丸の内 テニスカフェ

malibu string labo.

ハイブリッドの可能性

2022-11-27 | ガット張り 



まったくハイブリッドってやつは実際試してみないと解らない。チューンドアルパワーのように思いもよらない打球感になることがあるからだ。まあとにかく、組み合わせは無数と言っていいほどあるので困ってしまう。と言う訳で、現在ラボのハイブリッドはオーダーがない限りナチュラルとアルパワー(ラフを含む)、同種のポリのゲージ違い、そしてチューンドアルパワーを推奨している。

ところが、チューンドアルパワーにちょっと近いミスター・ルードのハイブリッド(ポリツアースピン125×ポリツアープロ130)のオーダーがあって、これがなかなかイイカンジだったので、新たなハイブリッドの可能性を探ってみたくなった、まあ僕は暇なのでw

今回は、単張りでは硬質な打球感になることが多いラフ系と多角形ポリストリングを組み合わせてみた。それもあえてクロスストリングにも仕事をさせるためにフェデラー仕様のようにクロスにラフを採用、ルード仕様同様メインストリングのゲージを細くしてみた。まあ、ラボには現在ラフ系のストリングはアルパワーとブラックヴェノムしかなくどちらもゲージは125なので、メインは必然的に極細ゲージになる。

サイクロン110(ブラック) ✖ アルパワーラフ

RF97にこの組み合わせは見た目がちょっとそうとうにカッコイイ!

サイクロン120(イエロー) ✖ アルパワーラフ

僕が大好きなレッドレーバーがなんだかちょっとケバくなってしまったw

打球感は軽く打った時は柔らかく、逆に叩いた時にはやや硬くヒッカカリ感を強く感じます。アルパワーとサイクロンの特徴が時にバラバラに出てくると言うかw、打球音に関しても同様にスングによってはやや不快に感じるガシャリ音が出ます。しかし、このハイブリッドで特筆すべき事はスイングした方向にボールが出る傾向がかなり強いということです。個人的にはとても好ましいですね。メインストリングのゲージに関しては、やはり110の方がかなり柔らかくホールド感がありますが、逆に言うと120の方がシッカリ感があるとも言えます。

実はサイクロンに関しては個人的には115がベストだと思っているので、本当は115で試したかったのですが、残念ながら在庫切れで今回は試すことが出来なかったということを付け加えておきます。

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