
◎2012年3月11日(日)
朝起きたら雨がまだ降っていた。天気予報で佐野市を調べるとすでに晴れているはず。着く頃には雨も上がっているだろうと出かけた。一般道30分で足利に入った。雨はまだ霧雨状態。時間つぶしで樺崎神社に寄ってみる。駐車場には軽トラが10台くらい置いてあった。何か祭礼でもあるのだろうか。駐車場は泥んこで、外に出るのもためらわれる程で、神社を車の中から眺めた。地元では世界遺産登録の運動があったようだが、失礼ながら、いささかの無理があるのではと思う。まだ雨がやまない。今度は越床峠に行ってみる。舗装道路が突然進入禁止になっていた。傘をさして峠をわざわざ見に行くのも難だしと、そのまま佐野に向かう。ゴルフ場方面に左折し、途中から右手に入る。うろうろしていたら神社の鳥居が見えた。あれが雷電神社であろう。路肩の広いスペースに駐めることもできたが、不安なので神社の裏手に続いているらしい細い道に入ってみた。行き着いたところには駐車場らしきスペースがあった。墓地が隣接しているので、神社というよりも墓地の駐車場かもしれない。真下に雷電神社がある。まだわずかながらの霧雨だが、短時間だから、濡れてもいいやと出発する。9時15分。ぐるりと回って3時間予定だ。駐車場もぬかるんでいたので、ゴム長にする。細工なしの普通のゴム長。
(駐車場。左が墓地、右は神社。寺久保山には、この正面から左に入ってみた)

(雷電神社)

(崩れた社その1)

(その2)

(修復その1)

(その2)

雨がようやくやんだ。どこから取り付けばいいのか皆目分からない。墓地脇の道に入ってみたが、どうも違うようだ。仕方ない。一旦、雷電神社に下る。道らしきものはなかった。神社の裏手、つまり、駐車場寄りにある2基の石の社殿が崩れていた。生馬大神と勝善神とある。まさか、一年前の地震で崩れたままではあるまいなと思い、元に戻した。基礎が不安定なため、また崩れるかもしれない。まぁ自己満足のようなものだ。駐車場に戻る形になったが、端に踏み跡があった。ここから入ってみよう。これは正解だったようだ。植林帯に入り、明瞭な踏み跡に合流した。梱包用テープの目印が続いている。
(雷電山?)

(ゴルフ場)

左手に北関東道が見え、ゴルフ場も見えてくる。プレーヤーの声も聞こえる。そろそろ雷電山かと思ったが、山名標示板がなく、どのピークが雷電山なのか分からない。標高220mの山なのだろうが、出発時に標高をセットしなかったために高度計はあてにならない。寺久保山との間に唯一「←寺久保」「山頂→」という標識があった。もしかすると、雷電山はここだろうか。
(バラバラの標識)

(寺久保山山頂)

ゴルフ場が切れるところの上にピークが見えた。今、歩いている尾根の直進左側。寺久保山はどうもあそこらしい。旧佐野市の最高峰で357.2m。神社から数えると、小ピークを4つほど越えていた。アップダウンはそれほどのものではなく、今日はむしろ軽やかに歩いている。ちょっとした岩場を下って上ると医王寺からのルートに合流。三方向を示す標識はバラバラになって地べたに置かれていた。あっという間に山頂到着。10時5分。50分で着いてしまった。展望は良くない。さらに、雨上がりでぼんやりもしている。
ここからどうしようか。選択はいくつでもある。長距離を望むならゴルフ場を上から一周して塩坂峠にも出られるし、般若峠経由もある。そして、医王寺経由か。はてまた、大小山を加える猛者コースもある。実は、登ってくる間に、車の中に財布やら携帯を置いてきてしまったことに気づいた。気にはなる。早く下った方がいいだろう。医王寺という古刹めいた寺の名称にも惹かれるところがあり、医王寺経由で下ることにする。
(下りは結構急だった)

(プチヤブ。濡れるのが嫌で迂回)

(寺久保の集落が見えた)

