たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

松木沢界隈ぶらぶら歩き。小足沢右岸尾根の3回目。

2016年03月07日 | 足尾の山
◎2016年3月5日(土)

銅親水公園駐車場(6:43)……松木川沿い林道……ウメコバ沢出合い……小足沢出合い……小足沢右岸尾根……1269m次三角点……大ナラキ沢左岸尾根……松木沢……三沢出合い……駐車場(15:32)

 今日の歩きをどうするか決めかねていた。足尾の山に行くことに迷いはないが、問題はどこを歩くかだ。先日、中倉山から塔の峰方面を眺めて、まだ雪がありそうだからと、久しぶりに塔の峰に行くつもりでいたのだが、11月に瀑泉さんからいただいた小足沢右岸尾根への安心ルート情報をそのままにしておくわけにもいくまいという思いもずっと続いていて、昨夜になって、結局は右岸尾根を優先することにした。理由は、自分の雪歩きに対する執着はたいしたものでもなく、塔の峰の予定コースは、仁田元沢の先まで行って塔の峰の尾根に上がるといったコース取りだったし、これは水温が上がってからのお楽しみにしてもいい。気分的にわだかまりのある方を優先した。一応、気が変わる場合もよくあるので、地図はあちこちのものを持参して出かけた。
 今日は気が張って、銅親水公園に早い到着だ。おやっ、駐車場の定位置におなじみの車が1台ある。足尾のRRさんがイスに腰掛けて準備をされていた。おはようございます。今、仕事がおヒマのようで、今日も土曜日お歩きとのこと。コースを伺えば、仁田元沢から塔の峰に行こうかなとおっしゃっている。自分も実は…は黙っていた。やはり、塔の峰には雪がありそうだからとの理由のようだ。仁田元沢からというのが気になったが、RRさんのことだ。マネできるルートで行くわけがない。お気をつけてと、先に出発する。

(いつもの見慣れた風景。まだ薄ぼんやりしている)


(シカの放牧地)


(次第に晴れてくる)


 松木川沿いのこの先、林道、ゲート、ガレ道、河原、堰堤越え、沢と、うんざりする歩きが2時間近く続く。さらに奥に行こうとすれば、それだけの苦痛が加わるだけのことで、どうにかならないかと思っても、こればかりはどうしようもない。風景も見飽きたものだが、毎度のことで、退屈しのぎに変化を見つけながら歩くしかない。
 ゲートを過ぎるまで何も変化は感じなかった。せいぜい<みちくさ>前の広場がシカの放牧場になっているぐらいか。狩猟期間も終わり、安心して下に出てきたのか、群れがあちこちにたむろしている。

(シカに先導してもらう形になってしまった。左下の大石にかつて落書きがされていたと思う。RRさんが消したものだ)


(ちなみに2年前の落書き)


(右岸側の氷瀑)


 ゲートを越える。松木川の水量はこの時期としては少ない感じがしないでもない。暖冬の影響で積雪は少なく、沢に流れ込む雪融け水もまた少なくなっているのだろう。右岸側を眺めると、氷瀑がまだあちこちに見えるが、これとて、あと一週間もすれば普通の水の流れに戻るのではないだろうか。
 ガレ林道にさしかかってから、今日の足元の選択をいたく後悔した。何も考えずにスパ長にしていた。せいぜい、沢の渡渉があるだろうし程度のものだった。足裏のピンがガレ石にひっかかったり、滑ったりで、歩行がままならない。ひっかきでつんのめり、向うズネをしたたかに打ち、しばらく涙を流してうずくまった。じきに歩き方のコツは覚えたが、土台、無理な歩き方になっている。そのうちに脚が痛くなり、身体の調子までおかしくなってきた。ウメコバ沢出合いの河原に下りた時には、もうさっさと帰りたく、どうでもいいような気分にまでなっていた。何もスパ長にする必要はなく、ただの長靴にチェーンスパイクを持参するだけで事足りた。ここまで来たからにはしょうがない。せめて小足沢の右岸尾根だけでも上がっておこう。後は大ナラキ沢の尾根でも適当に下ればいい。

(すっかり晴れた。この時点で足の動きに嫌気がさしている)


(ウメコバ沢出合い。一本は流れている)


