんは、紙芝居の普及にとても力を入れてらっしゃり、自作の紙芝居もあります。
 そのひとつ『やさしいまものバッパー』も読んでくださいました。すごくよかった! これは、ベルギーに伝わるまじんの物語です。こういう物語は、その土地に出かけてらっしゃる方だからこそですね。

 畳の部屋でのイベントだったので、終了後、野坂さんとお話もできて、光栄でした。

     
 

国立天文台~三鷹

2022年07月11日 | 日記
        

 先日、出かけてきました。随分前にも一度だけ来たことがあったんですが、久し振り。
 広い敷地に、古い天文台がぽつぽつと残っています。もちろん最新式のもあるのでしょうが、部外者は入ることはできません。

  

  

  

  

 どれが、何とか書けばいいのですがすみません。煉瓦の建物は旧図書館です。
 最も古い太陽観測の建物は、100年以上前のもの。
 中の機材が見られるところもありますが、素人にはよくわかりません。天文好きなんですけどね。
 望遠鏡で土星の輪を見ても、うーんという感じ。露出をどうのこうのして、時間をかけて写真撮影して、あの見事な輪っかや天の川の写真が撮れるんですものね。
 ただ、コロナのため、以前より見学できるところが狭まっているようでした。
 夜空の観測も参加できるようですよ。

 緑もとても豊かで、歩いていて蚊にさされました。木に名札があるといいのにと思ったけど、天文台の敷地ですしね。

『99%の小学生は気づいていない!? プログラミングの創造力』佐々木ひとみストーリー構成・執筆(Z-KAI)

2022年07月10日 | 本の紹介
            

 
 仙台在住で、地元に根ざした物語を書き続けている作家佐々木ひとみさんの新境地です。
 今の小学生は、パソコンを使えて当たり前。でも、人に与えられたものをただ、指示通りにやるのと、仕組みをわかってやるのでは雲泥の差。私も実はIT用語が出てくるたびに、頭の中にシャッターがガーーーと下りてきます。カタカナ用語といってしまっている時点でアウト! プログラミング!? ふむふむ。
 おにごっこを子どもが楽しみながら、プログラミングをわかっていくという流れ。なるほどです。
 
 人に何かを頼むときの頼み方。プログラミングを意識すると、わかりやすいかもしれません。相手にとってです。
 私達は一人で仕事をしているわけではありません。チームで仕事をしています。なので、曖昧ではなく、伝えるということが大事。小学生のときから、このような思考の仕方を学ぶと、人との会話がスムーズにいくのではと思いました。
 作家はかなり感覚的な思考をしますが、実はそれだけではだめなんですよね。
 気をつけているのは、
「小さなお地蔵様」 と書いたとき、「小さい」だけで、読者に伝わるかどうか? と考えるようにしていました。これって、案外プログラミング的な思考ではないでしょうか? 手のひらくらいの小ささなのか、本くらいの小ささなのか。でも本にも大きさはいろいろある。教科書くらいと言ったほうが伝わりやすい。ランドセルくらいと言えば、全国の子どもたち誰でも同じ大きさを想像できる、的な。
 今、求められている本は、何なのか。
 そんなことも考えました。

心にバリアーを!

2022年07月09日 | 日記
夾竹桃

 元首相が銃撃されるというショッキングな事件が起こってしまいました。
 おろかな・・という言葉が第一に浮かびました。
 そしてその後、ショックを受けている方たちのツイッターでのツイートがたくさんあって。
 そうか、そうだよなとなっています。
 これは確かにショッキングな出来事であってはならないことでした。暴力は許せません。このような形で人の命が奪われていいはずはない(ウクライナでは、それが普通のように行われているわけですがね)
 でも、私はそんなにショックを受けてません。私はこういうとき、心にバリアーを張る術を知っています。
 それがいいのか悪いのかわかりません。
 でも、そうやってこれまで生きてきたのです。自分の心を守ってきました。

 一度だけできなかったことがあります。知っている人が自死したときでした。三ヶ月くらいは、気づくと涙が出ている状態でした。今ショックを受けている方はああいう状態なのかなあ。
 心にバリアー。その人それぞれの状態で、できるかどうか、違います。ためこまないで、人と話したほうがいい場合もあり、ケースバイケース。自分の心の声に従いましょう。
 

「登校班」(『友だちの木』)がラジオで朗読!

