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◎2019年6月2日(日)
金、土と、仕事で前橋まで行って荷物運びの手伝いをさせられた。おかげで坐骨神経痛が悪化した。立ったままでの歯磨きがつらく、つい、階段に腰かけてしまう。こういう人選はヒマな部署からというよりも、年齢で選んで欲しいものだ。日曜日はゆっくり朝から飲んでは寝るの繰り返しをするつもりでいたが、犬の散歩を終えると、つい足尾に向かってしまった。妻にはこれまで何度もたしなめられていたが、もはや言ってもムダだと思っているのか、寝床から行ってらっしゃいの声が聞こえただけで「気をつけて」はなかった。食べた朝食代わりは、連休中に遊びに来ていた孫のカニパンの残り。賞味期限はすでに切れている。
今日は坑夫滝へのルートを2か所ほど調べるつもりでいる。天気は終日、曇りの予報。さすがにかじか荘上の駐車場には他に3台、ゲート前にも3台の車しかなかった。実際は山登りというわけでもなく、林道を歩きながら、丸石沢で二人の釣り人を見かけた。そちらの方が多いのかもしれない。
先ずは最初のスポットに向かう。林道をしばらく歩いてから携帯を持ち忘れたことに気づいた。引き返すにはすでに遅い。何かあったら、119番に電話しさえすれば、圏外ではあっても先方で電波を拾ってくれ、救助してもらえるという知恵がついてしまっているのだが、この手は使えないとわかると幾分緊張してしまった。ホイッスルがあるからいいかと思っても、大胆な行動はできないなと気持ちのセーブがかかる。
スポットに着いた。ガードレールを乗り越えて、下りかけるといきなり落葉で滑った。今日のスタイルは横着そのもので、地下タビでも沢靴でもなく、通しでハイパーVにしていた。ヌメった所以外には強いと思っていたが、こんなに落葉、つまりはちょっとした山道の下りに弱いとは思ってもいなかったが、裏を見れば、型は普通の運動靴の裏でしかない。滑って当たり前だ。
慎重に下って行くと、地形図とは違って、先は絶壁になっていた。これでは無理。林道に引き返す。ハイパーVの隙間からはかなりの葉クズやら石ころが入り込んでいた。
次のスポット。さして離れてはいない。ガードレールを越えると、林道を二人連れが歩いて来る。もろに見られたが、大方、用足しで林道から離れたと思われたのだろう。声をかけられることもなかった。ここでヘルメットをかぶる。頭の中はハイパーVで失敗したことと携帯忘れが大半を占めている。ここのルートがダメならもう万歳だ。
踏み跡じみたものがあった。次第に急斜面下りになる。目の前に岩が出てくる。その先は見えない。巻きたいが、左右は切れている。どうせ様子見の気分もあるからと岩場を越えると、案外に下れた。踏み跡を立木やらにつかまりながら下ると、真下に庚申川が見えてきた。
気持ちだけはヒヤヒヤだったが、特別に命の危険を感じることはなく河原に降り立ってほっとした。ここからなら、戻って林道に出るにしても問題はない。これがもしかしたら正解ルートだろうか。その確証に値する物もあった。
坑夫滝に行くには、ここから上流に遡行するしかないが、遡行なんてなまやさしいものではなかった。どだい、ここは沢ではなく川だ。10m先に小滝がある。坑夫滝はさらにその先だ。いきなり腰まで浸かった。瞬間に左足首の傷跡がうずいた。整骨院の先生からは、しばらくは長時間の沢歩きはよした方がいいと言われていたことを思い出す。
左岸側を腰まで浸かって歩いた。右手に手をかけられる岩もあって、それにしがみつきながら先に向かったが、水はすぐに胸まで達し、岩に手をかけても救いにはならない。これは無理。引き返す。右岸側は少し浅瀬になっている。そちらに方向チェンジしようとしたが、その間に深みがあって、これもまた胸。水は冷たい。次第に身体が冷えて痺れてくる。急流ではない淵だからまだしも、そこまでして目の前の小滝を乗り越え、さらにまだ淵やら釜があるかもしれない坑夫滝に至るまでの根性はない。あっさりと引き返す。出した結論は、庚申川の水が少なくなってから改めてということにしたが、そうなると、坑夫滝も水量が少なくて見ごたえもないだろう。それはそれでいい。もしくは、今日は行くぞと十分な気構えとやる気がある時にでもいい。この冷たい水では、仁田元沢やら黒沢、その他で全身ずぶ濡れになってまでガツガツと上に向かった気力は起きないのだ。
特別な支障もなく林道に復帰した。今日の予定は半端ながらもこれで終了だ。丸石沢にさしかかり、どうしようか迷ったが、どうもハイパーVでの沢歩きは間に合わせのような気がし、さらに沢に下る斜面で滑りでもしたら危ない。やめておこう。
ハイカー2人に出会う。人のことはどうでもいいが、出発が遅いんじゃないですか。もう10時を過ぎていますよ。
せっかくだし、小滝でも見て帰るか。あの滝、車道の上から見たことはあるが正面から見たことはなかったし。
(本日、最初の候補地を下る。ハイパーVでは滑る。慎重に下ると)
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(この先は切れ落ち、自分の世界ではないのですごすごと戻る)
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(次の候補地を下る。何となく歩いた跡が道状になっている)
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(これで終わりかと思ったが…)