 そうと決めると、ノルマが減った気分で、歩程がさらにのろくなった。休憩も頻発する。まずはウメコバ沢出合いに行って、玄関口の氷瀑を眺めて一服し、六号堰堤の前でオロ北に通じるガレ沢やら付近の岩尾根を眺めて一服といった具合だ。

(見るからに水量は少ないが、水没は避けられない)


(例のオロ北大地への地獄道)


 沢の水量そのものはやはり少ないが、長靴以外なら、足を濡らすのは覚悟だろう。浅いところでも膝下までの深さはある。幸い濡らすことはなかったが、依然として歩きづらさが解消されるわけではない。
 六号堰堤越えでは、ステップにピンがひっかかり、まったく不安定。その先のゴーロ続きでは、自分の歩きが何とも歯がゆく、怒鳴りつけたい気分になった。結局はこれが今日最後まで続いた。自分の経験不足による選択ミスだから、我慢して歩くしかないわけでもある。

(小足沢出合い。ここは凍結していて、恐くて先に行けなかった)


 右から三沢が入る。ここを遡行したネット記事はあまり見かけない。沢専門の方にはさほどにそそられない沢なのか。岡田氏、増田氏の記録を読む限りは、素人には無理な沢のようだ。帰りにちょっとだけ覗いていこうか。
 張り出した小足沢の右岸尾根を見上げる。一回目は無茶な登りであっけなく敗退。二回目はその先から上がりはしたが、全身バラバラ状態で何とか尾根に辿り着いた。そして、今度は三回目となる。何でこの尾根にこだわるかというと、地形図を見ると一目瞭然のことで、その先に行こうとすれば、どうしてもこの尾根を経由するのがベターとなる。大ナラキ沢左岸尾根を利用し、1390m付近から小足沢なり三沢周辺に向かい、それぞれの尾根に乗り換えてもいいが、それではまだるっこしい。沢歩きにためらいがなければ、三沢経由といったルートも想定できるだろうが、こちらはそこまでのレベルにない。となると、どうしてもできるだけすんなりと小足沢の右岸尾根に至りたいということになる。一回目、二回目ともにあの体たらくでは、体力も尾根に至って尽きてしまうというものだ。

 小足沢には大滝という秘境の名瀑がある。この滝、隣の三沢から迂回して入る方もいらっしゃるようだが、きりんこさんと瀑泉さんはこの右岸尾根を経由して滝に行かれた。すんなりと右岸尾根に登られたわけだ。滝見物そのものは後回しにしてもいいし、見に行くことがなく終わってもいいと思ってはいるが、どうやって右岸尾根にあっさり出られたのか不思議だった。RRさんからヒントをいただいたりしたこともあったが、あまりにアバウト過ぎでよくわからない。
 そんな折に、瀑泉さんから写真入りの詳細ルートをいただいた。地図を見ながら、なるほど、なるほどと思えど、自分はさして賢いわけでもなく、身体で覚えなきゃどうしようもない。情報をいただいてからずっと気にしていたが、ようやく、今日に至ったという次第だ。

(自分には、小足沢右岸尾根への第三のルート)


(途中から皇海山)


(上は緩くわりに静か)


 ということで、いただいた情報に合わせて、その取り付きに到着する。尾根の末端からは離れている。見上げる。やたらに石がゴロゴロしているが、一、二回目に比べたら、まったく凶悪そうには見えない。では登りましょう。ちなみに、ここの登りも、スパ長に足を引っ張られた。ここは登山靴かスパ無し地下タビだろう。ただ、土が露出したところでは、湿り気もあったので、それなりに効果はあったが。
 そこらの石に力を加えると、簡単に沢に転がっていく。さほどの急斜面ではないが、何とも登りづらい。ここの斜面は小尾根と沢(専門用語ではルンゼというらしい。瀑泉さんから情報をいただいた際に、つい調べてしまった)が幾重にもあって、見る限りはどこを登っても同じようだ。尾根には石が少なく、ついそっちに向かうが、乗ると、こんどは湿って滑るし、石もより不安定になってくる。樹の根元で何度か腰をおろして休んだ。皇海山が大きく見えている。先週、中倉山から見た皇海山は頭部分だけで、雪がないなと思ったものだが、こう中腹まで見えると、やはり残雪が筋状にある。

