ラボでは最近2本張りが主流になりつつあります。2本張りのメリットはロングサイドとショートサイドの区別がないのでストリング長の計算が簡単なこと、メインを張る際の手繰り寄せが楽なこと、そしてミスショット時の角切れがわずかではあるが少なくなるということです。デメリットはノットが2倍になることと、ロールを使う場合に張れる本数が1~2本分位減ることですか・・・。
ミスショット時の角切れがわずかに減るということに関しては、1本張りでメインからクロスに移行する場所での角切れがトップ側でもボトム側でも発生するということに関係しています。
普通、ノットを作ることによるテンションロスはテンションの上乗せ(ノットテンション)とかリペアプライヤを使うことによって解消しようとしますが、ここで頑張る必要はまったくないですね。メインの最後の2本とクロスの最初と最後の2本のテンションロスは打球感に影響することはないですからw 逆にこの外周のテンションがルーズになることによって角切れが減る、かもしれないw
と言う訳で、クロスの両端をクロスストリングにタイオフするということはちょっと見栄が良いとか、ここでのテンションロスはあっても良いとか、あった方が良いとか、まあとにかくテキトーw
某有名量販店で張ったラケットだったのですが、担当コーチがトップ側の最初の一本のテンションの緩みが気に入らなかったようで自分に張りなおしてと。
42で二本張りだったのでボトムアップならそんなもんで、最後の一本の緩みが打感に影響するとは思わなかったのですが、トップダウンで張りなおしてみました。
自分は残り9本位から3本につきー1Pしていくのですが、そうすると結局ボトム最後の一本はちょっとルーズ…
最初の状態とどれだけ差があるのかなぁと釈然としないままお渡ししましたw
只元インカレベスト4の知り合いに聞くとやっぱりストリンガー協会の人達に張ってもらうと緩みにくいと言ってました。
どんな差があるのかは興味ありますね…
端っこの1本をなるべくルーズにしたくないなら、端とその前のストリングの張る順番を変えるって手もありますけど、しかしこれだとクロスの場合、端なら2番目のストリングの抵抗がかなり大きくなり、結果これがめちゃくちゃルーズになってしまって本末転倒w
昔、トップサイドのクロスを1本増やすという裏技がありましたが、まあメンドクサイしグロメットがダメになることもw
有名量販店のストリンガーさんとJRSAのストリンガーさんのちがいってのは解らなくも無いけれど、コーチをやっているくらいなら自分で張った方が良いんじゃないかなとは思いますけどw
まあ、メインとクロスの両端の1本はアンカーに過ぎないと思ってくれませんかねえw
そして、
> トップ側の最初の一本のテンションの緩みが気に入らなかったようで自分に張りなおしてと。
まさにここに尽きますね。
結局のところトッププロまで含めて誰もが大して差がない製品を使用している中で、気に入るとか満足できてるってことが良いプレーにつながる大きな要因になってしまっています。
ノットの緩みが目視できないとか指で触っても感じられないだけでも多くの人が満足して、そして安心して使ってくれることが多いものです。
私もかれこれ40年以上張ってますが、張り上げたラケットを渡す時に年配の方へは「寒くなって来たから気持ち緩めに張りましたよ」とか、若い方へは「アウトしないように少しきっちり張っておいたよ」なんて一言添えるとなぜか大会で好結果が得られたり、、、(笑
プロレベルだと「複数本を同じようにかつ迅速に張り上げる」という要因が入って来ますが、アマチュアのラケットを一本張り替えるだけだと、最も重要視すべきはプレーヤーのメンタルなのかなって思ってます。
学生時代から10年ぐらいは、ひたすら2本張りのみしか知らなかったので、2本張りでした。。
私が張ってる人も、調子悪くなったら、張り替えると調子良くなったりするので、いい気持ちでプレーするのは大切ですね。
僕も昔はフレームが折れたりすることもあったのですが、
今は角切れすらしないw
コメント有難うございます!
依頼してきた人は自分で張り機も持ってるんですけど何故か僕に依頼してきましてw
僕も量販店とはいえ一応専門店の方より上手く張れるか良く解りませんけどねぇ…
自分自身のはトップ側が打感が硬いのが苦手なので渡された状態の方が良いんじゃないかと思ったり?!
>USA在住様
コメント有難うございます!
ホームストリンガーにしてもまだまだ年数も本数も張ってないんですが、とても参考になります。
玉突きした感じでは個人的には違和感なかったんですけどねぇ…(汗)
メインはサイドの一本が緩みやすいのでハープ弾きしてます。これで緩みは取れノットを止めたメイン(2か3本目)と平均化します。
※ノット止めしたメインはその左右に比べて飛びぬけて硬いです。
クロスのトップやボトムの一本なんか大した問題じゃないと思いますが、始める方は乱暴だと言われるけどノット作ってから引っ張ると緩みません。最後になる方は二本前からテンション上げて、で。
この辺りは匙加減が必要ですが。
最大のメリットはメインの一本一本のテンションが左右で均等になる事です。
使用後、ペンチで切る時の音の高さが左右で同じになります。
その意味では一本張り・・・では同じにならないでしょうね。
外側の緩みより、3~4本目が左右で違う方がよほど問題だと思うのですが。
いやしかしスターティングノットは2本張りトップダウンでは確かに有効ですね。さっそくやってみます。WAKAさん、ありがとうございました。