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(何とか、庚申川に出られた)
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(坑夫滝はこの先。手前は浅瀬に見えるが)
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(急な深みになり、あの小滝とも言えない段差まで行く気になれずに撤退)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/57/c428fc55fad02429117ec7cbf3789eb4.jpg)
(せっかくだから、少し下って雨降沢出合の滝写真を土産にする)
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(庚申林道の坑夫滝の看板のある所から滝を見る。音はすれども、ちらりと目に入った滝をカメラは撮ってくれなかった)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/20/5612ee27ad406a09c642311adf6820cf.jpg)
(車道の上から見た小滝。「小滝の里」の「小滝」はこの滝に由来するようなことをネットで見たことがある)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/70/17f9e28457200f84470eee6ca4afe987.jpg)
(正面からの小滝)
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(ソーメンの流れで撮ろうとしたら、露出の調整もしなかったため白っぽくなってしまった。フィルターを付ければよかったのか。どちらにしても、気難しいことは自分にはできない)
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金、土と、仕事で前橋まで行って荷物運びの手伝いをさせられた。おかげで坐骨神経痛が悪化した。立ったままでの歯磨きがつらく、つい、階段に腰かけてしまう。こういう人選はヒマな部署からというよりも、年齢で選んで欲しいものだ。日曜日はゆっくり朝から飲んでは寝るの繰り返しをするつもりでいたが、犬の散歩を終えると、つい足尾に向かってしまった。妻にはこれまで何度もたしなめられていたが、もはや言ってもムダだと思っているのか、寝床から行ってらっしゃいの声が聞こえただけで「気をつけて」はなかった。食べた朝食代わりは、連休中に遊びに来ていた孫のカニパンの残り。賞味期限はすでに切れている。
今日は坑夫滝へのルートを2か所ほど調べるつもりでいる。天気は終日、曇りの予報。さすがにかじか荘上の駐車場には他に3台、ゲート前にも3台の車しかなかった。実際は山登りというわけでもなく、林道を歩きながら、丸石沢で二人の釣り人を見かけた。そちらの方が多いのかもしれない。
先ずは最初のスポットに向かう。林道をしばらく歩いてから携帯を持ち忘れたことに気づいた。引き返すにはすでに遅い。何かあったら、119番に電話しさえすれば、圏外ではあっても先方で電波を拾ってくれ、救助してもらえるという知恵がついてしまっているのだが、この手は使えないとわかると幾分緊張してしまった。ホイッスルがあるからいいかと思っても、大胆な行動はできないなと気持ちのセーブがかかる。
スポットに着いた。ガードレールを乗り越えて、下りかけるといきなり落葉で滑った。今日のスタイルは横着そのもので、地下タビでも沢靴でもなく、通しでハイパーVにしていた。ヌメった所以外には強いと思っていたが、こんなに落葉、つまりはちょっとした山道の下りに弱いとは思ってもいなかったが、裏を見れば、型は普通の運動靴の裏でしかない。滑って当たり前だ。
慎重に下って行くと、地形図とは違って、先は絶壁になっていた。これでは無理。林道に引き返す。ハイパーVの隙間からはかなりの葉クズやら石ころが入り込んでいた。
次のスポット。さして離れてはいない。ガードレールを越えると、林道を二人連れが歩いて来る。もろに見られたが、大方、用足しで林道から離れたと思われたのだろう。声をかけられることもなかった。ここでヘルメットをかぶる。頭の中はハイパーVで失敗したことと携帯忘れが大半を占めている。ここのルートがダメならもう万歳だ。
踏み跡じみたものがあった。次第に急斜面下りになる。目の前に岩が出てくる。その先は見えない。巻きたいが、左右は切れている。どうせ様子見の気分もあるからと岩場を越えると、案外に下れた。踏み跡を立木やらにつかまりながら下ると、真下に庚申川が見えてきた。
気持ちだけはヒヤヒヤだったが、特別に命の危険を感じることはなく河原に降り立ってほっとした。ここからなら、戻って林道に出るにしても問題はない。これがもしかしたら正解ルートだろうか。その確証に値する物もあった。
坑夫滝に行くには、ここから上流に遡行するしかないが、遡行なんてなまやさしいものではなかった。どだい、ここは沢ではなく川だ。10m先に小滝がある。坑夫滝はさらにその先だ。いきなり腰まで浸かった。瞬間に左足首の傷跡がうずいた。整骨院の先生からは、しばらくは長時間の沢歩きはよした方がいいと言われていたことを思い出す。