 右手に尾根が下から続いている。その手前下はルンゼになっている。記憶がある。ここは、二回目に尾根岩場の脇を通過した際、左下にルンゼが見え、尾根通しよりも、このルンゼを登り通した方がましだったのではと思ったところだ。間もなく右岸尾根に出るはず。上の尾根が切れ、空が見えている。

(間もなく右岸尾根)


 右岸尾根に出た。このルートなら、ガレてはいたが下りで使っても、足元に注意すれば問題はあるまい。前2回の歩きに比べたら危険度はさほどでもないが、正直のところ、今日の自分にはきつかった。登山靴だったとしても、ここからさらに北の山へとなると、やはり日が長くなっても日帰りはきついだろう。果たしてやれるか…。
 尾根の岩場に出て、松木川を眺める。小足沢大滝にはここから下るらしいが、下は見えていない。やはり、自分には無縁な滝かもしれない。音だけは聞こえる。足元にピンクテープがからまって落ちている。滝への降下の目印か。テープがその先に続いているのか確かめようはない。続いていたとしても技術の世界だろうて。

(尾根を登る)


(岩場)


(左岸尾根と大平山)


 尾根を登る。右手の視界が開ける。左岸尾根(三沢との中間尾根)のキレット越しに大平山南西尾根に繋がる西南西尾根が見える。きりんこさんは、滝見の後で、この先から下って小足沢、キレット、三沢を越え、ついでに西南西尾根に登られている。眺めながら、たいしたものだと嘆息しつつ、実は、歩きが不調でなかったら、1269m標高点先から小足沢に下り、西南西尾根に出るつもりでいた。現に、出がけにRRさんにキレット付近の様子を教えていただいたりもしている。
 絵に描いた餅のような話はさておき、先に進む。正面に大きな岩場が出てきた。前回は特別な苦労もなく登り越したのに、今日はきつく感じる。見下ろす斜面はやたらと急だ。やはりこれでは西南西尾根どころか、小足沢に下りてみること自体無理がある。やはり前回同様に大ナラキ沢左岸尾根を下ることにしよう。ここまで来て残念だが、無理もできない。

(何頭の群れでこうなるのだろうか。こんなのがあちこちについていた)


(1269m次三角点)


 1269m次三角点で大休止。この辺は前回来てお気に入りになったところだ。起伏も少なく、全体がなだらかになっている。脇をシカ道が黒々と道のような型を作って続いている。周囲の山とは違って煙害もここには及んでいないのか、他の山に来たような感じすらする。ここに来られただけでも今日は良かった。食事もし、かなりのんびりした。一寝入りしたいところだが、さっき、クマらしき足跡を見たばかりで、どうも長居の気分にはなれない。北の谷間から、カラカラと落石の音が断続的に響いてくるのもまた居心地がよろしくない。

(改めて皇海山)


(あの岩場に登る。地図でいえば、1269m北の台地)


(岩場から)


(同じく大平山)


(三俣山方面)


 この先から残雪が出てくる。気温が高くなっているせいか、結構ぬかるが、くるぶし程度のものだ。むしろスパ長で心地よく歩ける。正面の岩場に登ってまた休憩。前回、ここで、RRさんらしき方が積んだケルンを見たが、今日は崩れている。2つほど積み上げた。地図を広げて、目の前に見える沢、尾根を見比べた。あそこ歩けるかなと思いながらも、シゲト山の稜線直下の様子が見えないのが残念。一つくらいは歩いておきたい。
 さてと、このまま尾根伝いに大ナラキ沢左岸尾根に出るにはしんどいものがあり、前回歩いているし、左側の気持ち良さげなところを遠回りしてトラバースして歩いてみようか。小足沢に下る雪の斜面には、ワカンにしては小さく歩幅も狭い四つ足の足跡が残っている。こういうのを見ると神経質になる。

(大ナラキ沢左岸尾根にトラバースして向かってみる)


(シカのつくった道)


(いい感じ)


 途中に、秩父でいえばウノタワといった風情のスポットがあった。自分にはそれ以上の良さがある。雪が残っているからなおさらだ。いい感じの灌木疎林の景色が続いている。小動物の足跡があちこちにある。広くてなだらかだ。こんなところでピンクテープの一つでも見かけたら、すべてが台無しになってしまう。自分には素晴らしさを表現する能力が乏しい。これ以上上手に記すとウソっぽくもなるか。
 歩いては振り返って休む。大平山がずっと正面だ。ピークもしっかりと見えている。松木川側からではこのピークが見えない。疎林の中にはクマ棚もある。ここはクマの楽園でもあるのだろう。

