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ヘッド社がミスター・アガシのために最初に作った試作品のラケットというのがこれです。フレームサイドに 『 EXPERIMENTAL 』 とあります。ミスター・アガシ専用の初期のラジカル同様、超デンスストリングパターン(メイン20、クロス21)で、試作品とはいえ完成度はかなり高いように見えます。さすがにストリングホールがスゴイことになってますねえ。ただ、これはまだラジカルというよりグラファイトって感じですよね。
このラケットをパッケージガットを使ってハイブリッドで張るとすると、パッケージの半分約6mでメインは18本分しか張れない、というか、キッチリ18本分張れます。で、クロスは6mではかなり余るのですが、じつはクロスの余った長さがメインの端2本を張るのに丁度良い長さなんですね。あるいは、そこまで考えてのストリングパターンだったのかも知れませんね。
と言う訳で、オーバーサイズで20×21という超デンスストリングパターンのミスター・アガシのカスタムラケットであっても、誰でも手に入れることの出来る種類の違うパッケージ2個分のガットで2本、同じ張り方で張れる訳なんですねえ。まあ、『アガシ張り』に関しては一時期ネット上でいろいろと言われていましたが、『元祖アガシ張り』に関しては単純にそういうことだったのではないかなと思います。
この画像は 『 NYC在住 』 さんに提供していただきました。
いつも貴重な情報をありがとうございます。
20x21 ってのもオソロシイ仕様ですが、重いラケット使うという噂だったので、重さも相当なのかな。
一度触ってみたいラケットですね~
アガシ張りの理由はMalibuさんがご指摘の通りです。
当時から彼のラケットを張っているストリンガー(複数)もはっきりそのように言ってます。
「足んなかったんだよ」だと、日本のお好き者の方々にとっては許せない言い訳と言うことなのでしょうか(笑
NEKOさん。こんにちは。
このラケット自体は、フレームで345g程度。
うちの倉庫はこの他にもいくつかアガシ実使用のものがありますが、時期によってちょこちょこスペックが変わっていることがわかります。
「触ってみたい」ということですが、実はこのたび嫁に出すことにしたので、残念ながらお望みを叶えて差し上げることは出来ません。
でも嫁ぎ先は日本なので、もしかしたらいつかどこかで目にされる機会もあるかもしれませんね。
今回Malibuさんの古い記事に書き込みをしたのも、嫁入りが決まったので、あれこれ資料をあたっていたときにMalibuさんの記事にあたったという次第です。
我が家にはこういうもの以外にも整理整頓されないままのアレレ?なラケットは沢山あるのですが、将来の無精故か全く整理できていません。
「あれ?あれ無かったっけな?」とか、「あっ、こんなもんがまだあったんだ」ということもしばしば。
つい最近もプロスタのプロトタイプの89サイズとか88サイズとかが出てきて、我ながら狐につままれた気がしています。
MAlibuさんへはまた何か面白いものが見つかったら画像をお送りいたしますね。
では今後ともよろしくお願いいたします。
NYC在住
Nekoさん、このラケットをどこかで見ることがあるかもしれませんね、もちろん元祖アガシ張りでしょうねえ(笑)
NYCさん、ありがとうございました。こちらこそ今後ともよろしくお願いいたしします。
はい!
購入された方のご希望で、当時のアガシのストリングスのデッドストックを使ってアガシのストリンガーの手で張り上げて発送することとなっています。
しかし実際に打つつもりは無く収蔵用ということなので、コートで見かけることは無いかもしれませんが、、、(^ ^;)
お気楽ホームストリンガーとしては、そういう面倒は張りは承りたくない(^^;)ですね。
それにしても貴重な映像&情報すばらしいです!