fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

昨日は終戦日でした~『オオカミのお札 ②正次が見た影』

2023年08月16日 | 日記
 関西、中国地方の台風被害が心配です。
 茶色い濁流の映像を見ると、辛くなります。
 マウイ島の火事も。これほど暑いと、ああいう山火事が、いつか日本でも起きるのでは? と心配です。
 先日は、終戦日でした。 
 きのう一日、ときどきテレビをつけると、いろいろな方が戦争について、戦争のときの経験を語っていました。
 徹子の部屋は、すでに亡くなられた方の放送でしたが、江戸屋猫八さんの原爆のときの体験。高峯秀子さんの特攻隊の方達への慰問の話。観ることができてよかったです。
 おとといのファミリーヒストリーは、草刈雅雄さん。これももう・・。一度も会ったことのないアメリカ兵だったおとうさんとその家族をNHKは探しだしました。創作ではない、事実の重みがありました。

 戦争を体験した人がどんどん少なくなっています。親世代が戦争に行っているという私達は、もっときちんと親から聞いているべきでした。
 でも思うんです。死んだ父は戦争に行き、双子の兄は戦死しています。
 父は戦地でのこと、全く話しませんでした。私達が聞こうとしなかったからか? とずっと思っていたのですが、最近は、父は話したくなかったのでは? と思うんです。というのも、父は戦後の日記を遺しているし、母の実家の家系のことを調べて本にもしています。つまり記録することを割とちゃんとできる人だったということ。なのに、戦争のことは語らず、記録に遺していないのです。

       

 そんな父と叔父をモデルにして書いたのが、『オオカミのお札 二巻 正次が見た影』です。
 毎年この時期にはご紹介させていただいています。戦時下、軍国少年だった正次が主人公です。こんな時代にもどってはなりません。
 児童文芸家協会賞受賞作品。3巻シリーズです。

 

『家守神①妖しいやつらがひそむ家』重版出来

2023年08月15日 | 自作紹介
 

5月に重版になっていた2刷りを送っていただきました。
 西日本読書感想画コンクールの帯つきです。嬉しい。
 こちらの課題図書になったこともあり、初版と同じ数を刷っていただきました(これは、私的にとても多い数)。
 夏休み、これを機会に2巻3巻と一気読みをしていただきたいなあ。
 というのも、4巻は一応だいたい目処がついて、これから本作りに入り、5巻はあるかどうかまだわかりませんが、少し考えておきたいので、1~3巻を一気読みして、家守神の世界に浸ってみました。浸れました。おもしろいです笑。

ただ、西日本の書店さんに並べていただいているからか、ネット書店では1巻が品切れ状態が続いています。この作品、それぞれが完結した物語ですので、2巻、3巻から読んでいただいても、アリアリだと思います。どうぞよろしくお願いいたします! 

アップデートしなくては

2023年08月13日 | 日記
 岩手で孫が発熱し、小児科に行ったのですが、娘に、その先生いくつくらい? ときかれ、かつて娘がかかったときに50代くらいだったから、もしその先生がそのままやってたら、かなりのおじいさん、もし息子やお婿さんが継いでいたら、若いと答えました。
 そこで、はっ!

 継ぐのを男と決めている、私・・。娘が継ぐ場合だってたくさんあるのに。
 まだまだ、そういう意識が残ってるって、悲しいと思ったことでした。
女医さんが活躍しているのは、昨日今日のことではありません。知り合い(秋田の井嶋さんとか)にもいるし、従姉にもいます。東京で時々行く神経内科も女医さんです。ただ、岩手の近所にはあまりいなかったせいかもしれません。

 コマーシャルでもありますね。
 人の姿が見えないでいろんな吹き出しの台詞があり、これ、どんな声で想像したのか? というもの。
 赤ちゃんをあやすのは、女の人。と思ってしまう。
 子ども達はたぶん随分違っていることでしょう。その子達が読む物語を書くのですから、こちらもアップデートしていかなくてはなりません。

     

 先日、たまたま某駅ビルで、ミニコンサートを聴くことができました。生の音楽は、いい。ピアノは電子ピアノだったのですが、よかったです。弘法筆を選ばず、ですね。

『花のもとにて 花のPHOTO俳句集』牧やすこ(新潮社)

2023年08月12日 | 本の紹介
          
 
「童子」副編集長、牧やすこさんが、初句集をご上梓されました。
 やすこさんは、ご自身のHPで月一度、花の写真と俳句を更新。さらに、いろいろな情報を発信しています。まさに、雑誌のように。やすこさんは、元主婦の友社でインテリア雑誌を作ってらした方なのです。
 このたび、句集を作るにあたっても、しっかり「花」というテーマで作られました。