(大ナラキ沢左岸尾根に合流か)


(大ナラキ沢左岸尾根)


 名残惜しく大ナラキ沢左岸尾根に合流した。雪は消えた。ここからの下りはスパ長で正解だろう。地面は乾ききってはいず、意外に急斜面でもある。

(下る)


(正面にオロ山本体。左のイボが1452mだろう)


 ストックを出して下った。ここの尾根は広がっていて、下りで使うにはセンター部が不明で間違いやすいが、時々、振りかえれば尾根型も明瞭で、間違うことはない。真正面にオロ北に続く沢と尾根が見えている。沢筋は白い。尾根が4~5本見えるが、いわゆるオロ山北尾根というのはどれなのか。1452m標高点の岩峰を通るとすれば左の岩稜尾根だ。むしろ、ここから正面に見える尾根が歩けそうな感じはする。ただ、視界外はどうなっているのか。

(右下に小川)


(松木沢に出る)


 松木沢に近づくと右手にチョロチョロの沢が見えてくる。せせらぎの沢といった感じで、いつも、この流れが見えるとほっとする。この沢は釜五峰の1828mまで突き上げているようだが、まさかこれが大ナラキ沢ではあるまい。以前、この辺をうろうろしていて、もっと幅のある沢を2本見ている。いずれかが大ナラキ沢だろう。余談だが、この辺で立て続けにクマを2回見たという記事を見かけたことがある。
 シカ道なのか、人為的な道なのかは知らないが、そこを辿ると、かつて、ここに吊橋があったというRRさんのお話を思い出し、対岸に目を向けると、石垣の基礎が見える。降り立つところはあれが目印だ。以前、出口を知らずに、もろい斜面を危なげに下ったこともある。
 河原でまた長い休憩。どら焼き、味噌汁、みかん、コーヒーだ。そしてタバコ2本。だらだらと30分は過ごした。ここからまた苦痛のゴーロ歩きが再開する。

(皇海山の上が白くなってきた)


(三沢出合い)


(出合いの滝)


 長い帰り道だった。退屈しのぎで、三沢に入ってみた。すぐに狭隘な谷間になり、腰まで浸かりそうな釜があった。その先には五段のナメ滝。先には行けず、岩越しに滝を見た。後で岡田氏記録を読むと、右側を行ったようだが、沢靴だったら行けなくもないか。

(丹平治沢)


(ブナ)


 堰堤を越え、河原、ガレ道となった。陽が隠れ、風が出てきて寒くなった。来る時に気づかなかったものをいくつか見た。シカの頭蓋が枝に引っかけられている。何とも趣味の悪いことをする。これではシカも成仏できまい。土に戻すべく、枝から外してやった。続いてそのまま持ちかえって座布団にでも使えそうな毛皮の固まり。ハリネズミが丸くなっているように見えるが、これはタヌキかサルだろうか。毛皮だけ残っていて、中身も頭も消えている。

(この石の存在が前から気になっていた。よく見ると、うっすらと字が残っているような)


(こうだもんなぁ)


(帰着)


 ゲートを越えてまた一服。ここから舗装になる。スパ長もガレ場歩きに比べたら幾分楽になる。<みちくさ>の脇にはハイカーがお一人。カメラか。中倉山の方を眺めている。
 ダンプが土煙を出して砕石場に向かって行く。たまったものじゃない。手拭いで口を覆った。