さきほどの標識に戻り、「寺久保不動の滝」方面に下る。結構滑った。雨のせいで、枯葉の下は滑る。元々、そういうところなのか、随所にロープが据えられている。やがて広い道に出た。あれっ、一つ見逃した。不動の滝はどこだったんだ?標識があるとばかり思っていたが、入口を気づかずに素通りしてしまったようだ。いくら低山とはいえ、戻るのもまた億劫。そのまま下る。植林の中を歩き、一瞬のヤブを歩くと砂防ダムに出た。この沢は般若川と呼ぶらしい。竹林を見ながら歩くと、その先に集落が見えた。
(医王寺)

(医王寺の石仏、石塔)

まだ10時半前だ。あまりに早すぎる。どこかで時間つぶしをしないと来た感じがしない。ちょうどよく医王寺に出た。ところが、この医王寺(禅寺)、歴史を感じない新しい建物であった。周囲にも元禄の頃の石塔、石仏はあるが、建物がこうではゆっくりとした気分になれない。周辺をうろついて終わり。石塔が倒れていたので、これもまた石台に安置する。何だか、今日は見回りの感じだ。
(雷電神社が見えてくる)

ようやく陽が出てきた。暖かくなった。舗装道をしばらく歩いて雷電神社に戻った。10時50分。日曜ハイクは短時間にこしたことはないが、ぐるりで1時間35分とは、何ともあっけないものだった。午前中に家に帰ったのは初めてのことかもしれない。
朝起きたら雨がまだ降っていた。天気予報で佐野市を調べるとすでに晴れているはず。着く頃には雨も上がっているだろうと出かけた。一般道30分で足利に入った。雨はまだ霧雨状態。時間つぶしで樺崎神社に寄ってみる。駐車場には軽トラが10台くらい置いてあった。何か祭礼でもあるのだろうか。駐車場は泥んこで、外に出るのもためらわれる程で、神社を車の中から眺めた。地元では世界遺産登録の運動があったようだが、失礼ながら、いささかの無理があるのではと思う。まだ雨がやまない。今度は越床峠に行ってみる。舗装道路が突然進入禁止になっていた。傘をさして峠をわざわざ見に行くのも難だしと、そのまま佐野に向かう。ゴルフ場方面に左折し、途中から右手に入る。うろうろしていたら神社の鳥居が見えた。あれが雷電神社であろう。路肩の広いスペースに駐めることもできたが、不安なので神社の裏手に続いているらしい細い道に入ってみた。行き着いたところには駐車場らしきスペースがあった。墓地が隣接しているので、神社というよりも墓地の駐車場かもしれない。真下に雷電神社がある。まだわずかながらの霧雨だが、短時間だから、濡れてもいいやと出発する。9時15分。ぐるりと回って3時間予定だ。駐車場もぬかるんでいたので、ゴム長にする。細工なしの普通のゴム長。
(駐車場。左が墓地、右は神社。寺久保山には、この正面から左に入ってみた)

(雷電神社)

(崩れた社その1)

(その2)

(修復その1)

(その2)

雨がようやくやんだ。どこから取り付けばいいのか皆目分からない。墓地脇の道に入ってみたが、どうも違うようだ。仕方ない。一旦、雷電神社に下る。道らしきものはなかった。神社の裏手、つまり、駐車場寄りにある2基の石の社殿が崩れていた。生馬大神と勝善神とある。まさか、一年前の地震で崩れたままではあるまいなと思い、元に戻した。基礎が不安定なため、また崩れるかもしれない。まぁ自己満足のようなものだ。駐車場に戻る形になったが、端に踏み跡があった。ここから入ってみよう。これは正解だったようだ。植林帯に入り、明瞭な踏み跡に合流した。梱包用テープの目印が続いている。
(雷電山?)

(ゴルフ場)

左手に北関東道が見え、ゴルフ場も見えてくる。プレーヤーの声も聞こえる。そろそろ雷電山かと思ったが、山名標示板がなく、どのピークが雷電山なのか分からない。標高220mの山なのだろうが、出発時に標高をセットしなかったために高度計はあてにならない。寺久保山との間に唯一「←寺久保」「山頂→」という標識があった。もしかすると、雷電山はここだろうか。
(バラバラの標識)

(寺久保山山頂)

