今年の母の誕生日は、高級缶詰を贈りました。
おはようございます。
10日の日、私は前もって用意してあったプレゼントを持って、実家へ行った。
渡すなり、母は、「なんで、こんなもん、くれるんや?」と怪訝がる。
私は、こんなもんとは何事だと言わんばかりに、
今日は、母さんの誕生日だろうがと呆れた素振りを見せた。
「わしの誕生日は、30日やぞ。
ほーれ、見ろ。わしは全然ぼけとらん。
お前の方がよっぽど、ぼけとるわい。ヒャッヒャッヒャッヒャ。」
だろう。私、ぼけとるだろう。
私のボケ具合を医者に診てもらいたいから、
ついでに、母さんも一緒に、診てもらおうよ。
そう言ってみたら、珍しく「それなら、ええぞ」と承諾した母。
でも、次の日には、覆された。
「そんな病院なんて、絶対行かん。」と。
私は、そうかと苦笑いして、
病院のことは、(また今度ね)のタグを付けて、心にしまった。
私の体は私に従順、行きたいところへ歩いてくれる。
私の心は私に素直、思い通りに思うがまま。
だけど、誰かに歩けと言われ、私は嫌だと言うかもしれん。
誰かの思いを知ったところで、私はあっさり裏切るだろう。
だからねぇ、母さんもねぇ、
私なんかにちょっと言われたぐらいで、
ほいほいと言いなりになんて、ならんでいい。
我が家だって・・・・・・・
よねさんや、そろそろ起きたまえ。
ご飯くらい食べたまえ。
よね 「やだー」
こんな時も
おきくさん、パソコンを使いたいのだ。
退いていただけませんか?
きく 「だまれ」
あんな時も
あや、おばちゃん調理中なんだ。
手を離さんか。
そんな時も
足を抑えにかかるのは、辞めようではないか。
そろそろ、おばちゃん、床ずれ出来るぞ。
どんな時も
おい、おたま!
退いてくれ。
おばちゃんは、もうすっかり全裸なのだ、寒いのだ。
うんこよ、お前もか・・・
私だって、人に心配ばっかりかけてさ、
誰かに酷い事言ったりしてさ、
厄介な事したりして、知らん顔して生きてるわけだ。
廻りまわって、お互い様ってことなんだ。
きく 「かんたんに おもいどおりに なると おもうな。とんちんかんめ!」
そうそうそう、そうだよね~。
さすが、鋭い!