 長い歩きだった。大した距離を歩いたわけでもないのに、ほぼ9時間後の戻りになってしまった。こういうこともあるだろうが、こんなのが増えているような気がする。

───────────────────────────────────────────────────
~RRさんからとんでもないことを聞いてしまった~

 RRさんが腰かけて帰り支度をされていた。塔の峰はいかがでした? 稜線に出たら雪はまったくありませんでしたよ。やはりねぇ。実は、私も塔の峰に行くか迷っていたのですけどね。今日は何だか途中から調子が悪くて、やっぱし塔の峰に行けば良かったかなぁと思ったりしていたんですよ。いやいや、塔の峰には行かなくて正解ですよ…。
 話をうかがってあきれ返った。おだやかなRRさんの表情が徐々に怒髪天を衝くの形相に変わっていく。
 RRさんに見せられた携帯画像には信じがたいものが映っていた。青いスプレーペンキ。最初、何かの目印かと思い、とりあえず樹の皮を削いだが、ペンキがその先に10m間隔に続いていて手の施しようがなかったとのこと。さらに石には矢印だ。
 スプレー散布は雪のある時期にやったのか、途中引き返しで塔の峰の山頂まで達していないが、いずれ塗りたくりは時間の問題だろう。おろか足尾の山一帯に広がっていくかもしれない。当然、中倉山尾根も危ない。オロ山下はブルー一色になりかねない。
 ピンクやら赤テープを外された挙句の蛮行だろうが、犯罪まがいのことを平然とやってのける神経が常人にはまったく理解できない。テープなら、外されたらまた付ければいいじゃないか。そんな付けたけりゃ。何もペンキを持ち出さなくともいいだろうに。
 テープのベタ垂らしをやる方だ。理屈が通らない方(もっとも、こんな愚かな自然環境破壊行為に理屈なぞ不要だ)だとは思っているが、さらにRRさんのお話では、一方向からのみの付け方で、反対側からはペンキは見えず、その辺はおバカさんらしいようだ。しかし、何の権利と主張があってこんな愚かなことをするのか。バカならまだしも、スプレー缶を持ってだれもいない山で(おそらくは平日だろう)うろついている姿を想像するだけで、不気味で狂気すら感じてしまう。
 いずれ確かめに行かなくてはなるまい。自分に何が出来るわけではないが、せめて、自分の目で見たことは、このブログで正確に報告したいと思っている。
 ちなみに、RRさんは、もう二度と塔の峰には行かないし、帰りのルンルン気分が台無しになって、まったくひどい山行になってしまったと嘆き、何とも悲しい顔をされていた。おそらく、次に嘆く形になるのは自分だろう。これが現実進行だとして、足尾の山を愛する方すべてに嘆いていただきたいと思っている。
 山を平然と汚しまくるような輩には、足尾の山には入らないでもらいたい。

◎RRさんからいただいた携帯画像 ※見づらいがご容赦を


(こんなことでの腹いせは、身勝手、幼稚な精神構造だと思うけど)


(石にも。犯罪行為と同じですよ。当人は足尾の山の案内人のつもりで浮かれているのでしょうか)


(せめてチョークでやればいいのに。狂気の沙汰。一人よがりとしか言いようがないけど)


(取り返しのつかないことをする。やはりかなりの重症だ)

 我が塔の峰の山名板がペンキで穢される日も近いかも。そういえば、かつて安蘇の山に井上某とかいう落書き魔がいたっけ。
 RRさんの当日の改めてのご報告は、いずれコメント欄に加わるでしょう。