ゴルフ場が切れるところの上にピークが見えた。今、歩いている尾根の直進左側。寺久保山はどうもあそこらしい。旧佐野市の最高峰で357.2m。神社から数えると、小ピークを4つほど越えていた。アップダウンはそれほどのものではなく、今日はむしろ軽やかに歩いている。ちょっとした岩場を下って上ると医王寺からのルートに合流。三方向を示す標識はバラバラになって地べたに置かれていた。あっという間に山頂到着。10時5分。50分で着いてしまった。展望は良くない。さらに、雨上がりでぼんやりもしている。
ここからどうしようか。選択はいくつでもある。長距離を望むならゴルフ場を上から一周して塩坂峠にも出られるし、般若峠経由もある。そして、医王寺経由か。はてまた、大小山を加える猛者コースもある。実は、登ってくる間に、車の中に財布やら携帯を置いてきてしまったことに気づいた。気にはなる。早く下った方がいいだろう。医王寺という古刹めいた寺の名称にも惹かれるところがあり、医王寺経由で下ることにする。
(下りは結構急だった)

(プチヤブ。濡れるのが嫌で迂回)

(寺久保の集落が見えた)

さきほどの標識に戻り、「寺久保不動の滝」方面に下る。結構滑った。雨のせいで、枯葉の下は滑る。元々、そういうところなのか、随所にロープが据えられている。やがて広い道に出た。あれっ、一つ見逃した。不動の滝はどこだったんだ?標識があるとばかり思っていたが、入口を気づかずに素通りしてしまったようだ。いくら低山とはいえ、戻るのもまた億劫。そのまま下る。植林の中を歩き、一瞬のヤブを歩くと砂防ダムに出た。この沢は般若川と呼ぶらしい。竹林を見ながら歩くと、その先に集落が見えた。
(医王寺)

(医王寺の石仏、石塔)

まだ10時半前だ。あまりに早すぎる。どこかで時間つぶしをしないと来た感じがしない。ちょうどよく医王寺に出た。ところが、この医王寺(禅寺)、歴史を感じない新しい建物であった。周囲にも元禄の頃の石塔、石仏はあるが、建物がこうではゆっくりとした気分になれない。周辺をうろついて終わり。石塔が倒れていたので、これもまた石台に安置する。何だか、今日は見回りの感じだ。
(雷電神社が見えてくる)

ようやく陽が出てきた。暖かくなった。舗装道をしばらく歩いて雷電神社に戻った。10時50分。日曜ハイクは短時間にこしたことはないが、ぐるりで1時間35分とは、何ともあっけないものだった。午前中に家に帰ったのは初めてのことかもしれない。
ゴルフ場を一周して塩坂峠かなと思っておりましたが。
それでもこういう時の予備用コースの範疇を出ないとは思いますが。
安蘇の里山の天気はパッとしなかったようですね。
自分らは信州の高原に出向いたのですが、好天に恵まれてラッキーでした。
さて、足利、佐野辺りの安蘇の里山も、そろそろネタ切れですよ。安蘇でも奥に入らないことには。
今回は、当初から間に合わせでしたから、正直のところ、大して期待もしておりませんでした。こんなものでしょう。ただ時間的にあっけなさ過ぎました。最低3時間は歩きたかったですよ。
塩坂峠とか、樺崎神社も念頭にはあったのですが、ゴルフ場の上を一周するというのもねぇ。絶えず車のエンジン音が聞こえて来るといった以上に始末が悪い感じがしましてね。
今日は寺久保山から大小山まで縦走するつもりで出かけましたが、駐車しようかなと思っていた場所に着いた時に雨が降っていたので、気が変わり別ルートで大小山に行きました。
予定通りに歩いていれば、もしかしたら修復作業中のたそがれオヤジさんにお会いできたかもしれませんね。
残念です。
野球親爺さんには、一昨年12月の古賀志山でニアミスというか、お会いしていたはずですが、お互い気づかぬままでしたね。
大小山に行かれましたか。私も、随分前に大小山に行ったのですが、どうも、あの、わざとらしいゴテゴテの文字パネルが嫌いでしてね、2度と行くことはないと思っている山ですわ。
気持ちよく登って、行き着いたら遊園地ぽかったといった感じですかね。それなりに、ハードなコースもあるのに、あれで印象を下げているような気がしております。
大小山から寺久保山に周回といったら、かなりのものでしょう。野球親爺さんらしいですよ。いずれにしても、野球親爺さんのことですから、きっと、難しいコースをつくって歩かれたのでしょう。
何だか、近いうちに、ニアミスどころか、お会いしそうですね。楽しみにしながら栃木の山を歩きますよ。ブログでお顔は拝見していますから。