2022年07月07日 | 自作紹介
パステルショートストーリー 『友だちの木』から2編、秋田放送ラジオで朗読していただくことになりました!! 楽しみです。
         
       
・7月12日(火)「登校班」(林さくらアナウンサーの朗読)
・7月19日(火)「友だちの木」(酒井茉耶アナウンサーの朗読)
「あさ採りワイド秋田便」マヤの子育てランド コーナー。
10時35分頃です!! (時間は前後する場合あり)

 秋田の皆さま、ぜひお聞きください! 
 秋田以外の方も、ラジコで聴くことができます。(東北以外は有料。東北内に関しては無料なのではと思うのですが、よくわかっておらず、申し訳ありません)

 以前、このコーナーで、みちのく童話賞受賞作品の朗読をしていただきましたが、感動ものだったんです。楽しみでなりません。


【グランプリ】2022年フレーベル館ブックトレーラー コンクール

2022年07月07日 | 自作紹介
 フレーベル館さんが書店さん向けに作ってくれた『家守神』2のポップに、小学生がブックトレーラーを作ってくれました! とあります。
 昨年末から今年にかけて、行われたコンクールです。その上位作品を一つずつご紹介させてください。以前もここで、お知らせしましたが、再度。こちらは、グランプリ作品です。小学生が作ったんですよ!!

【グランプリ】2022年フレーベル館ブックトレーラー コンクール

小学校にお邪魔しました!

2022年07月06日 | 活動
 市内の小学校で、本を選んで、その本を紹介、ポップを作るという授業がありました。私はその冒頭で、『家守神① 妖しいやつらがひそむ家』を紹介しました。
       


          
 一緒に、市内にある出版社さんの朔北社さん、なんとか堂という本屋さんも参加。それぞれ、お勧め本を紹介しました。
 きしくも、本を書く人、本を作る人、本を売る人が揃いました。
 
 先生がとても熱心で、本がお好きな方で、日ごろから本を子供たちに読んでもらいたいという強い思いをお持ちのようでした。何よりお話しをしていて、とても聞き上手で、こちらの話を肯定して聞いてくださる。授業もきっと楽しいだろうなと思いました。

 こちらの学校、オープン教室で、学年ごと教室がつながっています。初めて拝見しました。隣のクラスの声、聞こえるそうですが、それが問題になるほどでもないようです。
 なので、今回は、3クラス同時の授業でした! 
 これから、自分が選んだ本を読んで、最後はポップを作るという流れ。楽しみです! 

 給食もいただいたんですよ。メニューは、キーマカレー、ナン、サラダ、牛乳。おいしかったです。

 教室にはちゃんとエアコンが効いていて、涼しいということもはっきりわかり、休み時間、タブレットでゲームOK(雨の日限定)ということも見られたり、ちょっと今書いている作品で気になっていたことを伺うとすぐに答えてくださり、理科室を見せていただけたり、ありがたかったです!! 
 妖怪を見たことがあるという子、作家になりたいという子、ほんの1時間いっしょにいただけだけど、多彩だなあと嬉しかったです。小学生のときの私はこうやって寄ってくる子ではなかったので、そういう子も含めて。

俳句のワークショップをします。

2022年07月04日 | 活動
           

 日野市南平にある書店さん「なんとか堂」さんで、子ども対象の俳句作りのワークショップをします。

 詳細。

  

 子どもさん向けは、『わくわく子ども俳句スクール』に載っている秋田市の親子俳句講座以来。どきどき。

 いらっしゃれる範囲(京王線が便利かな)にお住まいの方、小学生にこんなのがあるよと教えてさしあげてください。
 他のワークショップや朗読など、どれもおもしろそうです。