左岸側を腰まで浸かって歩いた。右手に手をかけられる岩もあって、それにしがみつきながら先に向かったが、水はすぐに胸まで達し、岩に手をかけても救いにはならない。これは無理。引き返す。右岸側は少し浅瀬になっている。そちらに方向チェンジしようとしたが、その間に深みがあって、これもまた胸。水は冷たい。次第に身体が冷えて痺れてくる。急流ではない淵だからまだしも、そこまでして目の前の小滝を乗り越え、さらにまだ淵やら釜があるかもしれない坑夫滝に至るまでの根性はない。あっさりと引き返す。出した結論は、庚申川の水が少なくなってから改めてということにしたが、そうなると、坑夫滝も水量が少なくて見ごたえもないだろう。それはそれでいい。もしくは、今日は行くぞと十分な気構えとやる気がある時にでもいい。この冷たい水では、仁田元沢やら黒沢、その他で全身ずぶ濡れになってまでガツガツと上に向かった気力は起きないのだ。
特別な支障もなく林道に復帰した。今日の予定は半端ながらもこれで終了だ。丸石沢にさしかかり、どうしようか迷ったが、どうもハイパーVでの沢歩きは間に合わせのような気がし、さらに沢に下る斜面で滑りでもしたら危ない。やめておこう。
ハイカー2人に出会う。人のことはどうでもいいが、出発が遅いんじゃないですか。もう10時を過ぎていますよ。
せっかくだし、小滝でも見て帰るか。あの滝、車道の上から見たことはあるが正面から見たことはなかったし。
(本日、最初の候補地を下る。ハイパーVでは滑る。慎重に下ると)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/23/f3eadd880ce6881a1299b44af86b563e.jpg)
(この先は切れ落ち、自分の世界ではないのですごすごと戻る)
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(次の候補地を下る。何となく歩いた跡が道状になっている)
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(これで終わりかと思ったが…)
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(何とか、庚申川に出られた)
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(坑夫滝はこの先。手前は浅瀬に見えるが)
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(急な深みになり、あの小滝とも言えない段差まで行く気になれずに撤退)
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(せっかくだから、少し下って雨降沢出合の滝写真を土産にする)
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(庚申林道の坑夫滝の看板のある所から滝を見る。音はすれども、ちらりと目に入った滝をカメラは撮ってくれなかった)
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(車道の上から見た小滝。「小滝の里」の「小滝」はこの滝に由来するようなことをネットで見たことがある)
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(正面からの小滝)
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(ソーメンの流れで撮ろうとしたら、露出の調整もしなかったため白っぽくなってしまった。フィルターを付ければよかったのか。どちらにしても、気難しいことは自分にはできない)
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どうしても見に行きたくなられてますね。あそこを突破をするしかないのでしょうか。浮き輪あったかなって、もしか声がかかったらいかなくちゃと思っていますが、こんなだとライジャケが必要でしょうか?次回は声かけお待ちしております(先頭は当然たそがれさんでしょう・・笑)・・・沢を知ってるお医者さんで、適切な?アドバイスなんですかね。中芝も廃道になって時間が経つ前には行っておきたいのでと思ってますが、梅雨になりそうです。
返信が遅れましたことをお詫びいたします。というのも、だれからもコメントがなかったものですから、自分のブログを見ることもなかったからです。
さて、あの淵ですが、別に泳ぐまでもなく立ち泳ぎで行けますよ。流れも急なところではありません。ただ、首まで浸かるのは覚悟ですね。
順番として、最初に坑夫滝を見に行ってしまうと、雨降沢を遡行するのはおそらく気も萎えてしまうでしょうから、雨降沢先行で、下ってから坑夫滝の淵で汚れを落とすというスタイルが良いでしょう。
私が下った途中で、上流側に下るという手もありますが、ここで左岸側を巻こうとしたひろた氏は、結果的にかなり上まで出て懸垂しまくりで河原に下りたようですね。私には現実的な手段ではありません。むしろ立ち泳ぎを選択します。
実は、梅雨入り前日の6日に行くつもりでいましたが、どうにも仕事を休めずに梅雨明けを待つしかない状況になってしまいました。
この先は、当然、みー猫さんをお誘いするつもりでおります。その節は、現場に立ったところで適切な水先案内の指示をお願いしたいところです。別に先行は厭いませんよ。