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14 コメント

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Unknown (ふみふみぃ)
2016-03-07 22:08:56
シカの放牧地にはちょっと笑いました。
今年は松木川を遡行してその先に行きたいコースがいくつかあり小足沢右岸尾根も経由することがあると思うので参考になりました。地形図を見てイメージはしているのですが後は実際現物を見てどうしようかなと少し楽しみにしています。(末端から行くつもりはありません)
クマの楽園、せせこましい潅木が無いようで、やはりクマも体に引っかかる細かな藪があるところよりは多少広々としたほうを選ぶのでしょうか。シャクナゲさんはこびる蜜藪ならクマも嫌がってこないんじゃないかとか勝手に思っていますが。
登山を始めてろくに時間も経ていない私が言うのもなんですが登山道外にテープを残す理由が分からないんですよね。登山道外でもテープのおかげで安心して歩けたという人がいるのも複雑な感じがします。折角レールを外れて自由を手に入れたのにその先でテープに盲目的に従うなんて何をしたいのか理解しかねます。迷いやすい分岐にだけピンポイントとかなら理解できるんですが。テープとか付けてる暇があればその時間でもっと先に進めばいいのになあといつも思います。自然破壊とは違う観点で申し訳ありませんが私はこんな感じに捉えています。
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Unknown (ぶなじろう)
2016-03-07 22:11:08
今晩は。
今回の記事は、私がコメントする範疇ではないなと、思って読み進めたのですが、最後の最後で、唖然といたしました。
はたして、本当に登山者の仕業なのでしょうか?林業や工事関係の方なのでしょうか?
私は、テープ類の掃除はしません。私有地での林業関連の目印と思われるものが多く混在しているように思うからです。しかし、登山者の仕業だとしたら、許し難い行為です。情けないですよ。
自分の場合は、往復時のみ、自信の無い所に赤布を縛り付けます。当然、基本回収です。
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ホントなら・・・ (瀑泉)
2016-03-07 22:23:21
足尾は天気が良かったですネとか,小足沢右岸尾根取り付きの感想でも聞こうかと思っていたら,最後のRRさんからのご報告で,すべてそれどころじゃ無くなってしまいましたヨ。
以前,仙人ヶ岳の茂倉沢にピンクのペンキ印が付けられているのを見かけましたが,同じようなバカが足尾まで出没するとは。呆れてモノが言えないどころか,言語道断ですヨ。
塔の峰のテープに関しては,昨秋,徹底して掃除したから,その腹いせカモ知れませんが,それにしたってスプレー缶を持ち出して環境破壊をするとは,自然を守るべきハイカーの風上にも置けない輩で,此れが,あのピンクテープ親父と同一人物とまでは思いたくは有りませんが,もしもそうなら,山を歩く資格は無いし,二度と足尾にも足を運んで欲しく無いですネ。
話が随分逸れてしまいましたが,小足沢右岸尾根から北方面,そう弱気にならずに日が長くなったら挑戦してくださいネ。参考にしますので。
それと,オロ北に続く(であろう)正面尾根,期待しておりますヨ。
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足尾のウノタワ (みー猫)
2016-03-08 01:11:55
こんばんわ。
たそがれさんもいよいよお泊まりするによさげな場所を見つけられたのですね。9時間の成果でしょうか。四つ足の専従者から苦情が出ないと良いですが・・・下に読み移るにつれて、RRさんから・・と赤字で見えてましたのでまさか塔の峰に山ガールが一杯だった?とか、RRさんが名前で人を覚えなさるようになったとか、出来るだけ起こりにくい状況を想像したのですが、まさかマーキング再来とは思いませんでした!下り方向の尾根についているように見えますが、ここは何かの境界じゃないですよね。業務にしては気が利いていないようですので、これはわかってない人の仕業では?
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ふみふみぃさん (たそがれオヤジ)
2016-03-08 05:59:27
ふみふみぃさん、こんにちは。
地図を見ながら、おそらくそこからの取り付きだろうなと、想像されているかとは思いますが、正面と右がダメなら左に行ってみる。ここもダメさらに先、といったところですよね。そこなら、どこからでもといった感じがいたします。
私は正面突破でしくじって、瀑泉さんからいただいた迂回ルート情報ですから、あまり詳細に記さない方がいいでしょう。
実は、当日、RRさんからよりホットな情報をいただいておりまして、次回はそこに探りを入れてみようかと思っております。
ふみふみぃさんもその先に興味ありですか。派手にやらないでくださいよ。せめて、しばらくしてからやってください。
クマの楽園とは、私の勝手な想像で、クマ棚があったからなのですが、水場となる小足沢は近いし、まさにそうかもしれませんね。クマだって、シャクナゲ密なところよりは、のんびりと昼寝できるところを選ぶでしょう。
テープの件は難しいですね。私、足尾の山だから気にしているところでして、他の山では気には留めないようにしております。ただ、テープのおかげで助かる人もいれば、遭難しかける人もいることは確かなことですね。
しかし、これがペンキというのはあまりに言語道断ですよ。まして、ただの作業用のものではないらしい。自分の目で確かめて来るしかないですね。
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ぶなじろうさん (たそがれオヤジ)
2016-03-08 06:09:23
ぶなじろうさん、こんにちは。
コメントの範疇外なんぞとおっしゃらず、あんなところでも、ヒマがありましたら出かけてみてください。今回の歩きに危険なものはなく、得難い景色にも出会えますから。
まして、ウノタワあたりはブナジロウさんのお気に入りになるかもです。
それにしても、今回のペンキにはまいりましたね。ただ、私が実際に見たわけではなく、RRさんからのご報告ですから、作業用のものかどうかはしかとはいたしません。ただ、RRさんがテープ代わりとおっしゃっていましたから、それはほぼ間違いないと思いますよ。
私も、山に行く時は、赤テープと赤リボンを持参しております。リボンはここ10年近く束のままになっていて、使うことは滅多にありませんが、たまに使うことはあります。
当然、回収はしますので、リボンの数が減ることはありませんね。
目印とはいっても、回収しない限り、大方のものはゴミですよ。
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瀑泉さん (たそがれオヤジ)
2016-03-08 12:07:08
瀑泉さん、こんにちは。
おかげ様で、小足沢の左岸尾根、すんなりとはいかずとも前2回に比べて格段に汗もかかず、ノドの渇きもなく登ることができました。ありがとうございます。
大滝マップの方は、いずれ活用させていただくこともあるかと思いますが(実はその気になるかもと、ロープ持参していたのですが。笑)、まずは、今回の足尾のウノタワをエサにして、だれかを誘う方向で調整してからということになるでしょう。ちなみに、ウノタワとは、瀑泉さんには馴染もないでしょうが、秩父の山にぽっかりと開けた桃源郷のようなスポットです。
取り付きのガレ斜面、いつも眺めて通過しているだけでしたが、他にも使えそうな気になっております。
いずれにせよ、オロ北もシゲトも西南西も体力勝負でしょうが、せめて一つぐらいはと思っております。