猛暑2 ~熱中症に注意

2022年07月03日 | 日記
             

 先週は、2年生の孫が熱中症になりました。彼は学区内で最も遠い地域に住んでいるため、大人でも歩くと30分かかるのを、帰りは、友達とダラダラ1時間かけてかえってくるタイプでした。なので、大丈夫かなあ、と心配してたんです。で、やっぱり・・。
 熱以外の症状はなく、ぐったりして元気はない。ひたすら冷やしてOS1など飲ませてとしても2日くらい熱は下がりませんでした。病院からは、解熱剤と吐き気止めを処方されたらしいですが、今あまり点滴ってしないんですかね。
 学校休んで家にいるのに、ゲームをしたがらない。妹と喧嘩もしない。
 平熱になったと聞いて、ほっとしました。
 
 熱中症で搬送されたというニュースが流れますが、このように家に帰ってから発熱する場合は、その数に入ってないですよね。程度の差こそあれ、かなりの人がかかっているのではないでしょうか。
 私も何年も前、一度あれは熱中症だったなと思う症状になりました。
 ここまで暑い日ではなかったのですが、吟行で歩いていて、だんだん気持ちが悪くなって、同行の皆さんと別れて宿に一人帰りました。そこで、吐いてしまったりして。でももっていた風邪薬を飲み(頭痛もあったので)、水分とって休んでいたら、回復しました。あとで、真っ青だったよと言われましたっけ。
 本当に要注意です。

『すこしずつの親友』森埜こみち(講談社)

2022年07月02日 | 本の紹介
 最初このタイトルを見たとき、出会った二人が少しずつ距離を縮めていく話かなあと想像しました。
 違った!


 
 もうね。かなわないや、こりゃって思いました。この一言、書くのは勇気がいります。というのは、競争心があるんだと思われたくないから。でもねえ、こういうの自分が書けたらどんなによかったろう。でも無理。この感覚、わかる方はわかると思う。すごく好きな作品に出会うとそう思うんですよ。

 森埜こみちさんは、詩人です。
 そして、実ははなんと幼稚園のクラスメート。といっても、友だちだったわけではありません。存在、お互い知りませんでした。それが、それぞれ児童文学を書くようになり、そこで出会って、秋田だよねえから、遡り、話しているうちにまさかの幼稚園クラスメートという事実が発覚したのです。

 それで、今回思ったのは、
 私はこみちさんのことを、何も知らない! 
 この物語は、創作なはず。でも、こみちさんそのものなんじゃないかな! って思わせられるんですよ。
 
 物語は、伯母さんのところに行った少女と伯母さんとの会話で成り立っています。
 少女も伯母さんも、こみちさん! たぶん。
 伯母さんは、どうも自由人です。いろんなところに旅をし、出会いをしています。たぶん、こういう出会いは誰にだってあるはず。でも、その出会いの瞬間を捕まえることができるかどうか・・。できる人がこうして、言葉でそれを表現できるようにもなれるんです。たぶん、これを読んだ人は、自分がその瞬間を逃していたかもって思うんじゃないかな。あ、もちろん全員じゃあないです。ちゃんとつかんでいる方もいるでしょう。
 そして、こうして、その出会いの瞬間を捕まえることができたら、人生は豊かになるんだろう。
 ああ、これからでも遅くない。そう思わせてくれる本。
 この本との出会いもまたしかり。
 
 いま友人との関係に疲れている子どもに、人と合わせるのが苦手と感じている子どもに、どうかこの本が届きますように。

 だいたい、「森埜こみち」っていうペンネームからして、かなわんよ。

『頭がよくなる10の力を伸ばすお話』(PHP研究所)14刷になりました。

2022年07月01日 | 自作紹介
            
 単行本でデビューをする2年前にお声をかけていただき、このアンソロジーに参加しました。2013年4月発行になってます。
 それから毎年版を重ね、14刷り! 私の本の中では、最も多い重版率です。ありがとうございます。
 本屋さんでは、見かけることはないのですが、生協のチラシに載ったりしているようです。
 PHPさんのサイトからもご購入いただけます。 赤をクリックすると、飛びます。
 アマゾンでも、あったわ。

 現在日本児童文学者協会副理事長の加藤純子さん監修の元、私を含め8人の作家がそれぞれ5編書いています。
 私は、「俳句を読もう」なんてのも、書いてるのでした。
 「むにゃむにゃたろべえ」というのは、コミュニケーション能力を育てる話の中に、民話風の物語を。
 「カラスはなぜ感電しないのか?」なんてのもあります。