うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

悪魔計画 最終章

2016年02月12日 | 日記

突き指は、まだ少々痛むが、

怖いものなど何も無い吾輩は、

あえて、その痛む指で、鼻をほじってやろうと思っておる。

おはようございます。

 

そんな吾輩の見た目は、お人好しのオカッパなのである。

悪魔感が、薄すぎる。

そうだ、まずは小物を身に付けよう。

悪魔の証となる、邪悪な小物を・・・

 

よって吾輩は休日に、「厳ついシルバーアクセ」の店の前へ行ったのだ。

店員らしき人間の、耳~唇に鎖が繋がっておった。

首回りに刺青が施されておった。

金髪だった。モヒカンの。

 

それを、ちょっと離れた店外から、大いに鑑賞した吾輩は、

小さな雑貨屋へ入ってやったのである。

 

店員:「いらっしゃいませ~。何かお探しでですか?」

(ちょっと、待て。吾輩のペースで観たいのだ)

 

店員:「春物 入荷してますよ~」

(春物など要らぬ。ドクロを出せ)

 (こんな感じのを出すのだ、人間の女よ)

 

店員:「ちょっとした、小物ですかぁ。可愛いリングとか?」

(可愛さは要らぬ。恐ろしい悪魔をかたどったヤツを出せ)

(こんなイメージのを早く出すのだ、人間の女よ)

 

店員:「キラキラってした感じの春らしい小物がいいですか?」

埒があかんと苛立った吾輩は、蛇のモチーフのが・・・とだけ言ってやったのだ。

 

店員:「へびさんがデザインの物ですかぁ・・・」

(ようやく分かったか、人間の女よ。早く出せ)

(こういう、恐ろしい毒蛇の小物を出せ、人間の女よ)

 

店員:「あぁ、ありますよ~。ありますあります。」

(あるのか?見せろ)

店員:「すっごく、いい感じのストラップがあるんですよ。淡水パール付きで」

(いや違う、それはちょっとちが・・・)

店員:「ちょっとさりげなく、キラキラって感じで~派手すぎずで、それでいて」

(それでいて、なんだというのだ)

店員:「職人さんが、一つずつ手作業で作っていて」

 (それはそれですごいが、吾輩が欲しいタイプではな・・・)

 店員:「これ、絶対おススメです。お包み致しますね~」

(とにかくよくおしゃべりをする、人間の女だ。口が挟めぬ)

 

という事で、

トグロを巻いた、恐ろしい蛇のストラップが、我が手に。

 

お守り感が、強すぎる。

人間のお婆ちゃんが、財布に付けるタイプのヤツだ。

 

人間どもに、出鼻をくじかれた~!

 

 

あや:「おかっぱよ。ぼーっと つったっている場合ではないぞ!」

あやも悪魔に?

 

 

あや:「よこせ~。おまえの ち・・・」

血?私の血を?

 

 

あや:「はやく よこせよ~ ち・・・」

血?!

 

 

あや:「ち・ち・ちちちちち」

 

 

あや:「乳を よこせ~」

 

 

ちゅぱ ちゅぱ ちゅぱ

 

 

ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ・・・・・

 

心、洗われてしまった。