さてRRさんの報告、まったく余計なことをしてと思っております。今回のように、せっかく松木方面に目を向けつつあるのに、まずは逆戻りしての確認ですよ。RRさんのお話では丸石沢ルートが手始めのようですね。
そして、これまでのピンクテープ付けまくり人とイコールといったところです。
足尾の山を熟知し、技術もあって、それなりにルートを知っている人の仕業とは思いますが、そんな「方」が、そんな愚かな「輩」の行動をとるとはねぇ。
平日に張り込んで、現場を押さえ、顔写真でも出したいところですよ。
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みー猫さん (たそがれオヤジ)
2016-03-08 12:07:40
みー猫さん、こんにちは。
いずれ、足尾のウノタワにお誘いいたしましょう。水場も近いし、幕営スポットにはばっちりかと思います。
まして、北側の尾根を眺めながら、明日は、あれを歩いてみましょうかなんてね。当日は近くに名瀑もあることだし…。
四つ足の先住者に対しては、一晩きりの多勢に無勢ですよ。
RRさんは激怒状態でしたね。そりゃ、自分の家に泥棒が入って荒らされたご気分でしょう。とにかく、ご自分の目で見てますからね。こちらは携帯画像だけだし、勝手な想像しかできませんよ。見てみないことにはねぇ。
しかし、ひどいことをするもんだと、気分が悪いですよ。作業目印ではないと思いますよ。ペンキを持ち出すとは、一連の清掃登山に対する腹いせでしょう。
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9時間歩き (ハイトス)
2016-03-08 12:52:28
足尾のウノタワ。
みー猫さんだけでなく私も誘ってくださいな。
まったりとした時間を過ごしたいものです。

9時間歩きとは恐れ入ります。
そこそこ残雪もあって塔ノ峰にしなくて正解でしたね。
しかし最後の最後でRRさんの写真。
気が滅入ってしまいます。
愚かしき輩・・・腹いせだとしたらもう何をかいわんやです。
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なんとまぁ (きりんこ)
2016-03-08 13:26:57
ついに小足沢右岸尾根への安全ルートを歩かれましたか。最初から遠回りしようという発想があれば、地形図からも想定できるルートなんですよね。今年は大滝の氷瀑を狙っていたのですが、この暖冬ですから来年に持ち越しとなってしまいました。それとは別に、1269Pから先をやり残しているし、次三角点も確かめていないので今年中にとは思っていました。
しかし、ついに青ペンキとは、怒りを通り越して悲しくなりますよ。明らかに「必要」を目的にしてないですね。腹いせか、ここを見ている愉快犯によるものでしょう。ピンクテープが見たくなくて足尾から距離をおくつもりでしたが、このまま野放しにもしたくないですね。青ペンキを奪い取ってその面に吹きかけてやりたい気分です。皆で交代制で張り込みしましょうか。
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