 私は「童子」ややすこさんのHPで句集も写真も何度も拝見しているのですが、こうしてまとまると、とってもいいです。

 梅三分再婚話二つきて
 花満ちて好きもきらひももう忘れ
 学生のゐないキャンパス花辛夷
 昨日あら今日いちめんや犬ふぐり
 捻花や誰にもいへぬ恋をして
 きみ逝きて紅葉あかりの中にかな
 もう読まず捨てたる手紙吾亦紅
 溝萩や生者と死者の間に咲き

 
 小説でも、いろいろな賞をご受賞されているやすこさん、恋の句がちりばめられているのがいいです。
 佳き人生かな。

 

イヌタデ~風力発電

2023年08月11日 | 日記


なんだか、ただの草原のようですが、この草刈りをしない空き地に咲く、イヌタデが大きくてすごいんです。岩手での散歩ではいつも見ほれています。

 岩手に行ってました。秋田へは日帰りで。
 同行の孫が風邪をひいていたので、秋田の母とは面会を予定してたけど、玄関ホールのガラス越しに電話で少し会話をするだけにしました。それでも行ってよかった。大正14年生まれの98歳。先日も部屋で転んだとのこと。玄関までは車いすで来てもらいましたが、部屋の中は歩いてます。
 コロナになってから、部屋へ一度も行ってないので、ホントは服や物のチェックをしたいのですが・・。コロナ前は私は行くと、母の部屋に泊まっていました。遠い昔のようです。
 いつも椅子に座って首をもたれかけているからでしょうか。体と首が曲がっています。
 100歳まで頑張ってもらいたい。

 それにしても暑かったー。東北がこんなに暑いなんて・・。やっぱり地球はおかしくなってます。
 秋田の沿岸にはまた風力発電の風車が増えていましたし。洋上発電もできてました。これはもっと増えるでしょう。大好きだった海の景色が変わっていってます。
 これだけ暑いともっともっと電力が必要になるでしょう。だから、必要なのか・・。悩ましいです。

      

      

きのうは、アウトプットをしなくなったと書きましたが、ご依頼のあった7枚程度の童話の初稿を書くことができました。
 書くとほっとするのは、やはりずっと毎日書いてきたせいかもしれません。この原稿の締め切りはまだ数ヶ月先なので、他にも1、2編書いて、いいのを選べたらいいなと思っています。
 ご依頼は、このブログを通していただきました。そちらの出版社さんから二度目です。ご縁が続くように、精一杯の作品を仕上げたいと思っています。

葛の花~アウトプットの少ない日々

2023年08月10日 | 自然観察
         

 岩手の散歩道。あちこちで葛の花がいっぱいでした。

 暦の上では、もう秋です。

 これまでになかったほど、アウトプットをしない7~8月を過ごしています。
 逆に言えば、これまで走りすぎていたかなという感もあり。デビュー前から、書かない日はない。という日々を20年近くやってきたわけです。ざっとの感覚ですが、平均したら1日10枚くらいは書いてると思います。
 ゆっくり、じっくりやっていこうというスタイルに切り替える時期なのかもしれません。

北上川~『ぼく森(ぼくらは森で生まれかわった)』のモデル地

2023年08月09日 | 日記
北上川です。



『ぼくらは森で生まれ変わった』の舞台のモデル地です。





このカシの木も。
         

 ここは、河童森のモデル。

 いい作品なんですよ(自分で言います!)。未読の方、ぜひ、お読みください。
 一夏の少年達の物語なので、今の時期にぴったりです。
      

『ファミリーマップ』試し読みができます。

2023年08月03日 | 自作紹介
 文研出版さんのHPで、冒頭の試し読みができます。赤をクリックすると、サイトに飛びます。
 ぜひお試しの上、いいなと思いましたら、続きもよろしくお願いいたします。

    

 川野さんのイラストも、他にご覧いただけます。

      

公募

2023年08月02日 | 日記
 先日ある公募の二次選考通過が発表されました。
 知っている方も通過していて、頑張っていただきたい。
 一方、通過がかなわなかった方もいらっしゃるでしょう。
 通過した中には、他で大賞を取りデビューされている方、つまりプロの方もいるようです。募集の規定で、プロでもOKになっているのですから、問題はありません。
 一冊出しても、次が難しくなっているのかなとも思います。
 デビューしている方なら、持ち込みという形で別の社の編集者さんに読んでいただく方法もあるはずだけど(実際、私はそうしていました)、コロナで編集者さんと出逢う機会が少ない、というかほとんどこの数年はなかったせいもありそうです。
 アマチュアの方には、ますますハードルが高くなっていて、辛いだろうなとも。

 私がデビューしてからと、その十数年前を比べると、昔は本がもっと売れたとか、違いをよく聞きました。今の状況で頑張るしかないですね。

 児童文学者協会のアンソロジーの公募もありますが、プロでもOKなので、狭き門なのかなという気がします。アンソロジーの公募がもっとあるといいのに。

      

 こんなに暑いのに、すでにススキが出ています。